有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002XBY
Shinwa Wise Holdings株式会社 業績等の概要 (2014年5月期)
(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の金融政策、財政政策の効果や成長戦略への期待から、企業収益は改善し、個人消費の持ち直し、雇用情勢の改善等、全体的には緩やかな回復・拡大基調が続きました。物価は日銀のインフレ目標に沿ったかたちで上昇傾向にあり、また、本年4月の消費税率引き上げは、景気の腰折れには直接つながらないとの大方の見方もあって、デフレ脱却に向けた本格的な準備が進む一方、海外では、欧米の成長加速が今後見込まれるものの、新興国経済の鈍化、ウクライナ情勢の緊迫化など、なお不透明要因が残っております。
このような環境のもと、当社グループは、主力事業であるオークション関連事業において高額美術品を中心とした優良作品のオークションへの出品及び富裕層を中心とした美術品コレクターのオークションへの参加促進に努めるとともに、再生可能エネルギー関連事業及び医療機関向け支援事業においては、安定的な収益の早期確保に向けた体制の構築に努めました。
各セグメントの業績は次のとおりです。
なお、当連結会計年度は連結財務諸表作成初年度であるため、オークション関連事業のみ前年度との比較分析を行っております。
①オークション関連事業
オークション関連事業では、作品の募集環境に変化が少しずつあらわれており、市場の回復基調を背景に、全取扱高に占めるオークション取引の割合が、第22期から戦略的に力を入れてきたプライベートセールと比較して大きく増加したため、売上構成に大きな変化が生じ、売上高に占める手数料収入の割合が大きく増加しました。その結果、売上高は1,194,284千円(前年同期比4.4%減)、セグメント利益は148,339千円(前年同期比1.7%減)となりました。
部門別の業績は次のとおりです。
(注)1.近代陶芸オークション部門の取扱高、売上高が前年との比較で減少しているのは、「富本憲吉記念館 辻本勇コレクション」をその他オークション部門に含めたためであります。
2.その他オークションの開催については、出品の状況により随時開催しております。
3.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
ⅰ)オークション事業
当連結会計年度は、合計30回のオークションを開催いたしました。
主力の近代美術オークション部門が前年比で1回少ない5開催にもかかわらず、出品点数、落札単価ともに前年比で大きく増加し、セグメントの売上高、利益に貢献しました。
その他オークション部門では、Bags/Jewellery&Watchesオークション4回(内1回は香港でJewellery&Watchesオークションとして開催)、ワインオークション2回、西洋美術オークション2回を開催した他、特別オークションとして「富本憲吉記念館 辻本勇コレクション」、「日本刀オークション」、「斎藤真一コレクション」、「織田広喜コレクション」を各1回、「草間彌生コレクション」を2回、「岩下記念館コレクション」1回を開催しました。特に、特別オークションとして開催した「富本憲吉記念館 辻本勇コレクション」、「日本刀オークション」及び「岩下記念館コレクション」はオークション開催前の予想を大きく上回る結果となり、セグメントの売上高、利益に大きく貢献しました。
なお、当社は、Jオークション株式会社を2013年10月22日付で設立し、これまで、Bags/Jewellery&Watchesオークションで取り扱っていた宝飾品類は、当該子会社が開催するオークションで取り扱うこととし、第2四半期連結会計期間より連結の範囲に含めておりますが、当連結会計年度中にJオークション株式会社が開催したオークションは1回でした。
ⅱ)オークション関連その他事業
プライベートセール部門では、当連結会計年度も積極的な取り扱いに努めましたが、前年実績と同クラスの高額品の取り扱いがなく、前年比では取扱高、売上高が減少となりました。
②再生可能エネルギー関連事業
再生可能エネルギー関連事業では、群馬県渋川市において50kW級の小型太陽光発電施設11基を建設し、一部を販売するとともに、新たな50kW級の小型太陽光発電施設建設用地の確保にも積極的に努めました。しかしながら、現状の高水準の買取価格適用により各電力会社に対する売電のための申請が集中しており、売電向け発電設備として認定を受けづらい状況にあり、従って、個々の案件開発に時間がかかり、その間の投資コストがグループ全体の収益を押し下げる要因となりました。
また、当連結会計年度中に、宮崎県西都市に1MW級の太陽光発電施設を取得し、2013年11月より売電事業を開始いたしました。
この結果、当連結会計年度の再生可能エネルギー関連事業の売上高は190,303千円、セグメント損失△563千円となりました。
③その他
