有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10028FR
株式会社トクヤマ 研究開発活動 (2014年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループでは、「情報・電子」「環境・エネルギー」「生活・医療」の各分野を重点分野として、化学を基軸に各事業の拡大と発展を目指した研究開発を行ってきました。
全社的位置付けの研究開発部門と各セグメントに所属する開発グループの2本立て体制を取り、研究開発の機動性と効率性を高め、成果を通じて社会に貢献することを目指しております。
研究開発部門では、「トクヤマの次代を担う新製品・新事業の創出」をミッションとし、新製品の創出と技術の深耕に取り組んでおります。また、研究開発のスピードアップと開発効率を高めるために多くの外部研究機関との連携も進めております。その中でも事業化を強く意識した研究開発テーマとして、「アニオン膜型燃料電池用材料」「窒化アルミニウム単結晶ベースの深紫外固体発光素子」「高性能中性子線検出用シンチレータ材料」の開発を精力的に推進しました。
燃料電池用材料の開発では、白金系触媒を必要としないアニオン膜型燃料電池用材料の開発に注力しました。顧客の評価を受けながら製品化を目指しております。また、深紫外固体発光素子の開発では、これまでに実施してきた外部機関との共同研究の成果と相俟って、波長260nm帯としては世界トップレベルの出力特性を示す発光素子の開発に成功しました。現在、深紫外光源としては一般的には水銀ランプが使用されていますが、発光素子の開発によって装置の大幅な小型化が可能になるため、環境、医療、農業等の様々な分野での応用が期待されております。2013年度
中にサンプル出荷を開始し、2016年度までの事業化を目指しております。そして、高性能中性子線検出用シンチレ
ータ材料の開発では、中性子感度の高いリチウム6(6Li)を含む特殊なフッ化物単結晶が、資源枯渇で入手が困難
となりつつあるヘリウム3(3He)ガス代替の高性能中性子線検出用シンチレータ材料として有望であることを見出
しました。現在、世界各地の高エネルギー研究機関と共同で選択性の高い中性子線センサーを開発中で、2015年度までの事業化を目指しています。さらに現在、世界各地の研究機関と共同で新たな用途を開発しています。
当連結会計年度における当社グループの研究開発費は87億9百万円(セグメント間の取引消去後)です。なお、研究開発費については各セグメントに配分できない基礎研究費用30億53百万円が含まれております。
セグメント別の研究開発の状況及び研究開発費は次のとおりです。
各種製品群の競争力強化と用途開拓のための研究開発を積極的に進めております。プロセス開発や触媒研究、環境対応製品開発にも注力し、技術力強化による事業貢献を行っております。塩化ビニル樹脂では、引き続きコスト引下げ、生産技術の改良及び顧客の要求に対応した各種グレードの開発改良を進めました。結晶性層状珪酸ナトリウムは、業務用・産業用洗剤のビルダーや機能性材料の原料への用途開発を進めました。
当セグメントに係わる研究開発費は5億35百万円(セグメント間の取引消去後)です。
多結晶シリコンでは、シリコン市場が低迷する状況下、コスト削減に対応するため既存プラントにおいてシリコンの生産効率を高めるプロセス開発を進めました。シリカについては、顧客の要求に対応した新規シリカの開発を行いました。窒化アルミニウムについては、パワー半導体やパワーLEDなどの放熱用材料に用いられる高放熱シートや放熱接着剤用の窒化アルミニウムフィラーの開発に注力しました。
当セグメントに係わる研究開発費は15億51百万円(セグメント間の取引消去後)です。
種々の廃棄物をセメント原燃料化するための研究開発を積極的に継続しております。なかでも、廃石膏ボード及び石炭灰の処理技術の開発に注力しております。廃石膏ボードにつきましては、晶析により原料石膏と同等の二水石膏を再生する技術を確立し、株式会社トクヤマ・チヨダジプサムにおいてリサイクル事業を開始しました。セメント・コンクリートの基礎研究も進めており、生産技術ならびに品質改良に貢献しております。また、セメント関連製品として、セメント系固化材、グラウト材及びセルフレベリング材の各種グレード開発・改良を進めました。さらに、断面修復材などコンクリート構造物の補修・補強に適用される各種製品の開発・改良に注力しました。
一方、環境にやさしい漆喰材料の開発と用途拡大に取り組んでおり、インクジェットプリンター用印刷メディア「フレスコジクレー」の新規グレード開発・改良を進めました。
当セグメントに係わる研究開発費は6億80百万円(セグメント間の取引消去後)です。
メガネレンズ材料では、次世代フォトクロミック材料の開発を進めました。医薬原薬では、プロセス開発を進めました。医療分野、臨床検査分野では、臨床検査用の試薬や情報システム、検体検査に係わる装置や検査自動化システムの総合的な製品開発を進めました。ガスセンサ関連では、警報器分野、空気質分野などで各種センサやその応用製品の開発を進めました。歯科医療分野では、充填用コンポジットレジン、矯正用接着材料などの製品開発を進めました。イオン交換樹脂膜では、高効率バイポーラ膜電気透析技術や高機能イオン交換膜等の開発を進めました。
当セグメントに係わる研究開発費は28億88百万円(セグメント間の取引消去後)です。
全社的位置付けの研究開発部門と各セグメントに所属する開発グループの2本立て体制を取り、研究開発の機動性と効率性を高め、成果を通じて社会に貢献することを目指しております。
