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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100278K

有価証券報告書抜粋 株式会社カネカ 研究開発活動 (2014年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループの主な研究開発の活動及び成果は以下のとおりです。

機能性樹脂事業では、当社の得意技術を活かして新規製品の開発に注力しております。世界で初めて当社が開発に成功した100%植物由来で生分解性を有する完全生合成プロセスによるバイオポリマーのアオニレックスは、商業化設備取得に向け実証設備を用いた生産技術確立と市場開発を進めております。エポキシマスターバッチは、炭素繊維複合材の靱性を向上させる画期的な新技術として、日米欧大手複合材メーカーと開発を進め品質認可が進み、自動車構造接着剤用途で採用が拡大するとともに、プリント基板など電子部品用途での開発も進んでおります。

食品事業では、高付加価値製品の開発や新製品のベースとなる新規技術、またコスト削減につながる技術の開発・改良に取り組んでおります。当年度は、発酵バターの風味を実現したコンパウンドマーガリンや、純生クリーム本来の風味を損なわず、ホイップ作業の安定化や良好な保型性が得られる純生クリームブレンド用乳素材などを開発しました。また天然素材から抽出した不凍タンパク質、柑橘系フレーバー、バニラフレーバー等ファインフードの市場開拓を進めております。

ライフサイエンス事業では、カテーテルの新製品開発・上市を加速させるとともに、再生・細胞医療用デバイス、高齢化社会に役立つ予防医療や介護に役立つ材料の開発を進めております。機能性食品素材については、還元型コエンザイムQ10の摂取による老化遅延および加齢性難聴進行抑制効果の作用メカニズムを解明しました。また、当年度は抗体医薬品精製用資材として、高い抗体吸着容量とアルカリ耐性を実現したプロテインAクロマトグラフィー担体が大手製薬会社の治験薬製造用資材として採用され、また、将来需要に対応すべく大型生産設備の導入を決定しました。その他、簡便・迅速に遺伝子を検査できる核酸クロマト型チップやD-QUICK技術に関して、顧客開発を加速しております。また人口増加による食料不足に対して、農林水産業を支援する肥料素材、機能性飼料などの開発を進めております。

エレクトロニクス事業では、太陽電池、有機EL照明、タッチパネル用透明導電フィルム、また小型化、高性能化する機器の発熱に対する課題を解決できるサーマルソリューション材料、当社が得意とする高分子技術を活用しLED照明などに使用されるオプトエレクトロケミカルズなどの研究開発に注力しております。当年度は、量産が可能な設備としては、世界で初めて面蒸着方式を採用した有機ELパネル量産実証設備を増設、稼働を開始しました。太陽電池については、次世代ヘテロ接合太陽電池の量産に向けた研究開発などを進めております。

当社グループは、長期経営ビジョン『KANEKA UNITED宣言』で掲げた諸施策やグループ業績目標を実現していくため「研究開発型企業への進化」を経営施策の1つとして設定しております。社内だけではなく外部の技術を創造的に組み合わせるなど「R&Dの変革」を進めており、当年度はグローバル規模のオープンイノベーションを実践していくために、米国テキサスA&M大学内に、当社の新たなR&D拠点‘カネカ マテリアルリサーチセンター‘を開設しました。

当連結会計年度における研究開発費は、21,095百万円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00879] S100278K)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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