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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10024M4

有価証券報告書抜粋 ラサ工業株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、エネルギー価格の上昇などの企業コストが増加しておりますが、金融政策効果による円安進行で輸出産業を中心に企業収益の改善が進み、緩やかな景気の回復局面が続きました。
このような環境のなかで、当社グループでは、中期経営計画の2年目を迎え、引続き「安定した収益力」と「財務健全化の達成」を基本方針として、基盤事業となる既存商品の拡販や営業力の強化、海外マーケットへの取組強化、成長ビジネスへの注力などにより収益力の向上をはかり、また、設備投資の慎重な検討や経費支出の抑制などによりキャッシュ・フローの改善や財務体質の強化をはかってまいりました。
しかしながら、主要顧客である国内半導体関連業界は、需要回復の足取りが重く、また、輸入に依存している主要原材料が為替の影響を大きく受け、高コストとなるなど、当社グループを取り巻く環境は、依然楽観を許さない状況が続きました。
この結果、当連結会計年度は、売上高は213億61百万円と前期比10.1%の増収となりました。営業利益は、9億61百万円と前期比29.6%の増益となり、経常利益は5億67百万円と前期比45.1%の増益となりました。当期純利益は減損損失の計上もあり、4億21百万円と前期比0.3%の減益となりました。
当社グループのセグメント別の概況は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

①化成品事業
燐酸などの燐系製品につきましては、一般品及び二次塩類等の出荷数量が回復傾向にあり、期央以降にかけて価格改定が進んだことから、増収となりました。また、電子工業向高純度品も、輸出を中心に回復基調が出てきたことから増収となりました。
水処理用などの凝集剤は、官庁向けは横ばいに推移しましたが、民間向けが数量増となったことから若干の増収となりました。
コンデンサー向け原料は、前年並みで推移しました。また、消臭剤は、衣類向けを中心とした数量の回復が進み大幅な増収となりました。
これらを併せた結果、売上高は138億36百万円(前期比11.7%増収)、セグメント利益は、6億61百万円(前期比16.6%増益)となりました。

②機械事業
破砕関連機械につきましては、単体機械の販売は震災関連需要の一巡により大幅に減少しましたが、経済対策による公共事業が拡大基調となっていることや、砕石などの関連業界の稼働率が徐々に上向いており、部品販売が期を通じて堅調に推移したことなどから増収となりました。また、鋳鋼品につきましても、売り上げが順調に推移し増収となりました。
下水道関連の掘進機は、レンタル分野が若干減収となりましたが、本体販売が円安を背景とした輸出の好調により増収となりました。また、精密機械加工については、液晶装置向けなどの低迷が続き減収となりました。
これらを併せた結果、売上高は46億95百万円(前期比9.9%増収)、セグメント利益は、4億37百万円(前期比46.5%増益)となりました。

③電子材料事業
化合物半導体向け高純度無機素材につきましては、国内の主要ユーザーの事業撤退により極めて厳しい環境で推移しました。ガリウムについては販売価格の低迷があったものの、LED向けを中心に販売数量が伸び増収となりましたが、インジウムにつきましては、大幅な減収となりました。赤燐につきましては、販売価格が低下しましたが出荷数量は堅調に推移し、売り上げはほぼ横ばいの結果となりました。
これらを併せた結果、売上高は16億92百万円(前期比6.2%増収)、セグメント利益は、1億57百万円(前期比3.4%減益)となりました。

④その他の事業
石油精製用触媒の再生事業は、エネルギーコストのアップはあったものの、増収となりました。不動産の賃貸は、ほぼ横ばいで推移しました。
この結果、売上高は11億37百万円(前期比0.5%減収)、セグメント利益は、6億88百万円(前期比3.1%増益)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4億55百万円増加し、44億73百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は19億49百万円(前期比8億27百万円増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益5億2百万円(前期比56百万円増加)、減価償却費10億60百万円(前期比71百万円減少)及び仕入債務が2億96百万円増加(前期は4億66百万円減少)したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は6億29百万円(前期比1億36百万円増加)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出6億21百万円(前期比95百万円増加)によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は9億48百万円(前期比7億31百万円減少)となりました。これは主に長期借入れによる収入28億円(前期比1億50百万円減少)、及び長期借入金の返済による支出33億97百万円(前期比5億32百万円減少)によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00760] S10024M4)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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