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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10029FS

有価証券報告書抜粋 細谷火工株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(火工品事業)

当社は、「高エネルギー物質の利用を通して広く社会に貢献する」ことを目標に、研究開発に取り組んでおります。
当事業年度の研究開発の主要課題、目的及び研究成果は次のとおりであります。

(1)高エネルギー物質の合成に関する研究開発

高エネルギー物質は多種存在しますが、更なる高性能化や安全性の向上を図り、将来的に自社製品や新たな分野への適応を目指して、新規高エネルギー物質に関する基礎的な研究を継続して実施しています。新規高エネルギー物質の合成方法や分析方法については、各研究機関や大学等と連携して研究を行っております。
これまでに日本国内では合成実績のほとんどない高エネルギー物質の合成に着手し、合成実験を重ねることで成果をあげております。
(2)新規液体推進薬の研究
これまで継続的に研究を実施してきた高エネルギー物質の一つである硝酸ヒドロキシルアンモニウム(HAN:Hydroxyl Ammonium Nitrate)は、将来の推進システム開発分野において盛んに研究開発が進められているグリーンプロペラント(低毒性推進薬)の一つであり、研究機関や各企業で実用化に向けた研究開発を行っております。
現在は主にHANを基材とするさまざまな組成の推進薬の安全性評価を進めて安全性の確認や量産設備の設計・検討を行っており、近い将来、人工衛星用の推進薬として実用化するための研究開発を継続して行っております。

(3)安全性評価の系統的研究

高エネルギー物質は、非常に感度が鋭感なものから鈍感なものまであり、合わせて色々な条件において多種多様な性能等を有しています。新製品の研究開発はもとより、現有製品の改良や不具合等の対策及び未然防止のために、当社で使用している様々な原材料評価を実施し、データベースの構築を継続的に行っております。

(4)民間向け各種火工品の開発

当社がこれまで培った「花火の技術」を生かし、「煙」、「音」、「光」を利用した様々な火工品の開発を行っております。民間向けの代表的な製品は以下のとおりです。
海洋レジャーなどで使用できる耐水型のダイバー用発煙筒などを開発し、商品化を致しました。この製品は火薬類取締法上の「火薬類」にあたらない非火薬製品とすることで、一般の方々にも使用していただくことが可能になりました。更なる改良を行いながら市場への普及に努めてまいります。
これまで長年製造、販売してきた発煙ゴルフボールをお客様のニーズに合わせ「多色化」しました。更に打感を良くするため材質変更などの改良を行い、お客様の満足度を向上すべく開発を継続しております。
全国の空港などで使用して頂いている「バードストライク対策用火工品」の製品バリエーションを増やし、お客様の様々なニーズに合わせた製品の開発を行っております。

(賃貸事業)

賃貸事業につきましては、研究開発活動を行っておりません。

(当事業年度の研究開発)

当事業年度の研究開発費の総額は12,870千円であります。
そのすべては火工品事業の研究開発のための費用であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00850] S10029FS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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