シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002DRZ

有価証券報告書抜粋 高圧ガス工業株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、株高や円安など政府の経済政策等の効果により、設備投資や個人消費が回復し、企業収益にも改善がみられましたが、新興国の経済成長の鈍化などもあり、不透明な状況で推移いたしました。
このような状況のなかで、当社グループの事業環境は非常に厳しいものがありましたが、経営の効率化に努めながらグループ全体の連携や販売体制の強化など、積極的に営業活動を重ねてまいりました結果、当連結会計年度の売上高は773億58百万円(前連結会計年度比3.1%増加)となりました。
収益面におきましては、経営全般にわたって徹底した経費削減やコストダウンなど、より一層の合理化に努めました結果、営業利益は46億77百万円(前連結会計年度比8.7%増加)、経常利益は51億97百万円(前連結会計年度比7.4%増加)、当期純利益は29億73百万円(前連結会計年度比10.1%増加)となりました。
当社グループのセグメント別の状況は次のとおりであります。


ガス事業
ガス事業を取り巻く環境は、国内需要の減少に伴う製造拠点の海外進出や生産の集約化などによる需要先の減少が続くなか、一部の業種において緩やかな持ち直しの動きがみられましたが、依然として不透明な状況で推移しました。
このような事業環境のなか、ガス事業ではシリンダーガスビジネスの収益力強化のため、地域に密着した営業を展開し、物流面における効率化と安定供給体制の強化をはかるため、積極的な設備投資を行ないながら、営業活動を行ってまいりました。
主力製品の『溶解アセチレン』は、造船業界向けの需要が減少したものの、建設、橋梁など工事向けに一部需要が回復し、売上高は前連結会計年度を上回りました。『その他工業ガス等』は、酸素、窒素が建設、鉄鋼、電機、化学向けに一部需要が回復し、アルゴン、炭酸ガスは新規需要先の獲得及び一部の需要回復があり、また、LPガス等の石油系ガスは新規需要先の獲得及び輸入価格の上昇に伴い増加し、売上高は前連結会計年度を上回りました。『溶接溶断関連機器』は、溶接棒等の消耗品関係が増加したものの、設備関連機器の需要が減少し、売上高は前連結会計年度を下回りました。『容器』は、輸出及び各種シリンダーガスの需要の低迷により中容器が減少し、売上高は前連結会計年度を下回りました。
以上の結果、当事業の売上高は576億67百万円(前連結会計年度比0.9%増加)、営業収入は2億65百万円(前連結会計年度比1.6%増加)、営業利益は42億17百万円(前連結会計年度比3.6%増加)となりました。

化成品事業
化成品事業を取り巻く環境は、住宅着工件数の増加に伴い市況に緩やかな回復傾向がみられたものの、世界的な原材料高、供給不安など、引き続き厳しい状況が続きました。このような状況のなか、化成品事業では新しい技術の開発に注力し、環境にやさしい製品や付加価値の高い製品の開発に努めました。
『接着剤』の主力製品ペガールは、紙用が包装向けに、木工用が建築、建材向けを中心に需要を伸ばし、塗料用、粘着用が新規需要先の開拓により増加しました。瞬間接着剤シアノンは、海外向けが円安により、売上高は前連結会計年度を上回りました。
『塗料』は、建築改修向けが需要を伸ばし、屋根用が新製品の投入により増加し、また、消費増税の駆け込み需要もあり、売上高は前連結会計年度を上回りました。
以上の結果、当事業の売上高は182億28百万円(前連結会計年度比7.9%増加)、営業収入は13百万円(前連結会計年度比34.3%増加)、営業利益は13億円(前連結会計年度比9.2%増加)となりました。

その他事業
『その他事業』は、LSIカードや海外向けの光学機器の需要が増加し、売上高は14億62百万円(前連結会計年度比44.8%増加)、営業利益は3億6百万円(前連結会計年度比124.2%増加)となりました。

(売上高及び営業収入内訳)(単位:百万円)
事業区 分第 80 期第 81 期増減額増減率
2013年3月期2014年3月期
ガス事業溶解アセチレン5,6335,7961622.8
(水酸化カルシウムを含む)
その他工業ガス等28,03729,3481,3114.6
溶接溶断関連機器18,52117,724△796△4.3
容器3,2102,969△240△7.5
その他1,7271,8281015.8
営業収入26126541.6
合計57,39157,9325410.9
化成品事業接着剤4,9645,51254811.0
塗料7,3968,1107139.6
その他4,5214,605831.8
営業収入1013334.3
合計16,89218,2421,3497.9
その他事業LSIカード5396369717.9
その他47082635575.6
合計1,0091,46245244.8
合 計75,29377,6372,3443.1


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益が54億17百万円(前連結会計年度比13.0%増加)、減価償却費が15億42百万円あったものの、売上債権の増加が18億63百万円、法人税等の支払額が16億6百万円、有形固定資産の取得による支出が18億30百万円あったため、9億72百万円の減少(前連結会計年度比21.5%増加)となり、現金及び現金同等物の期末残高は、134億83百万円(前連結会計年度比6.7%減少)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果、得られた資金は29億39百万円(前連結会計年度比28.3%減少)と前連結会計年度と比べて11億60百万円減少しました。これは主に税金等調整前当期純利益が前連結会計年度と比べて6億26百万円増加したものの、売上債権の増加額が前連結会計年度と比べて23億82百万円増加したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は21億30百万円(前連結会計年度比33.9%減少)と前連結会計年度と比べて10億93百万円減少しました。これは主に有形固定資産の取得による支出が前連結会計年度と比べて11億37百万円減少したことのよるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果、使用した資金は17億80百万円(前連結会計年度比6.2%増加)と前連結会計年度と比べて1億3百万円増加しました。これは主に長期借入れによる収入が13億円あったものの、長期借入れの返済による支出が前連結会計年度と比べて16億55百万円増加したことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00781] S1002DRZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。