有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001IY4
サムシングホールディングス株式会社 事業の内容 (2013年12月期)
当社グループは、当連結会計年度末現在において純粋持株会社であるサムシングホールディングス株式会社(以下当社という。)のもとに連結子会社8社及び関連会社1社により構成されております。
当社グループは、主に戸建用住宅地を対象として、地盤調査、地盤改良工事及び地盤保証を主な事業として展開しております。
なお、当社は、純粋持株会社であり、連結子会社各社の経営指導、グループ全体の事業統括及び新規事業開発等を行っております。また、連結子会社各社から、総務、人事、経理及び経営企画等の管理業務も受託しております。
また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
セグメントは、次のとおりであります。
(1)地盤改良事業
① 住宅地盤調査
住宅建設に必要な地盤の強度を確保できるか否かを測定する作業であり、当社グループでは主に「スウェーデン式サウンディング試験」やボーリング(標準貫入試験)調査により行っております。「スウェーデン式サウンディング試験」による調査方法は、荷重をかけることにより地盤の貫入抵抗を計測するもので、戸建用住宅地盤の強度を調べるのに最も一般的な試験方法であります。
当社グループでは、全ての調査においてフルオート調査機を使用しております。これにより個人差による調査データのバラツキがない正確な調査を実現します。
② 住宅地盤改良工事
住宅地盤調査の結果、地盤が軟弱であると判明した場合、対象となる土地に対して住宅建設に耐えうるように施す補強・改良工事です。工法としては認定工法であるNSVコラム工法やエコジオ工法、PROP TYPE-SやDM工法など対象となる土地の地盤状況等に応じて、適切な工法を選択しております。
当社グループの住宅地盤改良工事では、建築基準法及び住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)等のほか、各種施行令・告示等に準拠して施工を行っております。
③ 沈下修正工事
既に沈下してしまった家屋を引き起こす工事です。油圧ジャッキを用いて鋼管を支持層まで打設し、家屋を持ち上げます。油圧ジャッキで建物の傾きを修正し、鋼管で補強した後、土を埋め戻します。
④ 擁壁工事
崖や傾斜地の盛り土を保持するための壁状の構造体を構築する工事です。当社グループの擁壁工事は、擁壁の基礎となる安定地盤に鉄筋コンクリートの支柱を垂直に建て、この支柱の間に盛り土を囲んで保持するコンクリート壁体を打設する工事です。安定した地盤に直接擁壁基礎部分や壁体を打設・構築しますので、擁壁の構造体を設置するために安定した地盤を大量に削る、あるいは余計な地盤改良・支持杭工事をする必要のない工法です。
⑤ 測量
測量法で定義している基本測量や公共測量とは異なり、工務店、ハウスメーカー等が住宅の設計を行う際に必要となる敷地の現況を調査する比較的簡易な測量です。当社グループでは、主に現況測量と真北測量の2つを行っております。
⑥ 地盤関連業者に対する業務支援、各種システムのレンタル・販売等
地盤関連業者に対する業務支援、地盤改良工事施工報告書及び地盤調査報告書作成支援システム等のレンタ
ル・販売等を行っております。
(2)保証事業
① 住宅地盤保証
当社グループの保証事業は、株式会社GIRが主体となって行っております。不同沈下に起因する住宅建物部分及び地盤の補修工事費用を保証する地盤総合保証制度(商品名「THE LAND」)を建設会社・工務店等を対象に販売しております。この地盤総合保証制度の保証期間は引渡し日から最長20年間であり、保証限度額は1件最大5,000万円であります。
Something Re. Co., Ltd.は、保証事業を支えるキャプティブを行っております。
※キャプティブについて
キャプティブとは、企業や業界団体・組織が、海外の税制優遇国に子会社等の形式で設立した保険会社で、親会社若しくは親会社グループのリスクのみを専門に引き受けることを主たる目的としています。一般損害保険会社と異なり不特定多数の顧客を対象にはしないことです。
企業は通常、交通事故や製造物賠償責任といった自社の業務活動に対するリスクを保険に加入することによって金銭的な損害を最小限に留めます。いわば保険という手法によりリスクを企業の外部に遮断し、その対価として保険料を支払っています。通常、損害保険会社はあまり一般的でないリスクに対して、引受けに消極的か若しくは高い保険料を要求する傾向があります。キャプティブはこの問題に対する一つの解決手段であり、通常の保険のようにリスクを企業の外部に置かずに、特定かつ限定されたリスクを内部化することで、実質的な保険料を低減することが可能となります。当社グループは、このようなメリットを活用して、保証事業を展開しております。