医療機関向け支援事業では、2013年6月より診療報酬債権ファクタリング事業を開始し、医療機関向けファクタリングのための具体的折衝を随時行っておりますが、当社の第7回新株予約権に係る資金調達の遅れと、当社からの一時貸付を再生可能エネルギー関連事業に対して優先的に行っていることにより、投資機会を見送る状況にあります。
以上により、当連結会計年度の業績は、売上高1,385,463千円、営業利益135,546千円、経常利益122,147千円、当期純利益108,577千円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動及び投資活動によるキャッシュ・フローの減少、財務活動によるキャッシュ・フローの増加により247,754千円の資金増加となり、新規連結による資金増加19,189千円があり、当連結会計年度末の資金は928,261千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
なお、当連結会計年度は、連結財務諸表作成初年度であるため、前年同期との比較分析は行っておりません。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果使用した資金は、657,986千円となりました。これは主に、オークション未収入金の減少による増加、たな卸資産の増加による減少、前渡金の増加による減少、オークション未払金の減少による減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は、317,440千円となりました。これは主に有形固定資産の取得によるものであり、再生可能エネルギー関連事業の太陽光発電設備の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果獲得した資金は、1,224,550千円となりました。これは主に短期借入金、長期借入金及び株式の発行によるものであります。
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の金融政策、財政政策の効果や成長戦略への期待から、企業収益は改善し、個人消費の持ち直し、雇用情勢の改善等、全体的には緩やかな回復・拡大基調が続きました。物価は日銀のインフレ目標に沿ったかたちで上昇傾向にあり、また、本年4月の消費税率引き上げは、景気の腰折れには直接つながらないとの大方の見方もあって、デフレ脱却に向けた本格的な準備が進む一方、海外では、欧米の成長加速が今後見込まれるものの、新興国経済の鈍化、ウクライナ情勢の緊迫化など、なお不透明要因が残っております。
このような環境のもと、当社グループは、主力事業であるオークション関連事業において高額美術品を中心とした優良作品のオークションへの出品及び富裕層を中心とした美術品コレクターのオークションへの参加促進に努めるとともに、再生可能エネルギー関連事業及び医療機関向け支援事業においては、安定的な収益の早期確保に向けた体制の構築に努めました。
各セグメントの業績は次のとおりです。
なお、当連結会計年度は連結財務諸表作成初年度であるため、オークション関連事業のみ前年度との比較分析を行っております。
①オークション関連事業
オークション関連事業では、作品の募集環境に変化が少しずつあらわれており、市場の回復基調を背景に、全取扱高に占めるオークション取引の割合が、第22期から戦略的に力を入れてきたプライベートセールと比較して大きく増加したため、売上構成に大きな変化が生じ、売上高に占める手数料収入の割合が大きく増加しました。その結果、売上高は1,194,284千円(前年同期比4.4%減)、セグメント利益は148,339千円(前年同期比1.7%減)となりました。
部門別の業績は次のとおりです。
当連結会計年度 | ||||||||
2014年5月期 | ||||||||
部 門 | 取扱高 | 前年比 | 売上高 | 前年比 | オークション | オークション | オークション | 落札率 |
(千円) | (%) | (千円) | (%) | 開催数 | 出品数 | 落札数 | (%) | |
近代美術オークション | 1,720,810 | 19.1 | 429,143 | 1.2 | 5 | 595 | 481 | 80.8 |
近代陶芸オークション (注)1 | 243,980 | △19.9 | 54,130 | △15.7 | 4 | 936 | 864 | 92.3 |
近代美術PartⅡオークション | 321,690 | 40.2 | 85,437 | 39.0 | 6 | 2,163 | 2,009 | 92.9 |
その他オークション (注)2 | 1,653,152 | 174.0 | 333,390 | 121.3 | 15 | 3,308 | 2,498 | 75.5 |
オークション事業合計 | 3,939,632 | 52.5 | 902,101 | 28.8 | 30 | 7,002 | 5,852 | 83.6 |
プライベートセール | 205,099 | △54.1 | 194,955 | △54.2 | ||||
その他 | 153,254 | △22.0 | 97,227 | △20.8 | ||||
