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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002AS6

有価証券報告書抜粋 旭有機材株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における当社グループを取り巻く事業環境は、国内では、アベノミクスの効果により円安株高が進み、自動車産業等の輸出産業を中心に業績が回復し、国内設備投資も増加するなど総じて順調に推移しましたが、一方で、ナフサ価格の上昇や円安による原材料・電力価格の上昇などの不安要因も生じています。海外では、東アジア、東欧の政治的混乱もありましたが、北米や新興国での自動車需要の堅調な推移、期後半における半導体・液晶のメジャー企業の投資再開やアメリカのシェールガス関連投資増大等の好材料に恵まれ、堅調に推移しました。
このような事業環境の中で、当社グループは、国内需要の取込みや海外販売の拡大などの諸施策を実施するとともに生産の合理化を推進してまいりました。また、水環境事業等を主力とするドリコ㈱およびその子会社を第2四半期末にグループ会社化する等、事業拡大、ポートフォリオの変革に努めました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、連結売上高は38,057百万円(前年同期比+18.3%)、連結経常利益は1,649百万円(前年同期比+49.4%)、連結当期純利益は1,004百万円(前年同期の連結当期純損失は2,598百万円)となり、それぞれ前連結会計年度を大幅に上回りました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。

①管材システム事業
当事業部門は、国内においては、プラント設備の大型投資が手控えられた影響を受け、期前半は主力の樹脂製配管材料の売上が伸び悩みましたが、期後半から徐々に設備更新の投資が増加したことから、前期と同程度の売上となりました。エンジニアリング事業は、大型設備投資案件がなかったため減収となりました。また、新たにグループ会社化したドリコ㈱およびその子会社の水環境事業は、厳しい競争環境の中でも売上を伸ばしました。
海外においては、韓国、中国およびアメリカにおける半導体・液晶の海外投資の再開により、主力製品に加え、半導体製造装置等に用いられるダイマトリックス製品の販売が堅調に推移しました。
また、アメリカの子会社、アサヒアメリカ,Inc.は、前述の投資案件に加え、北米および中南米の設備投資物件を着実に受注し、昨年に引き続き過去最高の売上高を更新しました。中国の子会社、旭有機材閥門設備(上海)有限公司ならびに旭有機材商貿(上海)有限公司の2社も、中国国内での半導体設備投資等を着実に受注につなげ、売上が増加しました。
一方、利益面においては、ナフサ価格の上昇により原材料コストは増加しましたが、円安の効果に加え、生産の合理化、調達先の見直しおよび販売コストの削減等を進めたため、コスト増加分をカバーし、増益となりました。
以上の結果、当事業部門の業績は、ドリコ㈱のグループ会社化の影響もあり、売上高は25,077百万円(前年同期比+22.2%)、営業利益は1,527百万円(前年同期比+65.1%)となりました。

②樹脂事業
当事業部門は、当連結会計年度より、市場環境や用途の大きく異なる製品体系毎の責任と戦略を明確にし、迅速な意思決定を行うため、素形材事業、機能樹脂事業、摺動材・成形材料事業に組織を再編いたしました。
自動車・建設機械を主要市場とする鋳物用樹脂およびRCSの製造販売を行う素形材事業は、国内の自動車生産は前連結会計年度を若干上回ったものの自動車部品の海外現地生産が定着したため、円安による生産の国内回帰は無く、また新興国の景気鈍化の影響により建設機械分野は苦戦が続き、国内売上は横ばいの結果となりました。
建材や半導体・液晶パネルを主要市場とする機能樹脂事業では、国内の住宅着工件数の増加を背景に、断熱材分野で順調に売上を伸ばしました。また、トンネル掘削時の補助工法向けのウレタン系新商品の固結剤「AGSR®」は、多くの物件受注に成功し、売上を伸ばしました。電子材料樹脂についても、好調を続けるスマートフォン、タブレット、パソコン市場における液晶パネル用途で強みを発揮し、好調に推移しました。摺動材・成形材料事業は、新規顧客を開拓しましたが、前期比横ばいの結果となりました。
中国の子会社、旭有機材樹脂(南通)有限公司は、鋳物用樹脂の増設した製造ラインおよび電子材料用樹脂の新工場が竣工し、概ね順調に生産を開始しました。前連結会計年度に設立したインドのアサヒモディマテリアルズPvt.,Ltd.は、本プラント建設に先立ち小型プラントを完成させ、ユーザーへのサンプルワークを開始し、操業開始に向けた準備を着実に進めています。
利益面においては、固定費の削減等を進めたものの、売上が伸びなかったこと、および原材料の価格高騰によるコストアップ分を価格に転嫁できなかったことにより営業損失を余儀なくされました。
以上の結果、当事業部門の売上高は12,980百万円(前年同期比+11.4%)、営業損失は290百万円(前年同期の営業損失は328百万円)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローは、3,225百万円の資金獲得(前年同期は3,007百万円の資金獲得)、投資活動によるキャッシュ・フローは、1,193百万円の資金使用(前年同期は759百万円の資金使用)財務活動によるキャッシュ・フローは、382百万円の資金使用(前年同期は377百万円の資金使用)となりました。
以上に加え、現金及び現金同等物に係る換算差額により212百万円増加し、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,863百万円増加し、8,437百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00830] S1002AS6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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