有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10026DG
株式会社AobaーBBT 事業の内容 (2014年3月期)
当社グループは、主にインターネットや衛星放送を活用した遠隔型マネジメント教育事業を営んでおります。
また、当社の事業目的は、マネジメント教育事業を通じて、世界に通用する人材を育成することであります。21世紀のデジタルネットワーク・ブロードバンド社会において、全世界の人々に対してマネジメントコンテンツと遠隔教育システムを利用したサービスを提供することにより、新しい遠隔双方向の教育を目指しております。
当社は、主に社会人を対象とし、ビジネスの基礎から専門分野別に分類された講座まで、約9,000時間のコンテンツを保有し、衛星放送、ブロードバンドなど多様な配信メディアを通してマネジメント教育プログラムの提供をしております。また、子会社の株式会社アオバインターナショナルエデュケイショナルシステムズでは、幼少期から高校までの「アオバジャパン・インターナショナルスクール」を運営しております。
(事業の内容)
当社グループは、当社(株式会社ビジネス・ブレークスルー)及び連結子会社3社により構成されており、当社グループの事業は、(1)「マネジメント教育サービス」及び(2)「経営コンテンツメディアサービス」並びに(3)「インターナショナルスクール」により構成されております。
なお、次の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
主要プログラム一覧
区分 | プログラム名称 | 提供先 | 標準受講期間 |
(1)マネジメント教育サービス | ① 遠隔教育プログラム | ||
・大前経営塾 | 個人・法人 | 12ヶ月 | |
・MBAプログラム | |||
-ボンド大学-BBT MBAプログラム | 個人・法人 | 24ヶ月 | |
-ビジネス・ブレークスルー大学/大学院 | 個人・法人 | 24ヶ月/48ヶ月 | |
-オープンカレッジ(公開講座) | 個人・法人 | 6~12ヶ月 | |
② 集合教育プログラム | |||
・向研会 | 法人 | 12ヶ月 | |
・企業研修 | 法人 | 1日~ | |
・アタッカーズ・ビジネススクール | 個人・法人 | 3ヶ月 | |
③ カスタマイズプログラム | 法人 | 1ヶ月~ | |
(2)経営コンテンツメディアサービス | ・衛星レギュラー視聴 | 個人・法人 | 1ヶ月~ |
・ラーニングマーケット | 個人・法人 | 1ヶ月~ | |
・大前研一通信 | 個人・法人 | 12ヶ月 | |
(3)インターナショナルスクール | ・アオバジャパン・インターナショナルスクール | 個人・法人 | 12ヶ月~ |
(1)マネジメント教育サービス
マネジメント教育サービスは、①遠隔教育プログラム、②集合教育プログラム、③カスタマイズプログラムより構成されております。
① 遠隔教育プログラム
遠隔教育プログラムの大部分は、保有コンテンツと遠隔教育システムをベースに商品化が行われており、次にあげる目的別のプログラムを提供しております。
・大前経営塾~日本企業の経営戦略コース~
経営者及び経営幹部を対象に、日本企業の最重要テーマについて、大前研一の講義や実際の経営者の話を収録したビデオとテキストを視聴し、インターネット上で議論するものです。大前研一のほか、他企業の経営幹部との議論を通じて、経営者としての見方・考え方を徹底的に鍛えあげることを主眼においております。
・MBAプログラム
衛星放送とインターネットを用いた遠隔学習によって最短2年間でMBAを取得できるプログラムであります。
-ボンド大学-BBT MBAプログラム
オーストラリアのボンド大学との提携により、欧米型のMBAプログラムを提供しております。講義の約50%は英語で行われ、卒業までに2回のオーストラリアにおけるワークショップを受講する必要があります。修了時にはボンド大学よりMBA(経営学修士)の学位が与えられます。
-ビジネス・ブレークスルー大学/大学院
