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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002831

有価証券報告書抜粋 明治ホールディングス株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
(単位:百万円)
売上高営業利益経常利益当期純利益1株当たり
当期純利益金額
(円 銭)
当連結会計年度1,148,07636,49639,08919,060258.79
前連結会計年度1,126,52025,85929,13116,646225.98
前年同期比(%)101.9141.1134.2114.5

当連結会計年度のわが国経済は、円安や株価上昇を背景に、企業の収益改善や設備投資の持ち直しが見られ、個人消費も底堅く推移するなど、景気は緩やかな回復基調となりました。また年度の後半には、消費税率の引き上げを見越した駆け込み需要も発生しました。一方、消費者の節約志向は根強く、消費増税後の反動減が懸念されています。

食品業界においては、円安や相場変動に伴う急激な原材料価格の高騰が収益を圧迫する中、企業間競争がますます激化し、環境は厳しさを増しています。また医薬品業界では、国民医療費抑制策が一層強力に推進されるなど、厳しい環境が続いています。

こうした中、当社グループは、2012-2014年度グループ中期経営計画「TAKE OFF 14」(以下、「TAKE OFF 14」)の中間年度にあたる2013年度も引き続き、重点テーマ「収益性向上と飛躍に向けた戦略投資」に基づき、「既存事業の強化・拡大」「成長事業の育成」「収益性の向上」の取り組みを推し進めました。
食品セグメントにおいては、2013年4月に収益基盤強化を目的とする組織改革を実施し、乳製品、菓子、健康栄養など各事業でコストダウンと構造改革に取り組むとともに、急激な原材料コスト増への対処を進めました。販売面では、プロバイオティクスがけん引役となりヨーグルト事業がさらに拡大したことに加え、菓子、健康栄養の主力商品が好調に推移しました。
医薬品セグメントでは、「スペシャリティ&ジェネリック」の戦略により、主に国内の医療用医薬品市場において、中枢神経系疾患治療薬、ジェネリック医薬品の売り上げが順調に拡大しました。併せて国内外の生産拠点を活用したローコストオペレーションの継続推進や、将来に向けた研究開発の強化に努めました。

これらの結果、当連結会計年度売上高は 1兆1,480億76百万円(前年同期比 1.9%増)、営業利益は 364億96百万円(同41.1%増)、経常利益は 390億89百万円(同 34.2%増)、当期純利益は 190億60百万円(同 14.5%増)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。
(単位:百万円)
報告セグメント合計
食品医薬品
前連結
会計年度
当連結
会計年度
増減前連結
会計年度
当連結
会計年度
増減前連結
会計年度
当連結
会計年度
増減
売上高1,001,5511,015,26513,713127,361135,1057,7441,128,9121,150,37021,458
セグメント
利益
19,38328,1908,8066,4618,3561,89425,84536,54610,701
(注)1.売上高、セグメント利益は、セグメント間の取引を消去する前の金額によっております。

セグメントの業績の詳細は次のとおりであります。

①食品
当セグメントには菓子、アイスクリーム、市乳(牛乳類・ヨーグルト等)、粉乳(粉ミルク等)、練乳、バター、チーズ、飲料、栄養食品(流動食・ヴァーム等)、健康食品(アミノコラーゲン等)、一般用医薬品(イソジン等)、砂糖及び糖化穀粉等の製造・販売等が含まれております。

売上高は前連結会計年度を上回りました。乳製品事業および健康栄養事業は前連結会計年度を上回り、菓子事業は前連結会計年度をわずかに下回りました。
営業利益については、乳製品・菓子・健康栄養の三事業がそろって増益となり、全体では前連結会計年度を大幅に上回りました。全事業での徹底したコストダウンと急激な原材料コスト増への対処に加え、乳製品事業はプロバイオティクスを中心としたプロダクトミックスの改善、菓子事業はチョコレートを中心とするロングセラーブランドへの集中、健康栄養事業は主力商品の売り上げ拡大と販売生産性の向上が全体の収益改善に貢献しました。

事業別の概況は次のとおりです。

■乳製品事業
市乳は主にプロバイオティクスが大幅に売り上げを拡大したことにより前連結会計年度を上回り、加工食品は前連結会計年度並みとなりました。その結果、全体では前連結会計年度を上回りました。
〔市乳〕
「明治ブルガリアヨーグルト」は前連結会計年度を下回りましたが、「明治ブルガリアのむヨーグルト」は2013年9月発売の新しいパッケージが支持され好調に推移しました。
プロバイオティクスは、健康志向が高まる中、「明治ヨーグルトR-1」「明治プロビオヨーグルトLG21」とも、積極的なマーケティング活動により商品価値の認知がさらに進み、大きく伸長しました。
牛乳類は、全体では前連結会計年度を下回りましたが、「明治おいしい牛乳」は商品固有の価値を訴求するマーケティングが奏功し、前連結会計年度を上回りました。
〔加工食品〕
市販チーズは、「明治北海道十勝カマンベールチーズ」が好調に推移し、前連結会計年度を上回りました。
市販マーガリンは、「明治コーンソフト」や、2013年9月発売の「明治ぬってから焼く!チーズがこんがりソフト」は好調に推移しましたが、夏場の猛暑による市場低迷が響き、全体では前連結会計年度並みとなりました。

