有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10028W4
株式会社ミライノベート 業績等の概要 (2014年3月期)
(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府主導による各種経済対策および金融政策の効果が下支えとなり、円高や株価の改善が進み、企業業績の回復や個人消費の増加など、緩やかな景気の回復傾向が見られました。
しかしながら、海外景気の下振れが引き続き国内景気を下押しリスクとなっており、消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動など、今後の景気動向については引き続き不透明な状況にあります。
首都圏分譲マンション市場におきましては、低金利の持続や各種住宅取得促進策、住宅ローン減税の拡充等の効果により住宅取得マインドは上向いておりますが、消費税引き上げの影響や人員不足等による建築費の上昇基調等、依然として先行き不透明な経営環境が続いております。
このような事業環境のもと、当社グループにおいては、2013年8月に、株式会社プロスペクトを完全子会社化したことにより、アセットマネジメント事業を開始し、2014年3月には、機動建設工業株式会社を完全子会社化したことにより、建設事業を開始しました。これにより、新たな報告セグメントとして「アセットマネジメント事業」、および「建設事業」が加わりました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は116億99百万円(前連結会計年度は109億15百万円)、営業利益は4億19百万円(前連結会計年度は3億21百万円)、経常利益は3億76百万円(前連結会計年度は1億62百万円)、当期純利益は6億6百万円(前連結会計年度は1億88百万円)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
(不動産販売事業 マンション分譲)
マンション分譲事業は当社グループの主力事業であり、主に首都圏にて一般顧客向けにマンションを販売しております。当連結会計年度においては、「グローベル ザ・スクエア 東高円寺」(全52戸)をはじめ、「グローベルマンション」5棟、242戸を竣工いたしました(前連結会計年度は8棟、290戸の竣工)。
販売状況につきましては、当連結会計年度において261戸、94億94百万円の新規契約(前連結会計年度は302戸、102億29百万円)を行うとともに、売上高は239戸、89億81百万円、セグメント利益(営業利益)は7億15百万円を計上しております(前連結会計年度は299戸、102億59百万円の売上高、6億20百万円のセグメント利益(営業利益))。
この結果、当連結会計年度末における契約済未引渡残高は33戸、9億11百万円(前連結会計年度は11戸、3億98百万円)であり、未契約完成商品の残高は73戸、24億87百万円(前連結会計年度は65戸、23億60百万円)となっております。
また、次期連結会計年度以降に竣工する商品準備高として245戸、100億6百万円(販売開始商品43戸、うち27戸は契約済)を確保しております(前連結会計年度は416戸、154億59百万円(販売開始商品はなし))。
(不動産販売事業 土地建物)
当社グループは、マンション分譲事業を主力事業としておりますが、宅地および戸建住宅の販売や建物の一棟販売も行っております。
なお、当連結会計年度においては、契約実績および販売実績はありません(前連結会計年度も実績なし)。
(不動産販売事業 注文住宅)
当社グループは、山形県を主な事業エリアとした注文住宅事業を行っております。
販売状況につきましては、当連結会計年度においては50棟、15億87百万円の新規契約(前連結会計年度は15棟、4億30百万円)を行うとともに、63棟を引渡し売上高は24億13百万円、セグメント利益(営業利益)は1億53百万円を計上しております(前連結会計年度は20棟、6億18百万円、38百万円のセグメント利益)。(リフォーム等を含む。)
なお、前連結会計年度の契約および販売の実績につきましては、当社の連結子会社となった2012年12月1日から2013年3月31日までの実績であります。
(アセットマネジメント事業)
当連結会計年度において株式会社プロスペクトの全株式を取得したことにより、当社グループは、アセットマネジメント事業を開始いたしました。
販売状況につきましては、当連結会計年度においては売上高2億82百万円、セグメント利益(営業利益)は93百万円を計上しております。
(建設事業)
当連結会計年度において機動建設工業株式会社の全株式を取得したことにより、当社グループは、建設事業を開始いたしました。
なお、当連結会計年度においては、建設事業における営業実績はありません。
(その他)
その他につきましては、不動産賃貸事業が主であり、首都圏および近畿圏にて当社グループが所有しているマンション等を、一般顧客向けに賃貸しております。当事業につきましては、主力のマンション分譲事業への経営資源の集中を図るため、段階的に整理・縮小する基本方針を決定したことに伴い、最適売却条件を探りつつ適時売却処分を進めております。
なお、当連結会計年度においては、39百万円の売上高、22百万円のセグメント利益(営業利益)を計上しております(前連結会計年度は36百万円の売上高、22百万円のセグメント利益(営業利益))。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における連結ベースの「現金及び現金同等物」(以下「資金」という。)は、41億14百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金は、16億79百万円の増加となりました(前連結会計年度は9億55百万円の増加)。これは、販売の進捗等により販売用不動産等のたな卸資産が9億85百万円減少したこと、ならびに税金等調整前当期純利益7億6百万円を計上したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金は、7億57百万円の増加となりました(前連結会計年度は1億11百万円の減少)。これは、株式会社プロスペクトおよび機動建設工業株式会社を子会社化したことによる収入12億22百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金は、1億94百万円の減少(前連結会計年度は1億38百万円の減少)となりました。これは、社債の発行による収入7億1百万円があったものの、借入金の返済による支出8億36百万円等によるものであります。
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府主導による各種経済対策および金融政策の効果が下支えとなり、円高や株価の改善が進み、企業業績の回復や個人消費の増加など、緩やかな景気の回復傾向が見られました。
しかしながら、海外景気の下振れが引き続き国内景気を下押しリスクとなっており、消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動など、今後の景気動向については引き続き不透明な状況にあります。
