シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002EXV

有価証券報告書抜粋 西松建設株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社は、社会基盤整備の要請や顧客の要望に応えるべく、実践的な技術を中心に幅広く研究開発活動を行っている。
当社においては、建築物・社会資本の防災・減災に資する技術、震災復興に寄与する技術をはじめ、施工の効率化・高品質化に寄与する技術、各種の環境関連技術および社会資本の再整備を視野に入れた技術に関する研究開発を行っている。また、戸田建設株式会社との共同研究をはじめ、大学などの研究機関、異業種・同業種企業や公共機関との共同研究も積極的に進めている。
当連結会計年度における研究開発活動に要した費用総額は1,281百万円であり、主な成果は以下のとおりである。

(土木事業・建築事業)

(1) 防災・減災、震災復興技術

① 中高層建物の制振補強工法「BiDフレーム制振補強工法」

耐震補強が必要な中高層集合住宅を主な対象として、ベランダや外廊下に鉄骨造フレームを増設し、その柱の中間部分に制振ダンパーと軸力伝達機構を配したBiD(Built-in Damper)フレーム制振補強工法を開発し、当社社宅の耐震改修工事に初めて採用した。本工法はブレースなどの斜め部材を必要としないため、補強前と同等の採光を確保できる工法である。

② 液状化対策技術

道路等の表層部の液状化対策技術として、原位置で土に短繊維とセメントスラリーを混合して安定処理地盤を造成する短繊維混合改良工法「スパイダーフィックス工法:SPF-NIT」を開発した。通常の安定処理土に比べて粘り強さが増し、通常よりも地盤改良層厚を薄くすることができる。

③ 除染廃棄物の処理技術

福島県内では除染作業により除去された土や廃棄物は、現在、フレコンバックに詰められて各仮置き場に置かれているが、今後は中間処理施設へ順次搬入し分別、管理・保管する計画となっている。大量の除染回収物の効率的な処理を行うために、当社は土壌等を収納したフレコンバックを、連続的に安全な大量破袋処理を可能とした「フレコンバック用破袋機(TERRA SHREDDER)を開発した。

(2) 省エネルギー、環境関連技術

① 再生可能エネルギーの有効利用技術「マイクログリッド」

太陽光発電などの分散型電源から安定した電源供給を可能とするマイクログリッドに関して、当社の技術研究所内に設置した実証用システムで検証を行い、商用電力使用量の低減やピーク電力の抑制、電力供給の安定化など、一定の効果を確認した。今後、再生可能エネルギーを有効活用した施設・ビルのスマート化やエネルギーマネジメントの提供につながる技術に発展させていく予定である。

② 生物多様性簡易評価ツール「いきものプラスTM」

当社と建設7社は、建築物の設計においてCASBEE(建築環境総合性能評価システム)に準じて生物多様性の取組みを評価する簡易ツール「いきものプラスTM」を開発した。本システムは、建築設計者の視点に基づき開発され、敷地情報や取組み内容を入力するだけで生物多様性に関連した点数が評価される。

(3) 品質向上、施工合理化、維持管理技術

① トンネル覆工コンクリートの高品質化技術「マイスタークリート工法」

近年、トンネルの覆工コンクリートに対する品質確保、品質向上の要求が高まっており、当社では覆工コンクリートの高品質化技術の一つとして、山岳トンネル覆工コンクリート打設方法「マイスタークリート工法」を開発し、国土交通省発注のトンネル工事に適用した。弱点になりやすい覆工天端部に特殊なバイブレータ等を装備して、熟練技能者による施工と同等以上の品質を確保するための工夫をしている。

② 「3D盛土情報管理システム」

高速道路などの大規模土工事に対して、品質確保と施工効率化を目的として施工全体情報の見える化、管理できるシステムとして、ICTと3次元モデルを融合した「3D盛土情報管理システム」を開発した。3次元盛土要素モデルにICT施工情報を取込み、各種情報を一元管理により状況把握の迅速化と品質管理におけるトレーサビリティ確保ができる。

③ シールド機で直接切削可能なセグメント「切削セグメント」

大深度道路トンネルの分合流部を構築する技術として、シールド機で容易に切削可能なガラス繊維補強コンクリートセグメントを開発した。後行シールド機でセグメントを切削しながらの施工が可能となり、分合流部の覆工を合理的な構造にできるとともに、工期短縮と経済的に有利になる。

④ 150N/mm2の高強度コンクリートを超高層RC建物に適用

当社は、設計基準強度150N/mm2の高強度コンクリートを開発しており、地上40階、地下2階の超高層RC造住宅に適用した。この高強度コンクリートは、建築基準法に基づく国土交通大臣の認定を取得している。

⑤ 中間および先端に拡径部を有する場所打ちコンクリート杭工法「Me-A工法」

当社は、建物の安全性の向上と施工時のコスト低減が可能な杭工法「Me-A工法」を建設8社と開発した。本工法は、杭軸部の中間および先端に節状の拡径部(節)を設けて建物を支える力を増大させた場所打ちコンクリート杭を造成する工法であり、杭の引抜き抵抗としても有効に働く。2014年3月に一般財団法人ベターリビングにより技術評定を取得した。今後、杭基礎の安全性の向上とコスト低減のために本工法の適用を進めていく。

(不動産事業等)

・LEDを使用した完全人工光型植物栽培システム「LED農園®」

当社と玉川大学は、産学連携事業により、LEDを使用した完全人工光型植物栽培システム「LED農園®」の開発を推進中である。すでに稼働中である玉川大学構内の「玉川サイテックファーム」に加え、新たに「相模原サイテックファーム」が完成し、葉菜類(リーフレタス、ハーブ等)を中心に栽培を開始した。高品質な野菜を生産する高度な生産技術の開発を進め、植物栽培システム及び、栽培・販売により培った確かなノウハウを提供していく。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00060] S1002EXV)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。