当社グループの保証事業のスキームにおいては、株式会社GIRから保険会社に審査手数料を除いた保険料が支払われます。また、当該保険会社からは、保険スキーム上、他の保険会社やキャプティブを行うSomething Re. Co., Ltd.に再保険料が支払われます。
② 住宅完成支援サービス
株式会社GIRは、住宅の完成までを支援するサービスとして住宅完成エスクローシステム「住まいるガード」を提供しております。昨今の住宅市場の低迷により、住宅業者の破綻が相次ぎ、消費者(施主)が住宅未完のまま支払いだけが残ると言う問題が発生いたしました。当社グループでは、万が一住宅業者に不測の事態が生じても、予め消費者(施主)の資金を分別管理し、工事の進捗に応じた支払いをすることで、二重払いのリスクを負うことなく、代替え業者が工事を継承し、住宅を完成させるまでを支援するサービスを行っております。
(3) 地盤システム事業
ジオサイン株式会社は、工務店及び住宅メーカーに対して住宅地盤調査及び住宅地盤改良工事の電子認証
サービス、及び地盤調査会社向けに各種データシステムの提供を行っております。
(4)その他の事業
① 住宅検査関連業務
株式会社住まいる検査では、特定住宅瑕疵担保責任の履行確保に関する法律に規定する検査員の業務、及び住宅の品質確保の促進等に関する法律に規定する評価員の業務を行っております。
② 土木建築・造園工事
株式会社E-maは、外構、造園、土木等エクステリア全般に関わる企画、設計、施工、工事管理、コン
サルティング一般建築およびリフォーム工事を行っております。
③ 東南アジアグループ会社への投資・経営管理
ベトナム社会主義共和国を中心とする東南アジアに事業展開するグループ各社に対して、投資及び経営管
理等のサービスの提供を行っております。
[事業系統図]
当社グループは、主に戸建用住宅地を対象として、地盤調査、地盤改良工事及び地盤保証を主な事業として展開しております。
なお、当社は、純粋持株会社であり、連結子会社各社の経営指導、グループ全体の事業統括及び新規事業開発等を行っております。また、連結子会社各社から、総務、人事、経理及び経営企画等の管理業務も受託しております。
また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
セグメントは、次のとおりであります。
セグメント | 主な事業の内容 | 主な会社名 |
地盤改良事業 | 住宅地盤調査 住宅地盤改良工事 沈下修正工事 擁壁工事 測量 地盤関連業者に対する業務支援 | 株式会社サムシング 株式会社GIR 株式会社サムシング四国 |
保証事業 | 住宅地盤保証 住宅完成支援サービス 保証システムのレンタル・販売等 | 株式会社GIR Something Re.Co.,Ltd. |
地盤システム事業 | 地盤調査会社向け地盤データシス テムの提供 電子認証サービス | ジオサイン株式会社 |
その他の事業 | 住宅検査関連業務 土木建築・造園工事 | 株式会社住まいる検査 株式会社E-ma Something Holdings Asia PTE LTD. SOMETHING VIETNAM CO.,LTD. |
(1)地盤改良事業
① 住宅地盤調査
住宅建設に必要な地盤の強度を確保できるか否かを測定する作業であり、当社グループでは主に「スウェーデン式サウンディング試験」やボーリング(標準貫入試験)調査により行っております。「スウェーデン式サウンディング試験」による調査方法は、荷重をかけることにより地盤の貫入抵抗を計測するもので、戸建用住宅地盤の強度を調べるのに最も一般的な試験方法であります。
当社グループでは、全ての調査においてフルオート調査機を使用しております。これにより個人差による調査データのバラツキがない正確な調査を実現します。
② 住宅地盤改良工事
住宅地盤調査の結果、地盤が軟弱であると判明した場合、対象となる土地に対して住宅建設に耐えうるように施す補強・改良工事です。工法としては認定工法であるNSVコラム工法やエコジオ工法、PROP TYPE-SやDM工法など対象となる土地の地盤状況等に応じて、適切な工法を選択しております。
当社グループの住宅地盤改良工事では、建築基準法及び住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)等のほか、各種施行令・告示等に準拠して施工を行っております。
③ 沈下修正工事
既に沈下してしまった家屋を引き起こす工事です。油圧ジャッキを用いて鋼管を支持層まで打設し、家屋を持ち上げます。油圧ジャッキで建物の傾きを修正し、鋼管で補強した後、土を埋め戻します。
④ 擁壁工事
崖や傾斜地の盛り土を保持するための壁状の構造体を構築する工事です。当社グループの擁壁工事は、擁壁の基礎となる安定地盤に鉄筋コンクリートの支柱を垂直に建て、この支柱の間に盛り土を囲んで保持するコンクリート壁体を打設する工事です。安定した地盤に直接擁壁基礎部分や壁体を打設・構築しますので、擁壁の構造体を設置するために安定した地盤を大量に削る、あるいは余計な地盤改良・支持杭工事をする必要のない工法です。