当社は、2004年6月に東京都千代田区より「キャリア教育推進特区」適用の認定を受けました。同区において株式会社による学校の設置が可能となったことから、当社は、文部科学省に対して「ビジネス・ブレークスルー大学院大学(専門職大学院、現ビジネス・ブレークスルー大学大学院)」の設置認可の申請を行い、2004年11月30日に文部科学大臣より認可を取得し、2005年4月に開学しております。また、2010年4月には、ビジネス・ブレークスルー大学経営学部」を開学しております。
本大学では、問題解決力養成に重きを置いたカリキュラムを提供しております。講義の大部分は日本語で行われ、修了時にはMBA(経営管理修士)の学位が与えられます。
-オープンカレッジ(公開講座)
ビジネス・ブレークスルー大学のオープンカレッジ(公開講座)の位置づけとなり、一般に広く公開された講座であります。オープンカレッジには、「問題解決力トレーニングプログラム」、「資産形成力養成講座」、「実践ビジネス英語講座」、「リーダーシップ・アクションプログラム」、「Life Plannigコース」が開講しております。
② 集合教育プログラム
当社は、遠隔教育を核としておりますが、顧客ニーズに応じて集合教育も提供しております。集合教育においては、法人を対象とした企業研修と個人を対象としたスクール形式の研修を行っております。法人を対象とした企業研修においては、遠隔教育と集合教育を組み合わせたブレンディング研修(※1)も提供しております。また、集合教育の講義(企業研修を除く)は、撮影・編集することによりデジタル・コンテンツ化を行い、「①遠隔教育プログラム」のコンテンツとしても利用しております。
・向研会
経営者を対象に、定例勉強会、各種セミナー、海外視察等を通じて、国内および海外の経済環境や経営課題の研究を行うプログラムであります。本プログラムは会員制となっており、東京、大阪、福岡、名古屋の4地域で開催しております。
・企業研修
経営幹部及び経営幹部候補生を中心に、問題解決手法、経営課題の分析・解決策立案、ビジネスモデル分析・構築スキル等の自社課題の解決力を養成するためのプログラムであります。
・アタッカーズ・ビジネススクール
既存の考え方を変革し、意欲的に新しい第一歩を踏み出す社会人を対象に、起業戦略、ビジネス構想力、戦略シミュレーション、計数マネジメント等、新規ビジネスの構築に必要なエッセンスを効率的に養成するプログラムであります。
③ カスタマイズプログラム
本サービスは、法人向けに提供され、「①遠隔教育プログラム」、「②集合教育プログラム」、及び保有する約9,000時間のコンテンツを利用し、顧客の経営課題に合わせて最適なプログラムをカスタマイズして設計・提供しております。
(2)経営コンテンツメディアサービス
当社は、経営コンテンツを複数の媒体(マルチメディア)で配信するサービスを行っております。最新のビジネス情報を効率的に吸収し、経営やビジネスに生かしていただくことを目的としております。自分で本質的問題を発見・解決し、また新しいものを構想しそれを事業として生み出していけるように、経営やビジネスのヒントとなるコンテンツを配信し続けております。配信形態は、コンテンツをデジタル化することによってマルチメディアに対応可能となっております。現状では、衛星放送、ブロードバンド等にてサービスを提供しております。
・衛星レギュラー視聴
スカパー!ビジネス・ブレークスルーチャネルにて当社の経営コンテンツを全て視聴できる会員制視聴サービスであります。最新コンテンツはもちろんのこと、約9,000時間のコンテンツの中から、目的に合わせて毎日24時間視聴することが可能です。
・ラーニングマーケット
学習ニーズの高いコースをブロードバンド環境にてストリーミング配信しております。
・大前研一通信
社会・ビジネスにおけるさまざまな問題に対して大前研一の発言や論文が掲載された月刊誌であります。
(3)インターナショナルスクール
・アオバジャパン・インターナショナルスクール
子会社の株式会社アオバインターナショナルエデュケイショナルシステムズは、幼少期から高校までを対象とした「アオバジャパン・インターナショナルスクール」を運営しております。本校は、外部認証団体であるCIS、NIASCの認定校であり、本校を卒業した生徒には欧米の学校を卒業したものと同等の資格が与えらます。
(事業の特徴)
当社は、コンテンツ制作から遠隔教育システムまでを、当社独自で企画・開発を行い、提供しております。
