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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10022RR

有価証券報告書抜粋 株式会社ソリトンシステムズ 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの研究開発活動には、基礎的な要素技術の開発と、現在の製品の改善のための開発があります。
なお、当連結会計年度の研究開発費は336百万円であり、この他売上原価に算入されているソフトウェア開発費用864百万円と合わせ、開発活動に関する費用の総額は1,201百万円であります。当連結会計年度における研究開発活動の主なものの概要は、セグメント別に以下のとおりです。

(1) ITセキュリティ&クラウド
① Soliton Security Gate/Soliton Secure BrowserV1.0の開発
企業内でのスマートデバイスの業務利用が加速していますが、業務利用に関しては、PCと同様、情報漏えいや不正アクセス対策が求められます。しかし、PCの場合とは異なり、紛失しやすいスマートデバイスは、重要データの拡散・漏えいのリスクが高くなること、PCには検疫ネットワークなどを利用して厳しいセキュリティ対策を講じても、スマートデバイスではそのチェックが難しいなど、PCとスマートデバイスの管理手法が分散し、統一したセキュリティポリシーを適用できない課題があります。
この課題を解決する目的で、強力なセキュリティ機能を備えたマルチOS/デバイス対応のブラウザでゲートウェイを経由して企業内システム・クラウドシステムを安全に利用するためのセキュアアクセス製品であるSoliton Security Gateway/soliton Secure Browserを開発しリリースしました。
② Tally-WariZen V1.0の開発
企業・組織で各種情報の電子化が進み、保護すべき機密データが増加しています。また、コスト削減のためクラウド化が進んでいますが、機密データの利用に際しては、情報漏洩のリスクを回避し、災害時にも強いデータ保存の仕組みが必要とされます。その有効な手段の一つとして、データをランダムに分割して別々に保存する電子割符があります。この電子割符の特長を生かした電子割符ゲートウェイTally-WariZen V1.0を開発しリリースしました。
Tally-WariZenは、PCからもスマートデバイスからも利用でき、電子カルテ、証拠データなどを始めとする個人情報や機密性の高いデータの安全な長期保管を実現します。
③ NetAttest EPS V4.6/EPS-ap V2.0/KeyManagerの開発
スマートデバイスの普及で私物端末の業務利用(BYOD)が進むとともに、企業や組織のネットワーク/システムへのアクセスは、許可した端末に限定する「端末認証」のニーズが増加しています。ID・パスワードによる認証では、許可されていない端末や第三者からの接続といったシャドーITを防止することは難しく、また、端末・OS固有の情報を利用した認証では、UDIDやMACアドレスなどの端末情報の取得が制限される場合もあり、マルチデバイス環境での「端末認証」に電子証明書が採用されるケースが増えています。今回、電子証明書の運用管理面の機能強化を実施したEPS V4.6, EPS-ap V2.0を開発しリリースしました。
また、Windows/Mac/iOS/Androidが混在するマルチデバイス環境においても、すべての端末への安全な証明書配布と管理の実現を目的にクライアントアプリケーション、「Soliton KeyManager(キーマネージャー)」を開発しリリースしました。
④ NetAttest D3 V4.0/D3 Manager V4.0の開発
NetAttest D3シリーズは、DHCPとDNSサービスに特化したアプライアンス製品として開発を進めています。今回、より効率的に安定して運用できる仕組みにすべくサービス冗長化機能、および各拠点に配置するNetAttest D3を統合管理するNetAttest D3Managerを開発しリリースしました。
⑤ Smart eGate V1.0/V1.2開発
スマートデバイスの急速な普及により、様々な端末であらゆる場所から、業務のために企業ネットワークやクラウドシステムへ接続する機会が増えています。ユーザーにとっては複数のシステムにログインするパスワードの管理が負担となり、システム管理者は認証情報の管理やアクセス制御が課題となっています。この課題を解決する目的で、スマートデバイス、PCなどあらゆる端末から、Webブラウザ種別やクラウド/オンプレミスに関係なく、様々なWebサイトに透過的なシングルサインオンを実現するSmart eGate V1.0を開発しリリースしました。
また、新バージョンでは、特にスマートデバイス向けのセキュリティ機能の拡張と、システム導入の柔軟性の向上を図り、Smart eGate V1.2としてリリースしました。
⑥ Soliton ID Manager V2.0の開発
スマートデバイスやクラウドコンピューティングサービスを企業の業務に導入する動きが加速し、いつでもどこからでも社内の情報にアクセスできる環境が整う一方、管理は複雑化し、情報漏洩のリスクも高まっています。重要な情報資産を守るために、確実なID管理と、適切な権限で利用することが不可欠で、認証基盤の整備や再構築が求められていますSoliton ID Managerは、効率的なID管理とアクセス管理を提供する基盤ソフトウェアとして開発を進めており、承認ワークフロー等、管理機能を強化したSoliton ID Manager V2.0を開発・リリースしました。
(2) 映像コミュニケーション
① Smart-telecasterの開発
ハイビジョン版の高画質化並びに回線束ね機能の品質を高めた新バージョンンのリリースを行いました。また、ライブ中継と高画質録画を同時にできる機能を新開発し、警察のカーロケーションシステム用にリリースいたしました。本製品では、1台のタブレット端末でドライブレコーダーとライブ中継を同時に実現できます。
なお、Smart-telecasterの本格的な世界展開に向けて次世代機の開発を進めています。
② Smart-telecaster for iOSの開発
アクションカメラを外付けカメラとして利用できる機能を開発いたしました。
(3) エコ・デバイス
① FPGAによる高性能データ処理
1,000fpsのカメラに対応したロスレス動画記録装置の開発に成功し、SSDダイレクト記録回路を新開発したことで長時間の記録が可能になりました。高速データ処理ボード(EXpressoシリーズ)の拡充に加え、音声や画像を扱うのに最適なARM系CPUとFPGAの両方が混在したボードの開発を行いました。また6Gbpsを超える高速シリアル通信と電力供給を可能にする試作機が完成しました。
② アナログミックスシグナルICの開発
低消費電力でありながら微小な信号を扱うことのできる、センサー用信号処理ICの開発を継続して行っています。また、放射線を受けても誤動作しないA-Dコンバータの開発を完了しました。


事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05592] S10022RR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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