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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10025AQ

有価証券報告書抜粋 パナホーム株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループでは、地球環境に配慮するとともに住生活文化の発展に貢献する「住生活産業No.1の環境革新企業」を目指し、住宅産業における新たな価値提案として、「エコと快適の両立」を住まいづくりにおける基本的な考え方とし、魅力ある商品開発に注力しました。
研究開発活動は当社「住宅・技術研究所」で行っており、耐久性、環境・エネルギー、居住環境、温熱環境、構造・構法、技術企画・知財推進の各研究室を設けて、長期的な視野にたった基礎技術から応用技術まで幅広い研究開発を進めております。また、実大住宅の入る環境試験棟(住宅試験センター)を有し、住宅全体としての快適性および耐久性の追求を行っております。
特にパナソニックグループ各社の研究開発部門と密接な技術交流および共同開発を行い、新技術のいち早い導入を目指して開発を進めております。
これら研究開発活動で得られた知見をもとに、先行実験住宅で体感展示を行い実用性の評価を実施し、商品開発部門と連携して時勢に適合した商品化を行っております。
当連結会計年度の研究活動の概況と成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は、12億5千万円であります。

(1)住宅研究
耐久性研究室では、住宅の長寿命化をはかる長期優良住宅の推進に向けて、耐久性が高くメンテナンス性に優れた住宅の研究開発に取り組んでおり、外壁を中心とした主要構造部の耐久性評価を担当しております。防錆技術、防汚技術の評価研究や、3R(Reduce/Reuse/Recycle)を配慮したエコ素材の研究開発にも取り組んでおります。また、住宅部材の信頼性評価として、環境試験棟(住宅試験センター)の実大住宅評価試験も担当しております。
環境・エネルギー研究室では、太陽電池および蓄電池を利用し、エネルギーの有効活用をしたエネルギー自立型住宅の研究開発を、パナソニックグループとの連携により推進しております。
居住環境研究室では、高効率で健康的な換気システムや屋内の空気浄化技術等の研究開発に、温熱環境研究室では、自然エネルギーの有効活用を基本とした省エネで快適な温熱環境の実現に向けた研究開発に、構造・構法研究室では、耐震性の高い構造の研究や資産価値としての空間活用を訴求した構法の研究等に取り組んでおります。
また、技術企画・知財推進室では、特許出願の推進による強み技術の創出支援、ならびに保有権利(特許・意匠・商標)の維持管理に取り組んでおります。
研究実施にあたっては、当社の実住宅や実大住宅試験センター、種々の計算ツールを活用するほか、国の機関との共同研究テーマにも取り組み、研究レベルと研究効率の向上を図っております。
なお、対外的活動として、日本建築学会、空気調和・衛生工学会、自立循環型住宅開発委員会、環境共生住宅推進協議会、日本健康住宅協会等に参画し、活動を行っております。

(2)商品開発
当連結会計年度に開発または強化した主な商品は、次のとおりであります。
① 戸建住宅では、屋根の上に太陽光発電パネルを載せるという従来の住宅の発想を180度転換し、太陽光発電パネルそのもので屋根を構成した先進のデザインを取り入れた創業50周年記念商品『カサート エコ・コルディス』を発売いたしました。太陽光発電パネルは、パナソニックの「HIT」を採用し、平均的な延床面積(35坪程度)の2階建住宅においては、今まで困難とされていた大容量(10kW以上)※の搭載が可能となりました。大容量太陽光発電パネルの搭載を可能にした独自の技術と、年間の一次エネルギー消費量がゼロとなる住宅(ZEH:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)普及への貢献が評価され、2013年度「新エネ大賞」(一般財団法人 新エネルギー財団主催)において“新エネルギー財団会長賞”を受賞しました。また、省エネルギー住宅のトップランナーを選定する表彰制度「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2013」で、 “特別優秀賞”を受賞しました。
都市部での二世帯・賃貸併用住宅の需要には、3~7階までをシームレスに提案できるよう多層階商品の強化を行い、これまで当社が3~5階建で培った実績・ノウハウを生かし、都市型多層階住宅『ビューノ』の開発を行いました。技術力の強化とともに、自宅・賃貸住戸・店舗併用プランによる収益生活や2015年の相続税制改正に備えた提案も行いました。
また、空間提案では、住む人とペットが心地よく共生できる総合提案「with pet」を展開しました。間取りや設備などの空間提案に加え、パナホームのお施主様対象の会員サイトに相談窓口「くらしの相談室」を設け、ペットのしつけや健康についてのご相談にお応えするほか、ペット関連商品の通信販売を行うなど、住宅メーカーならではの視点でペットとのくらしを日常的にサポートする総合提案を行いました。

② 賃貸集合住宅では、10kW以上※の大容量太陽光発電パネルを搭載した『フィカーサ エコソレイユ』を2013年6月に発売しました。賃貸オーナーに対して「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を利用することによって20年間の売電収入を見込める収益性の訴求と、2015年の相続税制改正に備えた提案を合わせて行いました。これらの取り組みが評価され、2013年度「新エネ大賞」(一般財団法人 新エネルギー財団主催)において“新エネルギー財団会長賞”を受賞しました。
2013年10月には、片流れ大屋根の屋根裏をロフト収納として活用したプラン、吹抜けリビングのプランや太陽光発電の入居者還元など入居者ニーズを融合させたプランなどの拡充を行い、さらに女性視点のコンセプト賃貸集合住宅「ラシーネ」の考え方を融合させることで、省エネ性と健康や癒しなどに配慮した「電気をスマートに使うくらし」を提案する『スマートラシーネ』を発売しました。

※ 搭載容量は、屋根面積をはじめとする建築条件等により変動します。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00624] S10025AQ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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