シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10028DF

有価証券報告書抜粋 株式会社ウッドワン 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府による経済・金融政策(いわゆるアベノミクス)を受けて円安や株高が進行し、輸出関連を中心に企業収益が改善するとともに、個人消費についても徐々に回復の兆しが見受けられました。住宅業界におきましては、住宅ローン減税・地域型住宅ブランド化事業や省エネ化への補助金制度等に加え、2014年4月の消費税増税に向けての駆け込み需要や東日本大震災の復興需要から、新設住宅着工戸数は年間を通じて堅調に推移しました。
当社グループは、将来の人口・世帯数減少による『新設住宅着工戸数減少の時代を勝ち抜く為、全社の経営資源を結集し、最大活用する』を基本方針として、『新しい商品・新しい発想・新しい提案での新しい顧客開拓と需要創造』による抜本的営業革新を目指し、森林認証(※)を取得しているニュージーランドの森林資源を活用したピノアースシリーズを中心に、新製品・新サービスの投入により新築市場に加えてリフォーム市場の更なる開拓を図っています。また、2013年4月に広島・大阪で、2014年3月に新宿において新装オープンしたショールームでは、“無垢の木のぬくもりある暮らし”を発信するショールームとして、無垢キッチン「スイージー」を主体に、床材、内装建具などとトータルコーディネートすることで、お客様が実際の生活空間をイメージしやすいルームを再現し、好評を得ています。
住宅建材では、ピノアースシリーズなどのFSC認証製品やLVL構造材、組み替え可能な収納「e・ra・bo」などの売り上げが伸びました。リフォーム用として無垢フローリング「ピノアース6㎜厚タイプ」、内窓で国内初のFSC認証製品である無垢の木の内窓「MOKUサッシ」、断熱改修を手軽に実現可能とするリフォーム用断熱改修パネル「あったかべ」、簡単に無垢材の素材感が味わえる無垢カーペット「ぴたゆか」、内装床材では、厚貼りフローリングの手作り工芸調床材コンビットクラフトシリーズ、階段では、職人不足対策や工期短縮を実現するセットオン階段「Light」等、ニーズに応える様々な商品展開を行い拡販いたしました。また、2013年12月には、国産材を活用した木材利用ポイント対象フローリング「コンビットエコヴェルデ」を発売しました。
住宅設備機器では、住宅の室内ドアや床材などの内装材とトータルコーディネートできることで好評の無垢キッチン「スイージー」の樹種に、ニュージーパイン®、メープル、オークに加えて、新たにウォールナットを追加し、4種類から選べるようになりました。2013年11月には、ニュージーパイン®の無垢扉を採用した特別仕様の限定プラン「スイージートリコ」を投入し、売上増強を図りました。さらにこの無垢キッチン「スイージー」のシリーズとして、手で“触れたくなる”ような木の質感が漂う家具をテーブル、ベンチ、スツールに展開した「スイージーファニチャー」を2014年1月に発売しました。
さらに、当社では海外関連子会社を含めた新たな加工・流通・販売体制の構築を行い、成長著しいアジア市場など海外向けの売上増大に努めています。
当社グループでは、このような施策を行い、販売数量の増加による売上増加や製造コスト削減に努めましたが、急激な為替レートの変動により、海外子会社の収益に影響を与えました。
この結果、連結売上高は、69,265百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益3,026百万円(前年同期比6.7%減)、経常利益1,667百万円(前年同期比16.6%減)、当期純利益1,722百万円(前年同期比37.2%減)となりました。
なお、特別利益の固定資産売却益887百万円は、主に階段工場2課の土地を2013年8月30日に株式会社イズミへ売却したことによるものです。さらに特別利益として急激な為替変動の影響により発生したニュージーランド子会社の外貨建借入金に係る為替評価差益500百万円を計上しました。また、特別損失の子会社清算損80百万円は、キッチンキャビネットの製造、販売を主要な事業内容としていたマレーシアの子会社の清算手続き(日本国内の子会社に生産の集約化を行うため)を2013年12月より開始したことによるものです。

(※)国際的な審査機関FSC®(森林管理協議会)のFM認証(森林管理認証)とCoC認証(加工・流通過程の管理認証)の総称/ライセンス№FSC-C043904

当社グループは、単一セグメントであるためセグメントごとの記載はおこなっておりませんが、取扱製品の特性及び類似性による「品目別」の販売実績は次のとおりです。
①床材
売上高は、10,850百万円と前年同期と比べ165百万円(前年同期比1.5%増)増加しました。普及タイプの床材などの販売が減少しましたが、FSCの森林認証を取得したニュージーランドの森林資源を主に活用した製品群である「ピノアースシリーズ」の無垢床材などの売り上げは伸び、床材全体では、前年同期に比べ増加しました。
②造作材
売上高は、33,669百万円と前年同期と比べ2,340百万円(前年同期比7.5%増)増加しました。ソフトアートシリーズの「シンプルセレクション」や無垢を基調としたピノアースシリーズの「ナチュラルセレクション」を中心に階段・ドア・収納などの売上が伸び、造作材全体では、前年同期に比べ増加しました。
③その他建材
売上高は、19,509百万円と前年同期と比べ2,374百万円(前年同期比13.9%増)増加しました。国内において、主に木軸・間柱・構造材等の木製品が増加しました。また、海外ではニュージーランド子会社での合板素材等の販売が増加し、前年同期に比べ増加しました。
④住宅設備機器
売上高は、5,235百万円と前年同期と比べ363百万円(前年同期比7.5%増)増加しました。
システムキッチンでは、SAリーズのシステムキッチンの販売が減少しましたが、木質建材とトータルコーディネートできる無垢扉のシステムキッチン「スイージー」の売上は伸びました。その結果、住宅設備機器全体は、前年同期に比べ増加しました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローにつきましては、営業活動により6,007百万円増加、投資活動により1,267百万円減少、財務活動により4,434百万円減少しました。
営業活動により増加した資金6,007百万円(前年同期5,655百万円増加)は、主に売上債権450百万円増加、法人税等の支払額768百万円があったものの、税金等調整前当期純利益2,851百万円に減価償却費3,550百万円を加え固定資産除売却益836百万円を差し引き、仕入債務1,584百万円増加したこと等によるものです。
投資活動により減少した資金1,267百万円(前年同期7,027百万円増加)は、主に階段2課工場の土地等有形固定資産売却による収入1,074百万円があったものの国内及びニュージーランド子会社等における設備投資及び山林の投資等に2,182百万円支出したことによるものです。
財務活動により減少した資金4,434百万円(前年同期11,374百万円減少)は、社債の発行による収入1,380百万円があったものの主に短期・長期借入金の減少によるものです。
この結果、現金及び現金同等物は570百万円の増加となり、期末残高は6,942百万円(前年同期比9.0%増)となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00630] S10028DF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。