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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002831

有価証券報告書抜粋 明治ホールディングス株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度の研究開発費の総額は260億67百万円であります。
当連結会計年度における研究開発活動に関し、新たに取り組んだ事項及び変更事項は次のとおりであります。

(1) 食品
当連結会計年度における研究開発活動の金額は、113億19百万円であります。
当連結会計年度における研究開発活動に関し、新たに取り組んだ事項及び変更事項は次のとおりであります。

① 菓子
幅広い消費者に対して、「おいしさ・楽しさ」と「健康・安心」を提供するため、生産技術の開発とカカオ研究を中心テーマとして研究開発活動を進めてまいりました。主な開発商品は、次のとおりであります。
定番のロングセラーブランドの「きのこの山」と「たけのこの里」シリーズより、くつろぎの時間を求める大人向けの、甘さひかえめな厳選したカカオの旨みと香りが楽しめるチョコスナック「大人のきのこの山」と「大人のたけのこの里」。
歯の健康に有効な成分の緑茶フッ素を配合し、歯の再石灰化を促進するとともに歯の表面の質を改善し、酸に溶けにくい状態にするトクホ(特定保健用食品)のガム「お茶から生まれたフッソガム ソーダミント」「お茶から生まれたフッソガム グレープ」。
ありのままの果物感が楽しめる「果汁グミ」シリーズより、8種類の野菜汁と3種の果汁を7:3の配合し、フルーティーでさわやかな味わいに仕上げた、野菜とフルーツのおいしい組合せが楽しめる、「果汁グミ ベジタブル&フルーツ」。
マルゲリータの味わいをイメージし、トマトやモッツァレラチーズを使った濃厚なソースを、バジルとオリーブオイルが香るサクサクの生地でサンドした新食感のピザスナック「ピッツァーナ」。
華やかな香りとコクが楽しめるバニラアイスを、濃厚なチョコレートでコーティングし、チョコレートとバニラアイスのおいしさの絶妙なバランスを追求した「明治 チョコレートアイスクリームバー 濃厚ショコラ&プレミアムバニラ」。

② 乳製品
乳幼児から高齢者までのそれぞれのライフステージ・ライフスタイルに応じた「食」と「健康」を中心テーマとして、研究開発活動を行ってまいりました。主な開発商品は、次のとおりであります。
乳たんぱく質量が豊富な、外出先での飲用などにおすすめのパーソナルタイプの機能性白物乳飲料「明治スポーツミルク乳たんぱく質UP」(200ml)。
抹茶の老舗「辻利」の抹茶を使用した新ブランド「辻利 かほり抹茶」シリーズとして、しっかりとした抹茶の味わいと華やかな香りを感じる乳飲料「辻利 かほり抹茶ラテ」、濃厚な抹茶感と乳のコク・ほどよい甘みを一緒に楽しめる本格抹茶プリン「辻利 かほり抹茶プリン」。
本場ブルガリア由来のLB81乳酸菌を使用し、爽やかな風味が特徴の「明治ブルガリアヨーグルト」プレーンタイプシリーズの中核である「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン」を明治独自の技術である「まろやか丹念発酵」によりリニューアル。
「明治ブルガリアのむヨーグルトシリーズ」より、注ぎやすい広口に開閉しやすいキャップを付けた、これまでにない容器の新商品2品、「明治ブルガリアのむヨーグルトLB81プレーン(900g)」、「明治ブルガリアCaのむヨーグルト(900g)」。
「明治ブルガリアヨーグルト」ブランドより、ヨーグルトの本場ブルガリア由来のLB81乳酸菌を使用し、希少で栄養価の高いザクロやプルーン果汁を加えて仕立てた「明治ブルガリアヨーグルトLB81アクティブプラス ザクロ&赤ぶどう」、「明治ブルガリアヨーグルトLB81アクティブプラス プルーン&いちじく」。
パンにぬってから焼くことで、こんがりとしたチーズの味が楽しめる新しいタイプのスプレッド「明治ぬってから焼く!チーズがこんがりソフト」。
十勝産ゴーダチーズを食べきりサイズにカットした、マイルドなうまみとなめらかな食感が特徴のチーズ「明治ボーノチーズ」の新味として、「明治ボーノチーズ明治北海道十勝ゴーダ4本入」。
明治独自の「うまみ乳酸菌熟成」技術により実現した、濃厚なうまみが特徴のひと口サイズのチーズ「明治北海道十勝スマートチーズ」より、濃厚なうまみと芳醇な香りが楽しめる「明治北海道十勝スマートチーズかおり濃香パルメザンブレンド」、濃厚なうまみとほろほろとした食感が楽しめる「明治北海道十勝スマートチーズうまみ濃厚チェダーブレンド」。
明治独自の技術「もっちり生地製法」を使用し、ピッツァ専門店の生地のおいしさを実現した冷凍ピッツァ「こだわりピッツェリア」シリーズより、みんなで楽しめるファミリーサイズ、「こだわりピッツェリア 彩り野菜とサラミのPizza」、「こだわりピッツェリア照り焼きチキンのPizza」。
本格洋食店のカレーとしてお馴染みの「銀座カリー」冷凍食品シリーズより、二段仕込みブイヨンを使用した「銀座カリー」自慢のカレーソースで、旨み深い芳醇な味わいに仕上げた「銀座カリーピラフ」。

