シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002B23

有価証券報告書抜粋 日本カーバイド工業株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度における世界経済は、米国では緩やかな景気回復が持続し、欧州諸国でも持ち直しの動きが見られるものの、中国を中心としたアジア新興国における成長ペースに減速感が強まるなど、不透明な状況で推移しました。一方、わが国においては、景気回復対策などを背景とした円安傾向に加え、企業収益や個人消費が改善されるなど、緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループを取り巻く環境は、化学業界や電子部品業界においては、原材料価格の高騰やデジタル家電市場の低迷の長期化があるものの、輸出環境の改善などにより堅調に推移しました。また、建設・建材関連業界においては、消費税引き上げ前需要による住宅着工戸数の増加などもあり順調に推移しました。
このような状況のもと、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高は55,610百万円と前連結会計年度比4,830百万円(9.5%増)の増収、営業利益は1,397百万円と前連結会計年度比316百万円(29.3%増)の増益、経常利益は1,594百万円と前連結会計年度比481百万円(43.2%増)の増益、当期純利益は減損損失の計上などもありましたが、472百万円と前連結会計年度比5百万円(1.3%増)の増益となりました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、従来の「化成品関連製品」「フィルム・シート製品」「電子材料製品」「建材関連」及び「エンジニアリング」の5区分から、「機能製品」「電子・光学製品」「建材関連」及び「エンジニアリング」の4区分に変更しております。
この変更に伴い、以下の前連結会計年度との比較については、変更後のセグメントに基づき組替えたうえで比較しております。

(機能製品)
当該事業の主な取扱製品は、ファインケミカル製品、メラミン樹脂、接着製品、マーキングフィルム、ステッカー、包装用フィルムなどであります。
このうち、ファインケミカル製品は医薬品関連は低迷しましたが、農薬関連向けが堅調に推移し、前連結会計年度比増収となりました。メラミン樹脂製品は海外向けが順調に推移し、前連結会計年度比増収となりました。接着関連製品は光学関連分野向けや建築向けが堅調に推移し、前連結会計年度比増収となりました。マーキングフィルムは海外向けは低調でしたが、国内向けが順調に推移し、前連結会計年度比増収となりました。ステッカーは東南アジア地域の販売が低調となり、前連結会計年度比減収となりました。包装用フィルムは中国での販売が順調に推移し、前連結会計年度比増収となりました。
以上により、機能製品の売上高は25,133百万円と前連結会計年度比415百万円(1.7%増)の増収となったものの、原材料価格の上昇などにより、セグメント利益は1,878百万円と前連結会計年度比584百万円(23.7%減)の減益となりました。

(電子・光学製品)
当該事業の主な取扱製品は、再帰反射シート、セラミック基板、厚膜印刷製品、プリント配線板などであります。
このうち、再帰反射シートは円安の影響もあり、前連結会計年度比増収となりました。セラミック基板はスマートフォン向けは堅調でしたが、デジタル家電向けが振るわず、前連結会計年度比減収となりました。プリント配線板は情報関連向けが低迷し、前連結会計年度比減収となりました。
以上により電子・光学製品の売上高は14,349百万円と前連結会計年度比1,277百万円(9.8%増)の増収となったものの、セグメント損失は780百万円(前連結会計年度は1,360百万円の損失)となりました。


(建材関連)
当該事業の主な取扱製品は、住宅用アルミ建材などでありますが、主力の手摺、笠木等の販売が好調に推移し、前連結会計年度比増収となりました。
以上により、建材関連の売上高は10,032百万円と前連結会計年度比1,098百万円(12.3%増)の増収、セグメント利益は、254百万円と前連結会計年度比170百万円(202.4%増)の増益となりました。

(エンジニアリング)
当該事業の主な事業内容は、産業プラントの設計・施工などでありますが、国内外の工事案件の完工が増加し、前連結会計年度比増収となりました。
以上により、エンジニアリングの売上高は7,638百万円と前連結会計年度比1,576百万円(26.0%増)の増収、セグメント利益は462百万円と前連結会計年度比32百万円(7.4%増)の増益となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度は、営業活動によるキャッシュ・フローは3,086百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは2,501百万円の支出となり、フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計)は584百万円の収入となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは559百万円の支出となりました。また、現金及び現金同等物の期末残高は前連結会計年度末比356百万円増加して4,269百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加などによる運転収支の悪化はあるものの、税金等調整前当期純利益などの内部留保が増加したことなどにより、前連結会計年度比784百万円収入が増加しました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出の減少などにより、前連結会計年度比1,130百万円支出が減少しました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出が増加したことなどにより、559百万円の支出(前連結会計年度は673百万円の収入)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00777] S1002B23)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。