⑤ 測量
測量法で定義している基本測量や公共測量とは異なり、工務店、ハウスメーカー等が住宅の設計を行う際に必要となる敷地の現況を調査する比較的簡易な測量です。当社グループでは、主に現況測量と真北測量の2つを行っております。
⑥ 地盤関連業者に対する業務支援、各種システムのレンタル・販売等
地盤関連業者に対する業務支援、地盤改良工事施工報告書及び地盤調査報告書作成支援システム等のレンタ
ル・販売等を行っております。
(2)保証事業
① 住宅地盤保証
当社グループの保証事業は、株式会社GIRが主体となって行っております。不同沈下に起因する住宅建物部分及び地盤の補修工事費用を保証する地盤総合保証制度(商品名「THE LAND」)を建設会社・工務店等を対象に販売しております。この地盤総合保証制度の保証期間は引渡し日から最長20年間であり、保証限度額は1件最大5,000万円であります。
Something Re. Co., Ltd.は、保証事業を支えるキャプティブを行っております。
※キャプティブについて
キャプティブとは、企業や業界団体・組織が、海外の税制優遇国に子会社等の形式で設立した保険会社で、親会社若しくは親会社グループのリスクのみを専門に引き受けることを主たる目的としています。一般損害保険会社と異なり不特定多数の顧客を対象にはしないことです。
企業は通常、交通事故や製造物賠償責任といった自社の業務活動に対するリスクを保険に加入することによって金銭的な損害を最小限に留めます。いわば保険という手法によりリスクを企業の外部に遮断し、その対価として保険料を支払っています。通常、損害保険会社はあまり一般的でないリスクに対して、引受けに消極的か若しくは高い保険料を要求する傾向があります。キャプティブはこの問題に対する一つの解決手段であり、通常の保険のようにリスクを企業の外部に置かずに、特定かつ限定されたリスクを内部化することで、実質的な保険料を低減することが可能となります。当社グループは、このようなメリットを活用して、保証事業を展開しております。
当社グループの保証事業のスキームにおいては、株式会社GIRから保険会社に審査手数料を除いた保険料が支払われます。また、当該保険会社からは、保険スキーム上、他の保険会社やキャプティブを行うSomething Re. Co., Ltd.に再保険料が支払われます。
② 住宅完成支援サービス
株式会社GIRは、住宅の完成までを支援するサービスとして住宅完成エスクローシステム「住まいるガード」を提供しております。昨今の住宅市場の低迷により、住宅業者の破綻が相次ぎ、消費者(施主)が住宅未完のまま支払いだけが残ると言う問題が発生いたしました。当社グループでは、万が一住宅業者に不測の事態が生じても、予め消費者(施主)の資金を分別管理し、工事の進捗に応じた支払いをすることで、二重払いのリスクを負うことなく、代替え業者が工事を継承し、住宅を完成させるまでを支援するサービスを行っております。
(3) 地盤システム事業
ジオサイン株式会社は、工務店及び住宅メーカーに対して住宅地盤調査及び住宅地盤改良工事の電子認証
サービス、及び地盤調査会社向けに各種データシステムの提供を行っております。
(4)その他の事業
① 住宅検査関連業務
株式会社住まいる検査では、特定住宅瑕疵担保責任の履行確保に関する法律に規定する検査員の業務、及び住宅の品質確保の促進等に関する法律に規定する評価員の業務を行っております。
② 土木建築・造園工事
株式会社E-maは、外構、造園、土木等エクステリア全般に関わる企画、設計、施工、工事管理、コン
サルティング一般建築およびリフォーム工事を行っております。
③ 東南アジアグループ会社への投資・経営管理
ベトナム社会主義共和国を中心とする東南アジアに事業展開するグループ各社に対して、投資及び経営管
理等のサービスの提供を行っております。
[事業系統図]
- 有価証券報告書 抜粋メニュー
- 連結経営指標等
- 提出会社の経営指標等
- 沿革
- 事業の内容
- 関係会社の状況
- 従業員の状況
- 業績等の概要
- 生産、受注及び販売の状況
- 対処すべき課題
- 事業等のリスク
- 経営上の重要な契約等
- 研究開発活動
- 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 株式の総数等
- 発行済株式総数、資本金等の推移
- 株価の推移
- 最近6月間の月別最高・最低株価
- 株式所有者別状況
- 役員の状況
- コーポレートガバナンス状況
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05594] S1001IY4)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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