オークション関連 その他事業合計 | 358,354 | △44.3 | 292,182 | △46.7 | ||||
合 計 | 4,297,987 | 33.2 | 1,194,284 | △4.4 |
2.その他オークションの開催については、出品の状況により随時開催しております。
3.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
ⅰ)オークション事業
当連結会計年度は、合計30回のオークションを開催いたしました。
主力の近代美術オークション部門が前年比で1回少ない5開催にもかかわらず、出品点数、落札単価ともに前年比で大きく増加し、セグメントの売上高、利益に貢献しました。
その他オークション部門では、Bags/Jewellery&Watchesオークション4回(内1回は香港でJewellery&Watchesオークションとして開催)、ワインオークション2回、西洋美術オークション2回を開催した他、特別オークションとして「富本憲吉記念館 辻本勇コレクション」、「日本刀オークション」、「斎藤真一コレクション」、「織田広喜コレクション」を各1回、「草間彌生コレクション」を2回、「岩下記念館コレクション」1回を開催しました。特に、特別オークションとして開催した「富本憲吉記念館 辻本勇コレクション」、「日本刀オークション」及び「岩下記念館コレクション」はオークション開催前の予想を大きく上回る結果となり、セグメントの売上高、利益に大きく貢献しました。
なお、当社は、Jオークション株式会社を2013年10月22日付で設立し、これまで、Bags/Jewellery&Watchesオークションで取り扱っていた宝飾品類は、当該子会社が開催するオークションで取り扱うこととし、第2四半期連結会計期間より連結の範囲に含めておりますが、当連結会計年度中にJオークション株式会社が開催したオークションは1回でした。
ⅱ)オークション関連その他事業
プライベートセール部門では、当連結会計年度も積極的な取り扱いに努めましたが、前年実績と同クラスの高額品の取り扱いがなく、前年比では取扱高、売上高が減少となりました。
②再生可能エネルギー関連事業
再生可能エネルギー関連事業では、群馬県渋川市において50kW級の小型太陽光発電施設11基を建設し、一部を販売するとともに、新たな50kW級の小型太陽光発電施設建設用地の確保にも積極的に努めました。しかしながら、現状の高水準の買取価格適用により各電力会社に対する売電のための申請が集中しており、売電向け発電設備として認定を受けづらい状況にあり、従って、個々の案件開発に時間がかかり、その間の投資コストがグループ全体の収益を押し下げる要因となりました。
また、当連結会計年度中に、宮崎県西都市に1MW級の太陽光発電施設を取得し、2013年11月より売電事業を開始いたしました。
この結果、当連結会計年度の再生可能エネルギー関連事業の売上高は190,303千円、セグメント損失△563千円となりました。
③その他
医療機関向け支援事業では、2013年6月より診療報酬債権ファクタリング事業を開始し、医療機関向けファクタリングのための具体的折衝を随時行っておりますが、当社の第7回新株予約権に係る資金調達の遅れと、当社からの一時貸付を再生可能エネルギー関連事業に対して優先的に行っていることにより、投資機会を見送る状況にあります。
以上により、当連結会計年度の業績は、売上高1,385,463千円、営業利益135,546千円、経常利益122,147千円、当期純利益108,577千円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動及び投資活動によるキャッシュ・フローの減少、財務活動によるキャッシュ・フローの増加により247,754千円の資金増加となり、新規連結による資金増加19,189千円があり、当連結会計年度末の資金は928,261千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
なお、当連結会計年度は、連結財務諸表作成初年度であるため、前年同期との比較分析は行っておりません。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果使用した資金は、657,986千円となりました。これは主に、オークション未収入金の減少による増加、たな卸資産の増加による減少、前渡金の増加による減少、オークション未払金の減少による減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は、317,440千円となりました。これは主に有形固定資産の取得によるものであり、再生可能エネルギー関連事業の太陽光発電設備の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果獲得した資金は、1,224,550千円となりました。これは主に短期借入金、長期借入金及び株式の発行によるものであります。
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