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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002C5P

有価証券報告書抜粋 住友ベークライト株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループの研究開発活動は、国内では当社の各研究部門および子会社の秋田住友ベーク㈱のメディカル研究所、住ベシート防水㈱の研究開発部を主体に進めている。
海外研究拠点としては、Promerus LLCおよびSumitomo Bakelite Singapore Pte. Ltd.の Electronic Device Materials Research Laboratory, Singapore、蘇州住友電木有限公司のElectronic Device Materials Research Laboratory, China、台湾住友培科股份有限公司のElectronic Device Materials Research Laboratory, Taiwanを主体に、国内研究部門と緊密な連携をとりながらワールドワイドな市場のニーズに対応可能な体制をとっている。
当社の研究開発活動は、中長期的視野に立ち新製品およびそれに必要な要素技術の研究を担当する研究開発本部・コーポレートR&Dセンター、新規な生産技術の研究を担当する生産技術本部・コーポレートエンジニアリングセンター、新製品の商品化と市場要求への対応および現製品の改良研究を担当する各製品別4研究所(電子デバイス材料研究所、HPP技術開発研究所、フィルム・シート研究所およびプレート研究所)、1事業部研究部(S-バイオ)、光電気複合インターポーザ事業開発推進部および負極材事業開発部という体制をとっており、①情報・通信(IT)材料分野、②高機能プラスチック製品分野、③クオリティオブライフ関連製品のコア事業分野を重点にマーケットの動向に即座に対応すべく研究開発活動を進めている。
海外の研究拠点としてPromerus LLCにおいてはノルボルネン系樹脂を中心に電子材料用機能性樹脂の研究開発を行っており、Electronic Device Materials Research Laboratory, Singapore、Electronic Device Materials Research Laboratory, China、Electronic Device Materials Research Laboratory, Taiwanにおいては半導体関連樹脂の研究開発を行っている。
また、産学官連携の先端技術共同開発として進めている各コンソーシアムに参加し、研究開発の推進を図っている。公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)と共同で設立した「グリーンフェノール・高機能フェノール樹脂製造技術研究組合」において、地球温暖化対策および石油資源枯渇予測に対応するバイオマスを利用した技術開発に取り組んでおり、増殖非依存型バイオプロセスによる混合糖からのグリーンフェノール生成検討およびグリーンフェノールを用いた樹脂化と複合材製造プロセスの開発を進めている。
さらに、経済産業省の補助事業「個別化医療に向けた次世代医薬品創出基盤技術開発(国際基準に適合した次世代医薬品等の製造技術)」に、バイオ医薬品関連企業・大学・公的機関30団体が結集して共同で「次世代バイオ医薬品製造技術研究組合」を設立、応募し受託した。当社は高性能細胞培養技術開発に使用されるスクリーニング用およびプロセス検討用プラスチック製培養容器・バッグの開発、高度ダウンストリームで使用されるプラスチックカラムおよび配管の開発、先進的品質評価に用いる糖鎖分析法の確立を担う。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は118億81百万円である。なお、この中には基礎研究等費用34億59百万円が含まれている。

①半導体関連材料
半導体封止用エポキシ樹脂成形材料、半導体用液状樹脂、半導体用感光性樹脂およびパッケージ基板用材料の開発に重点的に力を入れている。当連結会計年度は、「銀ワイヤー対応高信頼性エポキシ樹脂封止材料」、「高耐熱性エポキシ樹脂封止材料」、「LED用高電気伝導性ダイアタッチペースト」、「インクジェット用高信頼性ポジ型感光性コート材料」を開発、上市した。
なお、当セグメントにかかる研究開発費は、40億42百万円である。

②高機能プラスチック
高機能成形材料と精密成形技術を基盤技術として、自動車、電機部品用等の産業資材用樹脂、成形材料および成形品の開発を進めている。当連結会計年度は、「車載エンジンECU用高耐熱銅張積層板(New FR-4.0)」、「モーター薄膜塗装用エポキシ樹脂粉体塗料」、「感光剤用フェノール樹脂」、「熱硬化性樹脂と金属の複合成形技術」等を開発、上市した。
なお、当セグメントにかかる研究開発費は、16億49百万円である。


③クオリティオブライフ関連製品
医療機器・用具、バイオ関連製品、医薬・食品等各種包装用材料および建築材料を中心に開発を進めている。当連結会計年度は、「経鼻内視鏡用生検鉗子」、「皮下埋め込み型中心静脈ポート」、「体液ドレナージバック」、「お肌カウンセリング用抗体チップ」、「細胞培養用多段(または6段)フラスコ『スミロンフュージョンフラスコ』」、「再生医療研究向け培養関連製品『スーパークオリティ』」、「PCキャリアテープ対応電子部品包装用カバーテープ」、「超薄型デバイス対応ダイシングテープ」、「液晶ドライバ用高信頼性ダイシングテープ」、「ファインパターン対応工業用離型フィルム」、「耐熱工業用離型フィルム」、「食品真空包装用易開封性多層フィルム」、「食品包装用レトルト対応多層フィルム」、「防曇性ガスパック蓋材用バリア多層フィルム」、「PTP押出し性向上PVDC系中防湿複合シート」、「食品包装用高耐ピンホール性多層フィルム」、「スキンパック用カール抑制多層フィルム」、「屋上用低収縮防水シート」、「エクステリア、建材用高透過高遮熱ポリカーボネートプレート『ポリカエース®』熱線カットグレード」、「鉄道内装用高衝撃塩化ビニルプレート 清掃性向上『カイダック®』」、「ノートパソコン用薄物VTM-0絶縁フィルム『サンロイドエコシート®ポリカ』Fグレード」、メラミン化粧板では「ビル内装用メラミン樹脂化粧ボード『デコライノベアボード』」、「エレベータ内装、店舗什器等のリニューアル用『デコライノベアマグネット』」等を開発、上市した。
なお、当セグメントにかかる研究開発費は、27億30百万円である。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00819] S1002C5P)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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