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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10027MW

有価証券報告書抜粋 ヒビノ株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の各種政策よる株価上昇、円高の是正が進み、企業収益の改善、設備投資の持ち直しが見られ、緩やかな回復基調で推移しました。一方で消費税率引上げによる影響、新興国経済の成長鈍化など海外景気の下振れリスクを抱え、先行きに不透明感が残る状況となりました。
このような状況のもと当社グループ(当社及び連結子会社9社)は、中期経営計画「Action 50」の実現に向けた重点施策として、M&A等を活用した事業の補強と拡大に取り組んでおります。「音響」と「映像」、「音楽」、「ライブ」という4つの要素を当社グループの競争力の源泉ととらえ、第1四半期に老舗ライブハウス「ケネディハウス銀座」を運営する株式会社エィティスリーを子会社化したほか、第2四半期に業務用照明機器の販売を行う株式会社ファーストエンジニアリングを、さらに第4四半期に映画館向けに映像・音響機器の販売を行うコバレント販売株式会社をそれぞれ連結子会社化し、顧客基盤の強化及び既存事業とのシナジーによる付加価値の向上を図りました。
当連結会計年度は、企業の設備投資や販促投資が戻りつつあるなかで、当社グループを取り巻く環境においても全般的に明るさが広がりました。映像製品の開発・製造・販売事業及び音響機器販売事業において大型案件が増加したことや、コンサート・イベント事業がコンサートやモーターショー案件を中心に好調に推移したことから、売上高は全事業において前連結会計年度を上回りました。利益につきましては、最重要課題であった映像製品の開発・製造・販売事業が黒字転換したことをはじめ、すべての事業が好調に推移したことから、営業利益は過去最高を達成、経常利益、当期純利益も前連結会計年度を大きく上回りました。
これらの結果、売上高17,670百万円(前年同期比16.5%増)、営業利益1,290百万円(同70.8%増)、経常利益1,143百万円(同98.1%増)、当期純利益651百万円(同152.7%増)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。
[音響機器販売事業]
音響機器販売事業は、コンサート音響市場及びホール市場を中心に好調に推移したほか、売上の基礎となる流通商品の販売が、消費税増税前の駆け込み需要もあって拡大いたしました。コンサート音響会社向け大口案件をはじめ、在阪放送局の新社屋案件、大手自動車メーカーショールームのリニューアル案件などの大型案件も着実に取り込み、売上高は過去最高となりました。一方利益は、円安基調の継続により輸入商品の仕入価格が上昇したことから、前連結会計年度と比べ若干減少いたしました。
これらの結果、音響機器販売事業の売上高は6,376百万円(前年同期比5.6%増)となりました。

[映像製品の開発・製造・販売事業]
映像製品の開発・製造・販売事業は、新興国製LEDディスプレイ・システムの台頭による競争激化など予断を許さない状況に変わりはありませんが、顧客企業の設備投資が具体的に進み出すなど、LEDディスプレイ・システムの需要は回復傾向にあります。顧客ニーズに即した幅広い製品選択肢を用意することにより、渋谷駅ハチ公口交差点前「QFRONT」ビル壁面に国内最大級の街頭ビジョンを納入したほか、新橋駅前の街頭ビジョン、ロードサイドボード(主要幹線道路沿いに設置される広告看板)、大手アパレルの新規店舗や官公庁等の大型案件を手掛け、前連結会計年度から大幅な増収となりました。また、東京モーターショーに合わせて新たに開発した高品質・高精彩「ChromaLED」シリーズの最新モデルを、イベント映像部門に供給し、競合他社との差別化に寄与いたしました。利益面では、増収と前連結会計年度までに実施したたな卸資産評価減の効果が収益改善に寄与し、営業黒字化を達成いたしました。
これらの結果、映像製品の開発・製造・販売事業の売上高は1,827百万円(前年同期比116.6%増)となりました。

[コンサート・イベント事業]
コンサート・イベント事業は、コンサート市場を中心に、人気アーティストの大型コンサートツアーを多数手掛け、コンサート音響、イベント映像各部門とも好調に推移いたしました。積極的に機材投資を行い、競合他社との差別化を推進することでシェア拡大を図り、対前連結会計年度比で増収増益となりました。なかでもコンサートの映像演出は、多様化かつ大画面化の流れが加速し、一案件当たりの受注規模も年々拡大しております。また、景気回復基調から顧客企業における広告宣伝投資、販促投資にも復調の兆しが見られ、東京モーターショー案件は前回開催時と比較し規模が拡大したほか、企業イベント案件も堅調に推移し、イベント映像部門は過去最高の実績となりました。
これらの結果、コンサート・イベント事業の売上高は9,114百万円(前年同期比10.1%増)となりました。

[その他の事業]
その他の事業の売上高は351百万円(前年同期は、売上高はありませんでした)となりました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度に比べ250百万円増加し、1,647百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は2,173百万円(前年同期比10.4%増)となりました。
主な増加要因としては、税金等調整前当期純利益1,124百万円の計上、減価償却費1,317百万円であります。また、主な減少要因としては、売上債権の増加額468百万円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,920百万円(前年同期比70.5%増)となりました。
資金の主な減少要因としては、有形固定資産の取得による支出1,799百万円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は46百万円(前年同期比96.2%減)となりました。
資金の主な減少要因としては、長期借入金の返済による支出1,333百万円、リース債務の返済による支出487百万円及び配当金の支払額146百万円であります。また、主な増加要因としては、長期借入れによる収入1,150百万円、セール・アンド・リースバックによる収入419百万円及び短期借入金の純増額308百万円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05550] S10027MW)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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