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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001YOC

有価証券報告書抜粋 株式会社フュートレック 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

文中における将来に関する事項は、本書提出日(2014年6月10日)現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。
当社の取締役会においては、連結財務諸表の作成に際し、会計上の見積りについて、合理的な見積金額を計算しておりますが、実際の結果は異なる場合があります。特に次の重要な会計方針が、当社の重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。
①貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
②賞与引当金
従業員に対して支給する賞与の支出に備えるため、賞与の支給見込額のうち当連結会計年度負担額を計上しております。
③受注損失引当金
受注契約に係る将来の損失に備えるため、当連結会計年度末における受注契約の損失見積額を計上しております。
(2)財政状態
①資産の部
当連結会計年度末の資産合計は4,477,611千円と、前連結会計年度末に比べて642,755千円増加となりました。これは、流動資産794,749千円の増加、固定資産151,993千円の減少によるものであります。
流動資産の主な変動要因は、現金及び預金の増加1,758,425千円、売掛金の増加97,471千円、有価証券の減少1,200,000千円及び短期貸付金の増加102,920千円によるものであり、固定資産の主な変動要因は、のれんの減少32,827千円、ソフトウエアの減少27,402千円、投資有価証券の減少79,056千円によるものであります。
②負債の部
当連結会計年度末の負債合計は995,814千円と、前連結会計年度末に比べて520,570千円の増加となりました。
流動負債の主な変動要因は、未払法人税等の増加40,724千円であり、固定負債の主な変動要因は、長期借入金の増加500,000千円、繰延税金負債の減少19,697千円によるものであります。
③純資産の部
当連結会計年度末の純資産合計は3,481,796千円と、前連結会計年度末に比べ122,185千円増加となりました。これは主に、利益剰余金129,075千円の増加、少数株主持分21,020千円の増加、その他有価証券評価差額金40,951千円の減少等によるものであります。
(3)経営成績
①売上高
当連結会計年度の売上高は2,421,546千円と、前連結会計年度に比べ744,407千円の減収となりました。
売上内訳といたしましては、音声認識・UIソリューション事業分野1,687,960千円、音源事業分野257,104千円、CRMソリューション事業分野297,461千円、基盤事業分野65,408千円、カード事業分野113,612千円となりました。減収の主要因としましては、音声認識・UIソリューション事業分野においてカスタマイズ業務による収入及びランニングロイヤルティの収入が前連結会計年度と比較し減少したことによるものであります。
②利益額
当連結会計年度の営業利益は431,832千円と前連結会計年度に比べ464,431千円の減少となりました。経常利益は465,841千円と前連結会計年度に比べ435,679千円の減少となりました。当期純利益は273,424千円と前連結会計年度に比べ217,767千円の減少となりました。
減少要因としましては、売上高が前連結会計年度に比べ744,407千円減少し、売上総利益が561,637千円減少したことによるものであります。
(4)資本の財源及び資金の流動性について
①キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における資金の期末残高は、税金等調整前当期純利益を516,329千円計上したことに加えまして、長期借入れによる収入等により558,425千円増加し、2,881,657千円となりました。
詳細につきましては、「1 業績等の概要(2)キャッシュ・フロー」をご参照ください。
②資金需要
当社グループの運転資金需要の主なものは、売掛金、買掛金の回転期間差異に基づく運転資金及び研究開発資金であります。
③財政政策
当社グループの運転資金につきましては、自己資金で対応することを原則としております。
また、必要な資金は銀行等金融機関からの借入により調達しております。

(5)戦略的現状と見通し
当社グループは「音声言語関連技術をベースとしたサービス会社」として、音声認識事業を中心にビジネスを展開してまいりましたが、市場環境などにより、想定していた収益規模に至りませんでした。その結果を踏まえ再成長へ向けて「Re-Built」を中核スローガンとして、以下の中期経営計画を強力に推し進めてまいります。

《第15期中期経営計画基本方針》
~Re-Built 本来の姿へ~
■新規事業の創出により、音声認識事業に次ぐ事業の柱を確立する。
■音声認識事業の選択と集中により、安定した収益基盤を築き成長の源泉とする。
■人事労務改革を断行し、働く意欲のある人が働きやすい環境の整備を行い活力のある組織を作る。
■グループ各社の事業改革を実践、成長戦略を確立しフュートレックグループの企業価値拡大に貢献する。

中期における具体的な経営戦略は次のとおりであります。
(新規事業の取組みについて)
音声認識事業に次ぐ収益の柱を早期に構築するため、新組織としてビジネスイノベーション本部を設置し、国内外企業とのアライアンス、資本業務提携やM&Aを通じて、ユニークで先進的な技術・ビジネスの事業化を目指します。同本部では、各グループ企業から選別されたメンバーを中心に新規案件の発掘及び意思決定を迅速に行い、2年以内での事業化をミッションとしております。
(音声認識事業について)
音声認識事業につきましては、引き続き、携帯電話市場、自動車関連市場、業務ソリューションなどその他市場に注力してまいりますが、成長性及び収益性を勘案しながら選択と集中を実践し、成長性と共に安定的な収益源の確保に努めてまいります。また、競争優位性を保つため、多言語展開や実用性を高める周辺技術活用に関しても国内外企業とのアライアンスを強化し、付加価値の高い製品提供に取り組んでまいります。
(人事労務改革について)
当社グループでは、「Re-Built」に対応するため、適時、事業推進に必要な有能な人材を補強いたします。また、海外企業とのアライアンスに対応できるグローバルな人材の育成を行うと共に、人事諸制度の抜本的な見直しを含めた人事労務改革を強力に進め、この活動により社員の意識改革とフュートレックグループの企業文化確立を目指してまいります。
(グループ各社の事業戦略について)
各グループ会社においても、「Re-Built」を中期的経営方針の骨子として、各事業戦略に取り組んでまいります。
株式会社ATR-Trekは、音声言語関連技術のスペシャリスト組織として、「最適なコミュニケーションをプロデュースする会社」の実現に向けて、国内外の技術シーズの発掘、評価、開発をスピード感を持って実践し、フュートレックの音声認識事業における製品付加価値の提供、新規ビジネスの創造に貢献してまいります。
イズ株式会社は、CRM、スマートデバイス、セキュリティ・運用管理のノウハウを軸に、主力製品であるCRMソフトウェア「Visionary」の拡販を中心に、OtoO市場など新規分野での顧客開拓を推進します。また、CRM分野におけるクラウド型サービス・ラインナップの強化により、収益力の高い事業を構築し、売上の増大、収益力の回復を目指します。
株式会社スーパーワンは、タブレット商品カタログアプリ「カラログ」など自社製品の開発・拡販により収益の安定化を図ります。また、成長戦略として、教育市場に注力して、製品のオンリーワン化により、新規ビジネス創造を目指します。
※ vGate、vGate ASR、vGate Talk2Meは株式会社フュートレックの商標または登録商標です。
※ E検定 ~電気・電子系技術検定試験~は株式会社フュートレックの登録商標です。
※ Visionaryはイズ株式会社の登録商標です。
※ カラログは株式会社スーパーワンの登録商標です。
※ その他記載されている社名及び製品名は、各社の商標または登録商標の場合があります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05535] S1001YOC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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