株式会社Ｍｉｎｏｒｉソリューションズ 対処すべき課題 (2014年3月期)

当社を取り巻く事業環境は、全般的にはIT投資の抑制傾向は続いているものの、クラウドコンピューティングに代表されるITのサービス化や、スマートフォン、タブレット等の業務利用の拡大、企業のグローバル化への対応等、各企業の事業戦略に対応した多様なITニーズが芽生えており、業界内の競争は激化しております。そのような状況の下で当社では、顧客の事業に貢献するソリューションの提供と、より安定した事業基盤の構築のため、以下を重点課題として取り組んでおります。
(1) 情報管理について
当社の属する情報サービス産業では、特に個人情報の保護、機密情報の守秘義務等が厳格に求められております。当社の業務においても、多種多様な職場で数多くの個人情報や機密情報を取扱う機会が多く、顧客からも情報管理についての強化が要請されております。
このような状況を踏まえて、当社では、個人情報に関する第三者認証制度である「プライバシーマーク」や、情報セキュリティマネジメントシステムの国際標準規格である「ISO/IEC 27001」及び「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度」の認証を取得しております。
今後とも、定期的な社内教育、内部監査、規程類の見直し、セキュリティ強化等適切な運用を行い、継続的に管理体制を維持することが重要な課題と認識しております。
(2) 優秀な人材の確保について
当社が事業を拡大していくためには、一定水準以上のスキルを有する優秀な技術者の確保が不可欠であり、これにかかわる要員の確保と強化・育成が重要な課題と認識しております。今後とも積極的な採用活動と教育の拡充により対処していく所存であります。
(3) 価格の低下について
顧客のおかれている環境、業界内の競争激化等の要因により、料金の引下げ・値引きを求められる可能性がありますが、当社ではサービス品質の向上及び高付加価値サービスの提供により価格維持向上に努めるとともに、人的資源配分の効率化、人件費負担の軽減、外注の適切な利用拡大等、原価並びに販売費及び一般管理費のスリム化を一層進め、利益改善を進めていきたいと考えております。