シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001EE7

有価証券報告書抜粋 協和キリン株式会社 業績等の概要 (2013年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
① 全般の状況
当連結会計年度前連結会計年度増減
売上高3,406億円3,331億円74億円
営業利益517億円529億円△11億円
経常利益495億円490億円5億円
当期純利益300億円241億円58億円

◎ 医薬事業を取り巻く環境は、国内外共に新薬創出の成功確率の低下や承認審査の厳格化、医療費抑制策の進展など、引き続き厳しい状況が続いています。このような環境において、当社グループは、世界初のメカニズムを有するパーキンソン病治療剤「ノウリアスト」、2型糖尿病治療剤「オングリザ」、癌疼痛治療剤「アブストラル」を国内において発売し早期の市場浸透を図るとともに主力製品の販売拡大に注力しました。海外では、ProStrakan Group plc及びその子会社11社 (以下「ProStrakan社」といいます。)が、重要なマイルストンである営業利益(のれん等償却後)の黒字化を達成することができました。また、欧米での開発は引き続き積極的に進めております。
◎ バイオケミカル事業では、医薬・医療用途を中心とするアミノ酸・核酸関連物質等の拡販、「オルニチン」をはじめとするヘルスケア関連通信販売事業の強化に引き続き取り組んだ結果、売上高は前連結会計年度を上回るとともに、事業全体に占める海外売上高比率が高く円安の影響もあり大幅に収益が改善しました。
◎ 当連結会計年度の売上高は、国内の医療用医薬品の堅調な推移や英国ProStrakan社の伸長に加えて、為替の円安進行もあり増収となりましたが、営業利益は、技術収入の減少等により減益となりました。
◎ 経常利益は、為替差益の計上や持分法による投資損失の減少等により、当期純利益は、関係会社株式売却益等の特別利益の計上により、それぞれ増益となり、過去最高益を達成することができました。

② セグメント別の概況
セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、セグメントの区分を変更しており、以下の前連結会計年度比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

医薬事業
当連結会計年度前連結会計年度増減
売上高2,610億円2,593億円16億円
営業利益461億円507億円△46億円

◎ 国内の医療用医薬品の売上高は前連結会計年度を上回りました。
・主力品である腎性貧血治療剤「ネスプ」は2012年12月発売の液量統一品の出荷反動等により、売上高が前連結会計年度を下回りました。抗アレルギー点眼剤「パタノール」は花粉飛散量が多かったため大幅に増加しました。抗アレルギー剤「アレロック」、高血圧症・狭心症治療剤「コニール」は後発医薬品の影響等により売上高が前連結会計年度を下回りました。
・二次性副甲状腺機能亢進症治療剤「レグパラ」、潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」、慢性特発性血小板減少性紫斑病治療剤「ロミプレート」、経皮吸収型持続性癌疼痛治療剤「フェントス」等が伸長しました。
・5月に世界初のアデノシンA2A受容体拮抗薬であるパーキンソン病治療剤「ノウリアスト」、7月に2型糖尿病治療剤「オングリザ」、12月に癌疼痛治療剤「アブストラル」を発売しました。
◎ 医薬品の輸出及び技術収入は、輸出が堅調に推移したものの、協和キリン富士フイルムバイオロジクス㈱からのバイオシミラー開発に係る技術収入等の減少により、売上高は減少しました。
◎ ProStrakan社は、癌疼痛治療剤「Abstral」等の主力製品が順調に伸長し、売上高は233億円(前連結会計年度比43.4%増)、営業利益(のれん等償却後)は2億円(前連結会計年度は25億円の営業損失)となりました。

バイオケミカル事業
当連結会計年度前連結会計年度増減
売上高829億円769億円59億円
営業利益56億円21億円35億円

(国内)
◎ 医薬・医療領域の売上高は前連結会計年度を上回りました。
・医薬・医療領域では、医薬用アミノ酸、その他の医薬品原薬等が堅調に推移しました。
・トラネキサム酸は出荷が集中した前連結会計年度に比べ売上高が減少しました。
◎ ヘルスケア領域の売上高は前連結会計年度を下回りました。
・ヘルスケア領域では、「オルニチン」をはじめとする通信販売事業が順調に伸長しました。
・オルニチンは、“キリンの健康プロジェクト”「キリン プラス-アイ」の素材として飲料等に配合され、認知度が向上したことが、通信販売での売上にも寄与しました。
・飲料・食品用原料の売上高は前連結会計年度を下回りました。

(海外)
◎ 海外事業の売上高は為替の円安進行もあり、前連結会計年度を上回りました。
・米国ではサプリメント向けのアミノ酸の一部で競争が激化しましたが、全体では売上高は前連結会計年度を上回りました。
・欧州では医薬品原薬の販売数量の増加等により売上高は前連結会計年度を上回りました。
・アジアでは競争環境は依然として厳しいものの、輸液用アミノ酸の中国での売上増等により売上高は前連結会計年度を上回りました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度前連結会計年度増減
営業活動によるキャッシュ・フロー568億円591億円△22億円
投資活動によるキャッシュ・フロー△771億円△987億円216億円
財務活動によるキャッシュ・フロー△125億円△191億円66億円
現金及び現金同等物の期末残高192億円503億円△310億円

◎ 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末の503億円に比べ310億円減少し、当連結会計年度末には192億円となりました。親会社への短期貸付金のうち、現金及び現金同等物の範囲に含まれない貸付期間が3か月超のものを430億円増やした影響により、現金及び現金同等物の期末残高は大きく減少しております。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
◎ 営業活動によるキャッシュ・フローは、568億円の収入(前連結会計年度比3.8%減)となりました。主な収入要因は、税金等調整前当期純利益497億円、減価償却費215億円、のれん償却額115億円等であります。一方、主な支出要因は、法人税等の支払額231億円等であります。
◎ 投資活動によるキャッシュ・フローは、771億円の支出(前連結会計年度比21.9%減)となりました。主な支出要因は、短期貸付金の純増加額430億円、有形・無形固定資産の取得による支出347億円等であります。一方、主な収入要因は、投資有価証券の売却による収入39億円等であります。
◎ 財務活動によるキャッシュ・フローは、125億円の支出(前連結会計年度比34.4%減)となりました。主な支出要因は、配当金の支払額123億円等であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00816] S1001EE7)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。