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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10022IU

有価証券報告書抜粋 日本化薬株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当社は、2013年3月期より決算日を5月31日から3月31日に変更いたしました。これに伴い、当連結会計年度(2013年4月1日から2014年3月31日まで)と、比較対象となる前連結会計年度(2012年6月1日から2013年3月31日まで)が異なります。以下、比較を容易にするために、前連結会計年度の実績を当連結会計年度と同一の期間に組み替えて、「前年同一期間」として記載しております。(前連結会計年度は、当社及び5月決算であった連結対象会社は2012年6月1日から2013年3月31日までを、3月決算の連結対象会社は2012年4月1日から2013年3月31日までをそれぞれ連結対象期間としておりました。)

当連結会計年度(2013年4月1日から2014年3月31日まで)の世界経済は、米国では緩やかな景気回復が続き、低迷していた欧州経済も成長率がプラスに転じるなど景気は回復傾向となりました。中国及び新興国では成長のペースが鈍化したものの継続的な成長が見られました。日本経済は、円安による輸入原料の価格上昇等の下振れ懸念を抱える一方で、政府の経済財政政策等の効果により景気回復の動きが確かなものになりつつあります。
電気・電子機器、半導体などの産業においては、パソコンからスマートフォンやタブレット型端末へ需要がシフトし堅調に推移しましたが、より低価格品への需要が拡大し競争が激しくなっております。
医薬品産業においては、引き続きジェネリック医薬品の使用促進等、薬剤費の抑制傾向が強まっている中、外資製薬メーカー等によるジェネリック医薬品市場への参入が活発化するなど、企業間の競争は激化しております。
自動車産業においては、米国、中国及びアジアなどの新興国では堅調に推移しました。日本ではエコカー補助金終了による需要減がありましたが、消費税増税前の駆け込み需要もあり販売台数が増加しました。
このような状況の中、当社グループは本年度よりスタートさせました新中期事業計画“Challenge100A ! ”の成長シナリオと中長期重点課題に取り組み、重点事業への経営資源の最適配分、既存事業の用途拡大、海外展開の強化に加え、収益体質の強化を目指し、一層のコストダウンを推進しました。

当連結会計年度の連結売上高は、機能化学品事業、医薬事業及びセイフティシステムズ事業が増加したことにより、1,600億8千万円と前年同一期間に比べ120億5千3百万円(8.1%)増加しました。
連結営業利益は、売上の増加及び原価低減により、240億9千万円と前年同一期間に比べ46億6千7百万円(24.0%)増加しました。
連結経常利益は、円高是正による為替差益は減少しましたが、264億9千6百万円と前年同一期間に比べ35億7千7百万円(15.6%)増加しました。
連結当期純利益は、167億1千8百万円と前年同一期間に比べ30億7千3百万円(22.5%)増加しました。
当社の業績と比べると、当連結会計年度の連結売上高は当社の1.51倍、連結当期純利益は当社の1.51倍となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。
①機能化学品事業
売上高は736億1千万円と前年同一期間に比べ55億3千4百万円(8.1%)増加しました。
機能性材料事業は、半導体封止材用エポキシ樹脂及び米国マイクロケム社が前年同一期間を上回りましたが、液晶ディスプレイ用シール材、機能性フィルム関連製品は前年同一期間を下回りました。機能性材料事業全体では前年同一期間を下回りました。
デジタル印刷材料事業は、インクジェットプリンタ用色素がコンシューマー用途、産業用途ともに伸長したため前年同一期間を上回りました。感熱顕色剤が前年同一期間を下回りました。デジタル印刷材料事業全体では前年同一期間を上回りました。
色材事業は、国内向け繊維用染料が低迷し前年同一期間を下回りましたが、捺染用色素及び中国を中心とした海外向け繊維用染料が伸長したため色材事業全体では前年同一期間を上回りました。
触媒事業は、アクリル酸製造用触媒が伸長したため前年同一期間を上回りました。
ポラテクノグループは、液晶ディスプレイ用部材の染料系偏光フィルムが伸長したため前年同一期間を上回りました。
セグメント利益は123億6千4百万円と前年同一期間に比べ15億1千5百万円(13.9%)増加しました。
②医薬事業
売上高は508億9千8百万円と前年同一期間に比べ10億3千9百万円(2.1%)増加しました。
国内向け製剤は、「カルボプラチン点滴静注液NK」、「パクリタキセル注NK」、「ビカルタミド錠NK」、「アナストロゾール錠NK」などの抗がん薬が伸長し前年同一期間を上回りました。「エキセメスタン錠NK」(抗がん薬)、「オダイン錠」(抗がん薬)及び「グラニセトロンNK」(制吐剤)は前年同一期間を下回りました。昨年7月より販売移管を受けた「イムノブラダー膀注用」(抗がん薬)が売り上げに寄与し、国内向け製剤全体では前年同一期間を上回りました。
輸出は、ブレオ類(抗がん薬)や輸出用原薬が前年同一期間を下回りました。輸出全体では前年同一期間を下回りました。
国内向け原薬は、醗酵品原料は前年同一期間を上回りましたが、医薬品原料等が前年同一期間を下回りました。国内向け原薬全体では前年同一期間を上回りました。
診断薬は、前年同一期間を上回りました。
セグメント利益は104億4千3百万円と前年同一期間に比べ6億8百万円(6.2%)増加しました。
③セイフティシステムズ事業
売上高は270億8千6百万円と前年同一期間に比べ63億3千8百万円(30.6%)増加しました。
北米での自動車販売の回復による需要拡大、新興国での自動車安全部品への需要拡大などによりエアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、スクイブともに前年同一期間を上回りました。
国内市場ではエコカー補助金終了による需要減が当第1四半期にあったものの、当第2四半期以降需要が回復しました。特に当第4四半期は消費税増税前の駆け込み需要により売上が増加しました。
セグメント利益は55億5千2百万円と前年同一期間に比べ25億4千8百万円(84.8%)増加しました。
④その他
売上高は84億8千5百万円と前年同一期間に比べ8億5千9百万円(9.2%)減少しました。
アグロ事業は、国内、輸出とも前年同一期間を下回り、アグロ事業全体で前年同一期間を下回りました。
不動産事業他は、前年同一期間を下回りました。
セグメント利益は14億7千2百万円と前年同一期間に比べ2億7千8百万円(15.9%)減少しました。

(2)キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは、294億8千万円の収入となりました。これは主に法人税等の支払額が60億8千5百万円、仕入債務の減少額が24億5千5百万円、たな卸資産の増加額が11億7百万円あったものの、税金等調整前当期純利益が253億8千8百万円、減価償却費が104億3千5百万円、売上債権の減少額が25億8千万円あったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、201億8千7百万円の支出となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が170億7千5百万円、投資有価証券の取得による支出が21億9千8百万円あったことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、5百万円の収入となりました。これは主に長期借入れによる収入が103億5千万円あったものの、長期借入金の返済による支出が50億3千2百万円、配当金の支払額が36億1千8百万円、建設協力金の返還による支出が7億4千8百万円、短期借入金の純減少額が4億8千5百万円あったことによるものです。
以上の他に現金及び現金同等物に係る換算差額が9億7千4百万円発生した結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べて102億8千4百万円増加し、506億1千9百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00836] S10022IU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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