首都圏分譲マンション市場におきましては、低金利の持続や各種住宅取得促進策、住宅ローン減税の拡充等の効果により住宅取得マインドは上向いておりますが、消費税引き上げの影響や人員不足等による建築費の上昇基調等、依然として先行き不透明な経営環境が続いております。
このような事業環境のもと、当社グループにおいては、2013年8月に、株式会社プロスペクトを完全子会社化したことにより、アセットマネジメント事業を開始し、2014年3月には、機動建設工業株式会社を完全子会社化したことにより、建設事業を開始しました。これにより、新たな報告セグメントとして「アセットマネジメント事業」、および「建設事業」が加わりました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は116億99百万円(前連結会計年度は109億15百万円)、営業利益は4億19百万円(前連結会計年度は3億21百万円)、経常利益は3億76百万円(前連結会計年度は1億62百万円)、当期純利益は6億6百万円(前連結会計年度は1億88百万円)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 前連結会計年度 2012年4月1日から 2013年3月31日まで | 当連結会計年度 2013年4月1日から 2014年3月31日まで | ||
金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | |
千円 | % | 千円 | % | |
不動産販売事業 | ||||
マンション分譲 | 10,259,911 | 94.0 | 8,981,384 | 76.8 |
土地建物 | - | - | - | - |
注文住宅 | 618,753 | 5.7 | 2,413,615 | 20.6 |
アセットマネジメント事業 | - | - | 282,928 | 2.4 |
建設事業 | - | - | - | - |
計 | 10,878,664 | 99.7 | 11,677,927 | 99.8 |
その他 | 36,378 | 0.3 | 39,821 | 0.3 |
セグメント間取引消去 | - | - | △18,622 | △0.1 |
合計 | 10,915,042 | 100.0 | 11,699,126 | 100.0 |
(不動産販売事業 マンション分譲)
マンション分譲事業は当社グループの主力事業であり、主に首都圏にて一般顧客向けにマンションを販売しております。当連結会計年度においては、「グローベル ザ・スクエア 東高円寺」(全52戸)をはじめ、「グローベルマンション」5棟、242戸を竣工いたしました(前連結会計年度は8棟、290戸の竣工)。
販売状況につきましては、当連結会計年度において261戸、94億94百万円の新規契約(前連結会計年度は302戸、102億29百万円)を行うとともに、売上高は239戸、89億81百万円、セグメント利益(営業利益)は7億15百万円を計上しております(前連結会計年度は299戸、102億59百万円の売上高、6億20百万円のセグメント利益(営業利益))。
この結果、当連結会計年度末における契約済未引渡残高は33戸、9億11百万円(前連結会計年度は11戸、3億98百万円)であり、未契約完成商品の残高は73戸、24億87百万円(前連結会計年度は65戸、23億60百万円)となっております。
また、次期連結会計年度以降に竣工する商品準備高として245戸、100億6百万円(販売開始商品43戸、うち27戸は契約済)を確保しております(前連結会計年度は416戸、154億59百万円(販売開始商品はなし))。
(不動産販売事業 土地建物)
当社グループは、マンション分譲事業を主力事業としておりますが、宅地および戸建住宅の販売や建物の一棟販売も行っております。
なお、当連結会計年度においては、契約実績および販売実績はありません(前連結会計年度も実績なし)。
(不動産販売事業 注文住宅)
当社グループは、山形県を主な事業エリアとした注文住宅事業を行っております。
販売状況につきましては、当連結会計年度においては50棟、15億87百万円の新規契約(前連結会計年度は15棟、4億30百万円)を行うとともに、63棟を引渡し売上高は24億13百万円、セグメント利益(営業利益)は1億53百万円を計上しております(前連結会計年度は20棟、6億18百万円、38百万円のセグメント利益)。(リフォーム等を含む。)
なお、前連結会計年度の契約および販売の実績につきましては、当社の連結子会社となった2012年12月1日から2013年3月31日までの実績であります。
(アセットマネジメント事業)
当連結会計年度において株式会社プロスペクトの全株式を取得したことにより、当社グループは、アセットマネジメント事業を開始いたしました。
販売状況につきましては、当連結会計年度においては売上高2億82百万円、セグメント利益(営業利益)は93百万円を計上しております。
(建設事業)
当連結会計年度において機動建設工業株式会社の全株式を取得したことにより、当社グループは、建設事業を開始いたしました。
なお、当連結会計年度においては、建設事業における営業実績はありません。
(その他)
その他につきましては、不動産賃貸事業が主であり、首都圏および近畿圏にて当社グループが所有しているマンション等を、一般顧客向けに賃貸しております。当事業につきましては、主力のマンション分譲事業への経営資源の集中を図るため、段階的に整理・縮小する基本方針を決定したことに伴い、最適売却条件を探りつつ適時売却処分を進めております。
なお、当連結会計年度においては、39百万円の売上高、22百万円のセグメント利益(営業利益)を計上しております(前連結会計年度は36百万円の売上高、22百万円のセグメント利益(営業利益))。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における連結ベースの「現金及び現金同等物」(以下「資金」という。)は、41億14百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金は、16億79百万円の増加となりました(前連結会計年度は9億55百万円の増加)。これは、販売の進捗等により販売用不動産等のたな卸資産が9億85百万円減少したこと、ならびに税金等調整前当期純利益7億6百万円を計上したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金は、7億57百万円の増加となりました(前連結会計年度は1億11百万円の減少)。これは、株式会社プロスペクトおよび機動建設工業株式会社を子会社化したことによる収入12億22百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金は、1億94百万円の減少(前連結会計年度は1億38百万円の減少)となりました。これは、社債の発行による収入7億1百万円があったものの、借入金の返済による支出8億36百万円等によるものであります。
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