有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100255Q
株式会社ユビキタスAI 研究開発活動 (2014年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社は当事業年度より、セグメントを組込みソフトウェア事業とサービス事業の2つのセグメントに区分いたしましたので、研究開発活動につきましては、各セグメントについて記載しております。
(1) 概要
当社の社名ユビキタスが表現しているように、いたるところにネットワークに接続された機器(ネットワーク端末)が存在するユビキタス・ネットワーク社会にするためには、ネットワーク機能が「小さく、軽く、速い」ことが求められます。また、ユビキタス・ネットワーク社会の進展と共に、単純なネットワーク機能だけでなく、データ管理の要素や、機器自体の起動時間の短縮など、様々なソフトウェアでの性能要求が高まってきています。
また、個々の機器が相互に接続されて行く過程においては、それらを結びつけるサービス等、サーバー側での技術要素も必要になってくる事から、ユビキタス・ネットワーク社会において、総体として価値を生むソフトウェアについて幅広く、研究開発活動行っております。
(2) 当事業年度(自 2013年4月1日 至 2014年3月31日)における研究開発活動の成果
① 組込みソフトウェア事業
当事業年度は、組込みソフトウェアの機能拡張、無線LAN・ホームネットワーク分野における応用商品の開
発、及びWebサービスの開発に取り組みました。
a.ワイヤレス・ネットワーク
当社は2006年3月期より本分野の研究を開始し、継続して商品開発を行っております。2013年12月にはワイヤレス環境でのリモートディスプレイ接続の機能を有する製品である「Ubiquitous MiracastTM Solution 」の開発を完了し、発売を開始いたしました。
また、Internet of Things(以下、IoT)時代に向けた村田製作所製無線通信モジュール「TYPE-YD」やRTOS向け無線LANパッケージ製品の開発などを村田製作所社と共同開発も実現しております。
b.ネットワーク・プラットフォーム
ローム株式会社製の国際標準規格IEEE 1901対応「HD-PLC」inside規格準拠ベースバンドLSIのOS並びにTCP/IP通信用ソフトウェアとして「Ubiquitous Network Framework」の開発を完了しており、2014年6月より、当該LSI製品の販売が開始される見込みとなっております。
c.デバイス高速起動
「Ubiquitous QuickBoot(以下 QuickBoot )」については、今後数年でIT化、ネットワーク化が進み、クラウドとの連携が加速することが予想される車載情報機器(IVI, In-Vehicle Infotainment)分野での市場拡大を見込み、車載システムの高速起動に対する自動車メーカーや車載機器メーカーからの要求の高まりに応えるため、引き続き、基本機能の改善を行い、2013年6月25日に「Ubiqutous QuickBoot R1.3」をリリースするとともに、車載情報機器に採用が見込まれる最新SoC(System on Chip)への対応強化を継続し、ルネサスエレクトロニクス社のR-Carシリーズ、米国Freescale Semiconductor社のi.MX6x、米国Texas Instruments社のOMAPなどに対応を拡大しました。
引き続き性能向上、対応プラットフォーム拡大に向けた開発を継続しており、車載向けの端末を中心に今後もロイヤルティ収益の獲得が見込まれます。
d.ホームネットワーク
近年の電力需要の安定化と、スマートホームの実現に向けて家電各社では、国内の標準技術であるECHONET Liteの採用が加速しており、2014年3月期においても、Ubiquitous ECHONET Liteの対応可能範囲の拡大に向けた研究開発を継続しております。
e.組込みデータベース
DeviceSQLについては、製品として完成に近い形となっており、安定性を高めるための開発作業にとどまりましたが、2015年3月期は、サービスプラットフォームとの連携をはじめとしたInternet of Things向けソリューションの可能性に関する研究開発活動を予定しております。
以上の研究開発により、当事業年度における組込みソフトウェア事業の研究開発費は、138,789千円となりました。
② サービス事業
宅内の電力見える化ソリューションとしてエアコンや冷蔵庫など機器毎の消費電力が計測可能な「Navi-Ene Plug」と、配電盤の電力消費量が計測可能な「Navi-Ene Master」を開発し、いわゆるHEMS(Home Energy Management System=電力の見える化や制御を含む宅内の電力管理システム)ソリューションと組み合わせ、企業向けのOEM販売を開始いたしました。
デバイスとデータを管理してIoTを実現するクラウドプラットフォーム「dalchymia(ダルキュミア)」の開発を完了し、2014年2月に、事業化を開始いたしました。2015年3月期も、基本機能の改善に向けた研究開発活動を継続していきます。
以上の研究開発により、当事業年度におけるサービス事業の研究開発費は、67,101千円となりました。
従いまして、当事業年度における組込みソフトウェア事業及びサービス事業の研究開発費の総額は、205,891千円となりました。
