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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10028UQ

有価証券報告書抜粋 第一工業製薬株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度(2013年4月~2014年3月)のわが国経済は、円安・株高を背景に、輸出や生産に加え設備投資にも持ち直しの動きがみられ、景気は着実に回復してきております。しかし、海外経済の下振れリスクや今春の消費増税の影響など、景気の先行きには不透明感があります。
化学業界におきましては、エネルギー価格の上昇や円安による基礎原料ナフサ価格の高騰が収益を大きく圧迫しており、依然として厳しい状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループは、この厳しい事業環境を乗り切るため、コア製品事業の拡販に努めますとともに、将来の成長分野である「環境」、「エネルギー」、「電子材料」、「生活資材」などの分野を中心に新規市場の開拓や新素材の開発に取り組み、原材料の安定的な購入や適正な採算確保、新コスト削減計画による総経費の削減活動などに取り組んでまいりました。
当連結会計年度の業績といたしましては、上半期は新興国の成長鈍化や外需の伸び悩みなどにより総じて需要は低迷しておりましたが、下半期に入り、需要は外需の好転や消費増税前の駆け込み需要などにより一変し、顕著に改善いたしました。太陽電池用途の導電性ペーストなどの『電子デバイス材料』は低迷しましたが、建築用材料などの『ウレタン材料』及び難燃剤や水系ウレタン樹脂などの『機能材料』は大幅に伸長しました。
その結果、当連結会計年度の売上高は546億14百万円(前年同期比5.3%増)となりました。
損益面につきましては、高付加価値品の売上高が大幅に伸長したことに加え、コスト削減などにより営業経費の増加をカバーし、営業利益は24億77百万円(前年同期比41.2%増)となりました。また、金融費用の削減により金融収支が改善し、経常利益は23億74百万円(前年同期比53.7%増)となりました。これに固定資産の減損損失や税金費用などを差し引きました結果、当期純利益は13億36百万円(前年同期比67.7%増)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

[界面活性剤]
界面活性剤の売上高は、総じて好調に推移しました。
国内では、ゴム・プラスチック用途の活性剤は大きく落ち込み、トイレタリー用途の活性剤はやや低調に推移しました。石鹸洗剤用途の活性剤は顕著に伸長し、金属用途の活性剤は伸長しました。
海外では、ゴム・プラスチック用途の活性剤はやや低調に推移しましたが、繊維用途の活性剤は伸長し、色材用途の活性剤は好調に推移しました。
その結果、当セグメントの売上高は203億59百万円(前年同期比4.5%増)となりました。
営業利益は、売上高が好調に推移したことに加えコスト削減などにより11億81百万円(前年同期比18.5%増)となりました。

[アメニティ材料]
アメニティ材料の売上高は、総じて好調に推移しました。
国内では、セルロース系高分子材料は飼料用途がやや低迷し、トイレタリー用途はやや低調に推移しましたが、紙パルプ用途は堅調に推移しました。ショ糖脂肪酸エステルは香粧品用途が堅調に推移しました。
海外では、セルロース系高分子材料は医薬品用途がやや低調に推移しましたが、食品用途は好調に推移しました。ショ糖脂肪酸エステルは香粧品用途が堅調に推移し、食品用途は新規開発が実り大幅に伸長しました。
その結果、当セグメントの売上高は71億41百万円(前年同期比4.6%増)となりました。
営業利益は、高付加価値品の売上高が大幅に伸長し4億円(前年同期比60.8%増)となりました。


[ウレタン材料]
ウレタン材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。
ゴム・プラスチック用途は需要回復の足取りが鈍くやや低迷しましたが、公共工事の増加により建築用材料及び土木用薬剤は大幅に伸長し、重防食塗料用途は好調に推移しました。フロン規制に関連する環境対応型の合成潤滑油は顕著に伸長しました。
その結果、当セグメントの売上高は95億64百万円(前年同期比13.0%増)となりました。
営業利益は、売上高の大幅な伸長により3億6百万円(前年同期比32.1%増)となりました。

[機能材料]
機能材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。
国内では、光硬化樹脂用材料は電子材料用途が伸長しました。臭素系の難燃剤は建築材料用途などの需要が旺盛となり顕著に伸長しました。水系ウレタン樹脂は塗料用途や鋼板向け用途はやや低迷しましたが、フイルム用途やガラス繊維用途は伸長しました。
海外では、光硬化樹脂用材料は電子材料用途がやや低迷しました。臭素系の難燃剤はデジタル家電用途の需要低迷により顕著に落ち込みましたが、電気・電子材料用途のリン系の難燃剤は顕著に伸長しました。
その結果、当セグメントの売上高は106億80百万円(前年同期比10.5%増)となりました。
営業利益は、売上高が大幅に伸長したことに加えコスト削減などにより5億78百万円(前年同期比172.4%増)となりました。

[電子デバイス材料]
電子デバイス材料の売上高は、総じて低迷しました。
射出成形用ペレットは好調に推移しましたが、太陽電池用途の導電性ペーストは顕著に落ち込みました。
その結果、当セグメントの売上高は68億68百万円(前年同期比7.2%減)となりました。
営業利益は、売上高の低迷に加え営業経費がかさみ10百万円(前年同期比83.4%減)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比べて24億17百万円増加し、91億90百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動の結果、得られた資金は、35億53百万円(前年同期は24億77百万円)となりました。これは、法人税等の支払3億38百万円(前年同期は4億53百万円)などにより資金は減少しましたが、税金等調整前当期純利益22億38百万円(前年同期は14億8百万円)、減価償却費20億70百万円(前年同期は20億2百万円)などにより資金が増加したことによるものです。

[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動の結果、使用した資金は、17億93百万円(前年同期は35億48百万円)となりました。これは、有形固定資産の取得20億77百万円(前年同期は33億91百万円)などにより資金が減少したことによるものです。

[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動の結果、調達した資金は、5億33百万円(前年同期は22億39百万円)となりました。これは、長期借入金の返済33億99百万円(前年同期は26億19百万円)、リース債務の返済10億57百万円(前年同期は4億5百万円)などにより資金が減少しましたが、短期借入金の純増加5億92百万円(前年同期は4億20百万円純減少)、長期借入金の新規借入47億円(前年同期は60億円)などにより資金が増加したことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00885] S10028UQ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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