③ 健康・栄養
乳幼児から高齢者までの幅広い消費者層に対して、健康、栄養、美容、ウェイトコントロールなど多様な価値を提供できる商品の開発活動を行ってまいりました。主な開発商品は次のとおりであります。
「明治発達サポート幼児食 じょうずになあれ」ブランドの新シリーズとして、幼児の咀しゃく(奥歯ですりつぶす)練習をサポートする、「ぎゅっとかみしめる」こだわり食感や、お子さまの手や口のサイズに合わせた、手づかみ食べの練習におすすめなサイズ設計を特徴としたバータイプのおやつ3品「それいけ!アンパンマン幼児食かむ育Kidsバー ミルク味」、「それいけ!アンパンマン幼児食かむ育Kidsバー かぼちゃ味」、「それいけ!アンパンマン幼児食かむ育Kidsバー さつまいも味」。
少量で効率良く栄養補給できるゼリータイプの栄養食「明治メイバランス ソフトJelly」シリーズより、「明治メイバランス ソフトJelly ストロベリーヨーグルト味」、「明治メイバランス ソフトJelly マスカットヨーグルト味」。
現存する日本最古の中国料理店「聘珍樓」総料理長監修による、高級中華料理のやわらか食「聘珍茶寮 中華シリーズ」として7品「湯葉粥」、「豚肉入り湯葉粥」、「エビ入り湯葉粥」、「鶏肉入りかぼちゃスープ」、「贅沢トマトスープ」、「かぼちゃ汁粉」「黒ごま汁粉」。
牛乳を混ぜて飲むだけで、牛乳本来の栄養素に加えて、食物繊維やビタミン、カルシウム、亜鉛などシニアに不足しがちな栄養素と健康成分も手軽においしくとれる「明治栄養スムース」シリーズとして3品「明治栄養スムース 抹茶味」、「明治栄養スムース ブルーベリー&カシス味」、「明治栄養スムース ヨーグルト味」。
「VAAM」シリーズの特長であるスズメバチアミノ酸の研究深耕により発見した、スマートを目指すアミノ酸「D-V.A.A.M.」を新たに配合し、運動でムダのないカラダづくりを目指す方のために、砂糖ゼロ、低カロリーと気軽に摂取していただけるように設計した「ヴァームダイエット」。
スポーツ用プロテインNo.1ブランドのザバスシリーズより、粉末プロテインを溶かす手間を省き、透明感のある軽い飲み口で爽やかなグレープフルーツ風味の「ザバス プロテインドリンク」、たんぱく原料として植物性ソイプロテインを100%使用した「ザバス ソイプロテイン 100」。
おいしくスピーディーに栄養補給ができる「パーフェクトプラス」シリーズより、朝の目覚めやシャキッと気分を切り替えたい時の栄養補給に最適な「パーフェクトプラス即攻起動ゼリー」。
ダイエット時に不足しがちな栄養素と、こだわりのおなか満足成分を配合したダイエットサポート食品「スマートボディ」シリーズより、「スマートボディ ダイエット スナック 香ばししょうゆ」、「スマートボディ プロテインダイエット 大豆シリアル ココア」、「スマートボディ グリーンスムージー」、「スマートボディ プロテインダイエット 食べるスープ ディッシュ」。
長年にわたって研究を積み重ねてきたプロバイオティクス研究から生まれた乳酸菌サプリメントで、体内環境になじみがあるヒト由来の乳酸菌(MG2809乳酸菌)とサポート成分である2種のミネラル・4種のビタミンをバランスよく配合した「健康のまんなか MG28」。

