有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10029E1
前田道路株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済対策や日銀による金融政策を背景に、円安・株高が進行したことから、輸出企業を中心とした企業収益が改善し、個人消費は消費税率引き上げ前の駆け込み需要等による増加がみられるなど、緩やかな回復基調で推移した。道路業界においては、公共投資は復興需要の継続と政府の補正予算執行の効果により堅調に推移し、民間発注工事は企業の設備投資に持ち直しの動きがみられた。
このような情勢のもと当グループは、建設事業においては民間発注工事に注力した受注活動に努めるとともに震災復興工事にも取り組み、製造・販売事業においては販売数量の確保と採算性の維持に努めてきた。
以上の結果、当連結会計年度の受注高は2,284億1千4百万円(前年同期比7.0%増)、売上高は2,301億4百万円(前年同期比7.9%増)となった。
営業利益は200億3千2百万円(前年同期比20.2%増)、経常利益は208億円(前年同期比16.6%増)、当期純利益は125億6千6百万円(前年同期比24.6%増)となった。
セグメントの業績は次のとおりである。
(建設事業)
建設事業の当連結会計年度の受注工事高は1,436億1百万円(前年同期比7.0%増)、完成工事高は1,446億2千2百万円(前年同期比8.4%増)となり、営業利益は116億3百万円(前年同期比39.8%増)となった。
(製造・販売事業)
製造・販売事業の当連結会計年度のアスファルト合材及びその他製品売上高は、848億1千3百万円(前年同期比7.1%増)となり、営業利益は128億2千7百万円(前年同期比1.8%増)となった。
(その他)
当連結会計年度のその他売上高は6億6千9百万円(前年同期比5.5%増)となり、5千2百万円の営業利益(前年同期3百万円の損失)となった。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ25億3千2百万円減少し、378億7千2百万円となった。① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度の収入に比べ27億7千3百万円減少し、161億8千8百万円の収入となった。これは主に、売上債権の増加によるものである。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度の支出に比べ7億8千8百万円増加し、165億4千3百万円の支出となった。これは主に、有価証券の取得・売却等による純収支の減少によるものである。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度の支出に比べ3億8千万円増加し、22億1千4百万円の支出となった。これは主に、配当金の支払額の増加によるものである。
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