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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10027MU

有価証券報告書抜粋 株式会社ドリコム 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当社が事業として展開するインターネットビジネスを取り巻く環境は、引き続き著しいスピードで変化をしています。2013年度情報通信白書にあるように、2015年度の国内向けスマートフォン出荷台数は3,700万台に至り、携帯電話の総出荷台数3,950万台の9割を上回ると予測されています。スマートフォンの普及により未開拓の市場がもたらされ、新しいサービスが次々と創出されています。海外へのサービス提供が容易になったこともあり、今後も競争激化とともに市場と事業機会が急拡大しております。
このような環境の中、当社は、引き続きスマートフォン向けに注力しております。当事業年度中、ソーシャルゲーム事業では、既存ゲームの運用に加え、新規のスマートフォン向けゲームをリリースしました。ソーシャルラーニング事業でもiOS向け、AndroidOS向けアプリをリリースし、アドソリューション事業においてはスマートフォン向けサービスを開始し、需要対応に向けた営業推進とともに組織強化を進めました。しかしながら、ソーシャルラーニング事業、アドソリューション事業は事業開発段階にあり、また、収益の主力となるソーシャルゲーム事業で、第2四半期リリースの新規ゲームが計画未達となったこと、他の新規ゲームもリリース時期が期初計画よりも遅れたことにより、当事業年度はリリースからの経年とスマートフォンへのユーザー移行により総じて軟調な推移となった既存ゲームに依る事業構成、収益構造となりました。
以上の取り組みの結果、当事業年度の売上高は6,989,141千円(前事業年度比17.7%減)、営業損失503,565千円(前事業年度は営業利益474,219千円)、経常損失522,601千円(前事業年度は経常利益465,071千円)、当期純損失は508,725千円(前事業年度は当期純利益127,010千円)となりました。なお、エンタメウェブ事業において無形固定資産(ソフトウエア)にかかる減損損失181,768千円を特別損失として計上しております。

セグメント実績は、以下の通りであります。
①エンタメウェブ
エンタメウェブでは、主力のソーシャルゲームサービス事業において、新規スマートフォンゲームを複数リリースしました。第2四半期にリリースした「ファンタジスタドールガールズロワイヤル」でユーザー獲得が計画未達となり、また第4四半期リリースの「フルボッコヒーローズ」並びに他社が配信するアニメ版権ゲームは、順調な立ち上がりとなっているものの、当事業年度業績には限定的な寄与となりました。既存ゲームに関しては、中核ユーザーに焦点をあてた運用・サポートにより「ちょこっとファーム」、「陰陽師」、「ビックリマン」が底堅く推移しましたが、スマートフォン向け新規リリースに向けた注力のため、既存ゲーム各々に優先順位をつけ、人員等のリソースを新規開発に重点配分したことで、他の既存ゲームはリリースからの経年とスマートフォンへの移行が進む環境変化も相俟って、軟調な推移となりました。
中期的な観点で事業開発を進めているソーシャルラーニング事業においては、英語学習アプリ「えいぽんたん」をiOS、Android双方の端末向けにリリースしました。既存アプリを含む累計ユーザー数は200万人を超え、累計の問題回答数も15億題に至っております。同事業はソーシャルゲームの手法も取り入れ売上高を伸ばしておりますが、事業開発段階にあり業績への影響は軽微にとどまっております。
以上のことから、セグメント売上高は6,384,431千円(前事業年度比17.6%減)、セグメント損失は272,423千円(前事業年度はセグメント利益637,216千円)となりました。

②マーケティングソリューション
アドソリューション事業において、動画を利用したリワード広告の導入促進に加え、スマートフォン向けコンテンツ事業者を広告主とする広告サービス「HeatAppReward」、「フライングガチャ」を開始しました。「HeatAppReward」、「フライングガチャ」は、スマートフォン向けアプリのセールスプロモーションに特化したサービスで、足下の市場環境の変化が追い風となり、順調にサービスが立ち上がりつつあります。しかしながら、前事業年度下期からユーザー数が減少していた一部媒体の取扱を第2四半期に止めた影響が大きく、セグメント売上高は623,031千円(前事業年度比21.6%減)、セグメント損失は231,142千円(前事業年度はセグメント損失162,997千円)となりました。


当社の事業領域におきましては、引き続きスマートフォンの普及が大きな影響を及ぼすと思われます。このような事業環境の中、当社では、各事業において安定成長を目指し品質の高いコンテンツを提供し運営していくほか、当社の強みであるマーケティング力を強化し、事業間で融合を進化させることにより収益シナジーを創出し、事業拡大に努めていく所存です。

(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,338,180千円となり、前事業年度末に比べ、790,862千円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況は次の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は240,257千円(前事業年度は462,819千円の収入)となりました。収入の主な内訳は減価償却費332,385千円、減損損失181,768千円、売上債権の減少額371,396千円、支出の主な内訳は税引前当期純損失710,369千円、未払金の減少額268,941千円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は910,499千円(前事業年度は474,000千円の支出)となりました。支出の主な内訳は無形固定資産の取得による支出778,870千円、関係会社株式の取得による支出45,000千円、出資金の払込による支出43,500千円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は359,894千円(前事業年度は228,927千円の収入)となりました。収入の主な内訳は社債の発行による収入497,007千円、長期借入金による収入350,000千円であり、支出の主な内訳は社債の償還による支出125,000千円、長期借入金の返済による支出431,179千円であります。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05552] S10027MU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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