(2) 医薬品
医薬品事業におきましては、医療用医薬品における感染症、中枢神経系領域でのスペシャリティファルマを目指すとともに、今後拡大が予想されるジェネリック医薬品、農薬、動物薬等にも注力し、積極的な研究開発活動を行っております。当事業に係る研究開発費として147億47百万円を投入いたしました。
医療用医薬品における具体的な開発品目の進捗状況は、以下のとおりです。
光線力学的療法用剤「注射用レザフィリン®100mg」は、2013年9月に原発性悪性脳腫瘍の適応追加の承認を取得いたしました。また、アミノグリコシド系抗生物質製剤「硫酸ストレプトマイシン注射用1g「明治」」は、2014年2月にマイコバクテリウム・アビウムコンプレックス症を含む非結核性抗酸菌症の適応追加および適応菌種変更の承認を取得いたしました。
抗うつ薬「デプロメール®錠」は、未承認薬対応として2013年3月より小児の強迫性障害への適応追加を目的として臨床第三相試験を実施しております。
抗うつ薬「リフレックス®錠」は2010年6月より、線維筋痛症に伴う疼痛への適応追加を目的として、爪真菌症治療薬「ME1111」は米国にて2013年12月より、それぞれ臨床第二相試験を実施しております。また、統合失調症治療薬「ME2112」、前立腺肥大症治療薬「ME3113」は臨床第二相試験を終了いたしました。
パーキンソン病治療薬「ME2125」は2013年3月より、トラスツズマブのバイオ後続品である「DMB-3111」は2014年1月より、当社のアミノグリコシド系抗生物質であるアルベカシン吸入液剤「ME1100」は米国にて2013年3月より、それぞれ臨床第一相試験を開始いたしました。
また、2013年3月にMSD株式会社より、統合失調症治療薬「アセナピン」を導入いたしました。
生物産業分野におきましては、農薬事業では、日本化薬株式会社と共同で開発を進めてきた新規殺虫剤「ANM-138」の登録申請を行いました。「ME5343」については、導出先のBASF社(ドイツ)と連携しながら海外での共同開発を進めております。「ME5382」については、国内における開発試験を継続中です。また、ダウ・アグロサイエンス社(アメリカ)と、2013年7月8日付で、新規農業用殺菌剤に関する共同開発および商業化契約を締結しました。動物薬事業では、牛用消炎鎮痛薬「フルニキシン注「明治」」、犬猫用鎮静鎮痛薬「メデトミン注「Meiji」」、その拮抗薬「メパチア注「Meiji」」、犬猫用麻酔薬「アルファキサン」、犬用駆虫薬「ミルベマイシンゼリー」を発売しました。また、犬用バイオ医薬品「ME4620」を申請しました。現在承認申請中の牛用抗菌薬「ME4132」は農林水産省の審議を終了し食品安全委員会の審議へ進みました。

なお、研究所については以下の4研究所体制となっております。

医薬研究所 :合成創薬のためのリード化合物の探索とその最適化、合成法検討、機器分析による構造解析並びに分子設計を中心とした創薬研究、感染症領域を中心とした創薬研究、ゲノム研究、ライフサイクルマネジメントのための研究、薬物の動態評価・安全性評価、導入薬評価
CMC研究所 :薬物の物性・規格および安定性の評価、製剤の設計・開発・改良および製法の確立、治験薬の製造、大量合成法・製造法の検討・確立・改良および技術移管、品質管理
バイオサイエンス研究所 :生産品目・次期導入品目の菌株育種及び培養・精製技術の確立、抗体医薬を中心とした創薬研究、バイオ後続品の研究開発、品質向上・コスト低減による工場支援並びにバイオ資源を活用した医薬品・農動薬・酵素・ジェネリック原料の新製品創出
生物産業研究所 :新規農薬・動物薬の創出と新製剤開発、既存品評価、販売支援業務

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E21902] S1002831)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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