株式会社ノダ 研究開発活動 (2014年11月期)

当グループの研究開発は、「快適な住まいづくりに貢献する総合建材メーカー」を基本理念としております。特に以下の4分野においてニーズにマッチした独自の提案型製品の研究開発に取り組んでおります。
1 地球環境に関する分野
・環境にやさしい循環可能な木材資源の有効利用
・リサイクル可能な素材の開発
2 様々なライフスタイルに対応した安全・快適に関する分野
・高齢者,障害者,児童が安全に暮らせるユニバーサルデザイン製品の開発
・スペースの有効活用により様々な場面に提案可能な生活支援プラスα製品の開発
3 防災に関する分野
・住宅の・耐久性向上に対応する建材の開発
・地震発生時の安全な避難、防災品の備えに関する製品の開発
4 リフォームに関する分野
・国土交通省が進める「中古住宅市場」、「リノベーション住宅市場」の活性化施策に合わせたリフォーム用製品の開発
当連結会計年度において、長年にわたりご愛用いただいてきた「アトリアシリーズ」に変わる新シリーズとして「BINOIE(ビノイエ)シリーズ」の建具、収納製品を新たに投入しました。
「BINOIE(ビノイエ)シリーズ」の第一の特徴は、木質感のバランスを追求した「意匠性の向上」です。表面シートは艶の変化や陰影を木目の中に表現し、7つの色彩と組み合わせ、それぞれの樹種が持つ個性的な雰囲気と臨場感を再現しました。第二の特徴はラインナップ拡充による「多様性」です。53種類の豊富な扉デザインバリエーションを取り揃え、建具高さは3種類(一般的2,033㎜/ハイサッシ2,223㎜/天井2,347㎜)をラインナップしました。第三の特徴は快適性能と省施工を備えた「高機能」です。レバーハンドルは操作しやすいショートストロークを採用。弱い力でも開けやすく子供、高齢者にもやさしい引戸クローザを標準設定。クローゼットはワンタッチで扉を吊り込める新金具を採用しました。また、ユニバーサルディレクト(UD)商品も「BINOIE(ビノイエ)」の色柄に対応させ、安全性、機能性だけでなくホテルライクのデザイン性を追及しました。
さらにラスティック柄をメインとした商品構成の「アートクチュールシリーズ」と鏡面仕上げで都会的シンプルな贅沢さを演出する「ルシーボシリーズ」も同時にリニューアルし、ビノイエ + アートクチュール & ルシーボで幅広いインテリアスタイルを実現します。
これら新製品の発売により使う人のさまざまな場面での快適な住まいづくりを目指した製品の充実を進めております。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は164百万円であります。