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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10026BA

有価証券報告書抜粋 石原ケミカル株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当期におけるわが国経済は、円安による輸出環境の改善や政府による経済政策等の効果もあり、全体として景気回復の兆しが現れております。一方で、円安進行による原材料価格の上昇や消費税増税に伴う消費マインド減退への懸念など国内景気の下振れ懸念があり、依然として先行きは不透明な状況で推移いたしました。
このような状況下、当社は、自動車用化学製品等、工業薬品セグメントを中心に伸びを示しましたが、金属表面処理剤及び機器等、電子材料セグメントは前年を下回る結果となりました。
この結果、当期の業績は、売上高16,370百万円(前年比0.5%増)、営業利益822百万円(前年比8.3%増)、経常利益993百万円(前年比21.0%増)、当期純利益668百万円(前年比80.3%増)となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

当セグメントが対応する電子部品業界は、国内においては、海外生産移管が進む中、大手メーカーの半導体製造事業の売却や工場の閉鎖により半導体製造事業が縮小し、国内生産が激減しております。また、海外においては、前年度と同様にデジタル家電やパソコン需要が低迷している中、スマートフォン、タブレット関連の需要は引き続き堅調に推移しましたが、新興国向けの電子部品の供給が増えるに伴い価格競争が激しくなってきております。
このような状況の中、金属表面処理剤は、国内市場においては、ユーザーの生産減に伴い、めっき液の需要が低迷いたしました。また、海外市場においては、スマートフォン、タブレットに搭載される先端電子部品用ウエハーバンプめっき液を中心に、韓国、台湾等のユーザーへの拡販および他社介入防止に努めましたが、一部大口ユーザーでのめっき装置の大幅改造によるめっき液の使用量削減の影響により、前年を下回る結果となりました。
また、化成処理液自動管理装置等は、スマートフォン、タブレット向けプリント基板、タッチパネル関連ユーザーへの管理装置、試薬の拡販に努めましたが、前年を下回る結果となりました。
これらの結果、金属表面処理剤及び機器等の売上高は、9,359百万円(前年比5.5%減)となりました。


電子材料のニッケル超微粉は、ユーザーのセラミックコンデンサの生産状況もあり前年を下回る結果となりました。一方、機能材料加工品は、期後半より半導体関連の需要が回復してまいりましたが、ユーザーごとに業績が異なるため業績の好調なユーザーへの拡販に努め、前年を上回る結果となりました。
これらの結果、電子材料の売上高は、772百万円(前年比3.4%減)となりました。


当セグメントが対応するカーアフターマーケットは、車体構造の変化による部品、ケミカル品の交換間隔の長期化などにより市場規模が縮小傾向にあり、カーディーラーは車販以外の新たな収益源をもとめ、サービス売上に力を入れてきております。
このような状況の中、自動車用エアコンフィルター装着が標準装備となりフィルター交換需要が増加してきたことに伴い、エアコンフィルター交換作業に合わせエアコン洗浄を同時に施工するビジネスを継続して提案してまいりました。この結果、新製品の投入、新規カーディーラーの獲得及び拡販により、エアコン洗浄剤が大幅な伸びを示しました。また、補修用コンパウンドとBPケミカルの新製品を投入し、説明会、同行販売を実施したことにより補修用製品販売も順調に推移いたしました。
これらの結果、自動車用化学製品等の売上高は、1,979百万円(前年比22.2%増)となりました。


当セグメントが対応する鉄鋼業界は、国内粗鋼生産量は前年を上回るなど回復基調が鮮明になり建設と自動車関連を中心に国内の鋼材需要が好調に推移いたしました。
このような状況の中、当社の高級鋼板向け特殊薬剤は、円高修正による輸出の回復や品質安定化のために使用量を増やしたこともあり、大幅な伸びを示しました。
これらの結果、工業薬品の売上高は、4,258百万円(前年比7.4%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当期末における現金及び現金同等物は、前期末より665百万円減少し1,673百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税引前当期純利益が前年同期に比べ392百万円増加し964百万円となり、減価償却費380百万円、売上債権の増加49百万円、たな卸資産の減少41百万円、仕入債務の増加69百万円及び法人税等の支払い160百万円等により営業活動によるキャッシュ・フローは、1,122百万円(前年同期1,049百万円)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有価証券の取得による支出726百万円、有価証券の売却及び償還による収入308百万円及び有形固定資産の取得による支出684百万円等により投資活動によるキャッシュ・フローは、△1,470百万円(前年同期△1,429百万円)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
ファイナンス・リース債務の返済による支出68百万円及び配当金の支払い223百万円等により財務活動によるキャッシュ・フローは、△316百万円(前年同期△268百万円)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00804] S10026BA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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