当社が提供する主要なサービスは、(事業の内容)に記載のとおりですが、保有コンテンツと遠隔教育システムをベースに設計されております。そのため、顧客のニーズに応じたプログラムのカスタマイズが少額の追加投資で対応可能となっており、遠隔教育システムを用いて多くの受講生にコンテンツの配信が可能なビジネスモデルとなっております(下記、「コンテンツ企画から販売の流れ(遠隔教育の場合)」参照)。
コンテンツ企画から販売までの流れ(遠隔教育の場合)
コンテンツ
ユーザーから支持されるコンテンツを継続的に創出するために、ビジネススクール教授、コンサルティングファーム代表などから構成されるコンテンツ会議にて企画・立案を行っており、自社のスタジオにおいて制作しております。コンテンツの内容は、最新の経営テーマから経営手法まで、大学教授、コンサルティングファーム代表、経営者、起業家等による講義を映像化したものであります。設立以来、約9,000時間のコンテンツを企画・制作・保有しております。
遠隔教育システム
インターネット上で受講生と講師による双方向のコミュニケーションを可能とする遠隔教育システムを自社開発しております。講義及び履修状況を管理する“Satellite Campus(履修管理システム)”(※2)と遠隔による学習環境を統合した“AirCampus(遠隔型学習環境統合システム)”(※3)を利用することにより、短期間で大量の人材を養成することが可能となっております。また、インターネット環境があればいつでもどこでも学習が可能なため、多忙な社会人でも学習の継続が可能となっております。
※1 ブレンディング研修
通信教育やe-ラーニングなどの遠隔教育と、受講生を集め講師が直接講義等を行う集合教育を組み合わせることにより、効果的かつ効率的に人材育成を実施するプログラムであります。例えば、集合教育の前段階として、ブロードバンドやDVD等を利用して各受講者の知識レベルを必要な到達レベルまで引き上げ標準化を図り、その上で集合教育を実施するなど、遠隔教育と集合教育を組み合わせることによって、より短時間の集合教育でも教育の効果を高めることを目的としております。
※2 Satellite Campus(履修管理システム)
映像による講義とその講義を視聴したかどうかを認証する仕組み、及び、理解度を確認するテスト、修了レポートなどの提出、成績管理を含めた履修状況を管理する仕組みを組み合わせたシステムであります。本システムは、視聴覚認証システムのビジネスモデル特許を取得しております。
※3 AirCampus(遠隔型学習環境統合システム)
大学等で授業を運営するため必要な機能をWEBベースにまとめた遠隔教育のための学習環境統合システムであります。クラス・ディスカッション機能、掲示板機能などがクライアントベースで実装され、前述のSatellite Campus機能も組み込んでおります。具体的には、遠隔で離れ離れの受講生に対してあたかも一つのクラスルームのごとく、リアルタイムで議論を行う環境を提供するシステムであります。
事業の系統図は次のとおりであります。
[事業系統図]
なお、当社連結子会社の株式会社アオバインターナショナルエデュケイショナルシステムズを除く2社につきましては、本格的な事業開始を来期に予定しているため上記「事業系統図」に含めておりません。
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- 事業の内容
- 関係会社の状況
- 従業員の状況
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- 事業等のリスク
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- 発行済株式総数、資本金等の推移
- 株価の推移
- 最近6月間の月別最高・最低株価
- 株式所有者別状況
- 役員の状況
- コーポレートガバナンス状況
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05524] S10026DG)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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