(1) 概要
当社の社名ユビキタスが表現しているように、いたるところにネットワークに接続された機器(ネットワーク端末)が存在するユビキタス・ネットワーク社会にするためには、ネットワーク機能が「小さく、軽く、速い」ことが求められます。また、ユビキタス・ネットワーク社会の進展と共に、単純なネットワーク機能だけでなく、データ管理の要素や、機器自体の起動時間の短縮など、様々なソフトウェアでの性能要求が高まってきています。
また、個々の機器が相互に接続されて行く過程においては、それらを結びつけるサービス等、サーバー側での技術要素も必要になってくる事から、ユビキタス・ネットワーク社会において、総体として価値を生むソフトウェアについて幅広く、研究開発活動行っております。
(2) 当事業年度(自 2013年4月1日 至 2014年3月31日)における研究開発活動の成果
① 組込みソフトウェア事業
当事業年度は、組込みソフトウェアの機能拡張、無線LAN・ホームネットワーク分野における応用商品の開
発、及びWebサービスの開発に取り組みました。
a.ワイヤレス・ネットワーク
当社は2006年3月期より本分野の研究を開始し、継続して商品開発を行っております。2013年12月にはワイヤレス環境でのリモートディスプレイ接続の機能を有する製品である「Ubiquitous MiracastTM Solution 」の開発を完了し、発売を開始いたしました。
また、Internet of Things(以下、IoT)時代に向けた村田製作所製無線通信モジュール「TYPE-YD」やRTOS向け無線LANパッケージ製品の開発などを村田製作所社と共同開発も実現しております。
b.ネットワーク・プラットフォーム
ローム株式会社製の国際標準規格IEEE 1901対応「HD-PLC」inside規格準拠ベースバンドLSIのOS並びにTCP/IP通信用ソフトウェアとして「Ubiquitous Network Framework」の開発を完了しており、2014年6月より、当該LSI製品の販売が開始される見込みとなっております。
c.デバイス高速起動
「Ubiquitous QuickBoot(以下 QuickBoot )」については、今後数年でIT化、ネットワーク化が進み、クラウドとの連携が加速することが予想される車載情報機器(IVI, In-Vehicle Infotainment)分野での市場拡大を見込み、車載システムの高速起動に対する自動車メーカーや車載機器メーカーからの要求の高まりに応えるため、引き続き、基本機能の改善を行い、2013年6月25日に「Ubiqutous QuickBoot R1.3」をリリースするとともに、車載情報機器に採用が見込まれる最新SoC(System on Chip)への対応強化を継続し、ルネサスエレクトロニクス社のR-Carシリーズ、米国Freescale Semiconductor社のi.MX6x、米国Texas Instruments社のOMAPなどに対応を拡大しました。
引き続き性能向上、対応プラットフォーム拡大に向けた開発を継続しており、車載向けの端末を中心に今後もロイヤルティ収益の獲得が見込まれます。
d.ホームネットワーク
近年の電力需要の安定化と、スマートホームの実現に向けて家電各社では、国内の標準技術であるECHONET Liteの採用が加速しており、2014年3月期においても、Ubiquitous ECHONET Liteの対応可能範囲の拡大に向けた研究開発を継続しております。
e.組込みデータベース
DeviceSQLについては、製品として完成に近い形となっており、安定性を高めるための開発作業にとどまりましたが、2015年3月期は、サービスプラットフォームとの連携をはじめとしたInternet of Things向けソリューションの可能性に関する研究開発活動を予定しております。
以上の研究開発により、当事業年度における組込みソフトウェア事業の研究開発費は、138,789千円となりました。
② サービス事業
宅内の電力見える化ソリューションとしてエアコンや冷蔵庫など機器毎の消費電力が計測可能な「Navi-Ene Plug」と、配電盤の電力消費量が計測可能な「Navi-Ene Master」を開発し、いわゆるHEMS(Home Energy Management System=電力の見える化や制御を含む宅内の電力管理システム)ソリューションと組み合わせ、企業向けのOEM販売を開始いたしました。
デバイスとデータを管理してIoTを実現するクラウドプラットフォーム「dalchymia(ダルキュミア)」の開発を完了し、2014年2月に、事業化を開始いたしました。2015年3月期も、基本機能の改善に向けた研究開発活動を継続していきます。
以上の研究開発により、当事業年度におけるサービス事業の研究開発費は、67,101千円となりました。
従いまして、当事業年度における組込みソフトウェア事業及びサービス事業の研究開発費の総額は、205,891千円となりました。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05719] S100255Q)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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