研究開発部門では、「トクヤマの次代を担う新製品・新事業の創出」をミッションとし、新製品の創出と技術の深耕に取り組んでおります。また、研究開発のスピードアップと開発効率を高めるために多くの外部研究機関との連携も進めております。その中でも事業化を強く意識した研究開発テーマとして、「アニオン膜型燃料電池用材料」「窒化アルミニウム単結晶ベースの深紫外固体発光素子」「高性能中性子線検出用シンチレータ材料」の開発を精力的に推進しました。
燃料電池用材料の開発では、白金系触媒を必要としないアニオン膜型燃料電池用材料の開発に注力しました。顧客の評価を受けながら製品化を目指しております。また、深紫外固体発光素子の開発では、これまでに実施してきた外部機関との共同研究の成果と相俟って、波長260nm帯としては世界トップレベルの出力特性を示す発光素子の開発に成功しました。現在、深紫外光源としては一般的には水銀ランプが使用されていますが、発光素子の開発によって装置の大幅な小型化が可能になるため、環境、医療、農業等の様々な分野での応用が期待されております。2013年度
中にサンプル出荷を開始し、2016年度までの事業化を目指しております。そして、高性能中性子線検出用シンチレ
ータ材料の開発では、中性子感度の高いリチウム6(6Li)を含む特殊なフッ化物単結晶が、資源枯渇で入手が困難
となりつつあるヘリウム3(3He)ガス代替の高性能中性子線検出用シンチレータ材料として有望であることを見出
しました。現在、世界各地の高エネルギー研究機関と共同で選択性の高い中性子線センサーを開発中で、2015年度までの事業化を目指しています。さらに現在、世界各地の研究機関と共同で新たな用途を開発しています。
当連結会計年度における当社グループの研究開発費は87億9百万円(セグメント間の取引消去後)です。なお、研究開発費については各セグメントに配分できない基礎研究費用30億53百万円が含まれております。
セグメント別の研究開発の状況及び研究開発費は次のとおりです。
各種製品群の競争力強化と用途開拓のための研究開発を積極的に進めております。プロセス開発や触媒研究、環境対応製品開発にも注力し、技術力強化による事業貢献を行っております。塩化ビニル樹脂では、引き続きコスト引下げ、生産技術の改良及び顧客の要求に対応した各種グレードの開発改良を進めました。結晶性層状珪酸ナトリウムは、業務用・産業用洗剤のビルダーや機能性材料の原料への用途開発を進めました。
当セグメントに係わる研究開発費は5億35百万円(セグメント間の取引消去後)です。
多結晶シリコンでは、シリコン市場が低迷する状況下、コスト削減に対応するため既存プラントにおいてシリコンの生産効率を高めるプロセス開発を進めました。シリカについては、顧客の要求に対応した新規シリカの開発を行いました。窒化アルミニウムについては、パワー半導体やパワーLEDなどの放熱用材料に用いられる高放熱シートや放熱接着剤用の窒化アルミニウムフィラーの開発に注力しました。
当セグメントに係わる研究開発費は15億51百万円(セグメント間の取引消去後)です。
種々の廃棄物をセメント原燃料化するための研究開発を積極的に継続しております。なかでも、廃石膏ボード及び石炭灰の処理技術の開発に注力しております。廃石膏ボードにつきましては、晶析により原料石膏と同等の二水石膏を再生する技術を確立し、株式会社トクヤマ・チヨダジプサムにおいてリサイクル事業を開始しました。セメント・コンクリートの基礎研究も進めており、生産技術ならびに品質改良に貢献しております。また、セメント関連製品として、セメント系固化材、グラウト材及びセルフレベリング材の各種グレード開発・改良を進めました。さらに、断面修復材などコンクリート構造物の補修・補強に適用される各種製品の開発・改良に注力しました。
一方、環境にやさしい漆喰材料の開発と用途拡大に取り組んでおり、インクジェットプリンター用印刷メディア「フレスコジクレー」の新規グレード開発・改良を進めました。
当セグメントに係わる研究開発費は6億80百万円(セグメント間の取引消去後)です。
メガネレンズ材料では、次世代フォトクロミック材料の開発を進めました。医薬原薬では、プロセス開発を進めました。医療分野、臨床検査分野では、臨床検査用の試薬や情報システム、検体検査に係わる装置や検査自動化システムの総合的な製品開発を進めました。ガスセンサ関連では、警報器分野、空気質分野などで各種センサやその応用製品の開発を進めました。歯科医療分野では、充填用コンポジットレジン、矯正用接着材料などの製品開発を進めました。イオン交換樹脂膜では、高効率バイポーラ膜電気透析技術や高機能イオン交換膜等の開発を進めました。
当セグメントに係わる研究開発費は28億88百万円(セグメント間の取引消去後)です。
事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 有価証券報告書 抜粋メニュー
- 連結経営指標等
- 提出会社の経営指標等
- 沿革
- 事業の内容
- 関係会社の状況
- 従業員の状況
- 業績等の概要
- 生産、受注及び販売の状況
- 対処すべき課題
- 事業等のリスク
- 研究開発活動
- 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 株式の総数等
- 発行済株式総数、資本金等の推移
- 株価の推移
- 最近6月間の月別最高・最低株価
- 株式所有者別状況
- 役員の状況
- コーポレートガバナンス状況
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00768] S10028FR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。