株式会社ダイセキ環境ソリューション 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年2月期)

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に準拠して
作成しております。その作成においては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報
告金額及び開示に影響を与える見積りを必要といたします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を
勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性の存在によりこれらの見積りと異な
る場合があります。

(2)経営成績の分析
当連結会計年度は、デフレ経済が続く中、企業の国内設備投資マインドの冷え込み等により苦戦を強いられま
したが、グループ会社間の連携の一層の強化を図るとともに、処理難度の高いテーマへの挑戦を積極的に進めて
まいりました。
その結果、売上高は10,585百万円(前年同期比40.9%増)、売上総利益は2,120百万円(同52.2%増)、販売
費及び一般管理費は822百万円(同2.7%増)、営業利益は1,297百万円(同119.3%増)、経常利益は1,266百万
円(同111.0%増)、当期純利益は712百万円(同138.5%増)となりました。
当連結会計年度は、景気の緩やかな回復局面を迎え、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす不動産関連市
場や建設関連市場が概ね順調に推移したことにより、当社グループの受注活動も順調に推移いたしました。また
一方では、引き続き外注費の価格見直しをはじめとする広範囲にわたる原価低減を推し進めた結果、売上総利益
率は20.0%(同1.4ポイント増)となりました。販売費及び一般管理費は822百万円(同2.7%増)となり、売上
高営業利益率は12.2%(同4.3ポイント増)、売上高経常利益率は11.9%(同3.9ポイント増)となりました。
なお、セグメント別の分析は、「1 業績等の概要 (1)業績」に記載のとおりであります。

(3)財政状態の分析
① 流動資産
当連結会計年度末における流動資産の残高は4,523百万円(前連結会計年度末は1,868百万円)となり、2,655百万円増加しました。主な要因は、現金及び預金の増加1,619百万円及び受取手形及び売掛金の増加656百万円であります。
② 固定資産
当連結会計年度末における固定資産の残高は6,250百万円(前連結会計年度末は6,034百万円)となり、216百万円増加しました。主な要因は、土地の増加463百万円であります。
③ 流動負債
当連結会計年度末における流動負債の残高は2,890百万円(前連結会計年度末は2,374百万円)となり、515百万円増加しました。主な要因は、短期借入金の減少350百万円はあったものの、支払手形及び買掛金の増加314百万円及び未払法人税等の増加463百万円であります。
④ 固定負債
当連結会計年度末における固定負債の残高は231百万円(前連結会計年度末は214百万円)となり、16百万
円増加しました。主な要因は、厚生年金基金解散損失引当金の増加19百万円であります。
⑤ 純資産
当連結会計年度末における純資産の残高は7,653百万円(前連結会計年度末は5,313百万円)となり、2,339百万円増加しました。主な要因は、増資による資本金の増加801百万円、資本準備金の増加801百万円及び利益剰余金の増加676百万円であります。

(4)キャッシュ・フローの分析
「1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。