■菓子事業
菓子は、主力のチョコレートは好調に推移し前連結会計年度を上回りましたが、一部商品の提携解消の影響で前連結会計年度を下回り、またアイスクリームも前連結会計年度を下回りました。その結果、全体では前連結会計年度を下回りました。
〔菓子〕
2013年9月発売の、大人をターゲットとした「大人のきのこの山」「大人のたけのこの里」が好調に推移し、またカカオポリフェノールへの関心の高まりにより「チョコレート効果」や「ブラックチョコレート」が大きく伸長しました。
ガムは、市場低迷が続く中、前連結会計年度を下回りました。グミは、「果汁グミ」が新フレーバーの投入により大きく伸長し、前連結会計年度を上回りました。
〔アイスクリーム〕
主力の「明治エッセルスーパーカップ」は前連結会計年度を上回りましたが、その他のアイスクリームが苦戦し、前連結会計年度を下回りました。

■健康栄養事業
スポーツ栄養、粉ミルク、流動食が好調に推移し、全体では前連結会計年度を上回りました。
スポーツ栄養では、ランナーやジュニア向けの栄養セミナーなど、消費者とのコミュニケーションを重視した普及活動が奏功し、「ザバス」が前連結会計年度を大幅に上回りました。
健康機能では、「アミノコラーゲン」が前連結会計年度を下回りました。
粉ミルクは、前連結会計年度を大幅に上回りました。
流動食は前連結会計年度を上回り、高齢者食はドラッグストアを中心とした販路拡大に伴い前連結会計年度を大幅に上回りました。

②医薬品
当セグメントには、医療用医薬品および農薬・動物薬等の製造・販売が含まれております。

売上高は、国内の医療用医薬品事業が好調に推移し、前連結会計年度を下回った生物産業事業を補って全体では前連結会計年度を上回りました。
営業利益は、国内の医療用医薬品の増収による増益と徹底したローコストオペレーションにより、前連結会計年度を上回りました。
事業別の概況は次のとおりです。

■医療用医薬品事業
抗菌薬では、「メイアクト」は前連結会計年度を下回りましたが、「オラペネム」は前連結会計年度を大幅に上回りました。
抗うつ薬では、「リフレックス」が前連結会計年度を大幅に上回りました。
ジェネリック医薬品は前連結会計年度を大幅に上回りました。特に、カルシウム拮抗薬「アムロジピン錠 明治」、アルツハイマー型認知症治療剤「ドネペジル 明治」は大きく伸長しました。

■生物産業事業(農薬・動物薬)
農薬では、主力のいもち病防除剤「オリゼメート」は前連結会計年度並みでしたが、茎葉処理除草剤「ザクサ液剤」が前連結会計年度を大幅に上回り、全体でも前連結会計年度を上回りました。
動物薬では、水産用薬は前連結会計年度を上回りましたが、家畜用薬、コンパニオンアニマル用薬が前連結会計年度を下回り、全体では前連結会計年度を大幅に下回りました。

(2) キャッシュ・フローの状況
区分前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減額
(百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー 50,622 63,84713,224
投資活動によるキャッシュ・フロー △39,504 △47,293△7,789
財務活動によるキャッシュ・フロー △9,411 △18,194△8,783
現金及び現金同等物に係る換算差額 334 790455
現金及び現金同等物の増減額(△減少) 2,041 △850△2,892
現金及び現金同等物の期首残高 14,363 16,5642,200
新規連結に伴う現金及び現金同等物の
増加額
- 3,5243,524
非連結子会社との合併に伴う現金及び
現金同等物増加額
158-△158
現金及び現金同等物の期末残高 16,564 19,2382,674

営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ 132億24百万円収入増の 638億47百万円の収入となりました。これは法人税等の支払額の増加および仕入債務が減少した一方、税金等調整前当期純利益の増加や売上債権が減少したことなどによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度より 77億89百万円支出増の 472億93百万円の支出となりました。これは有形固定資産の取得による支出が増加したことなどによるものです。
これにより、フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計額)は、前連結会計年度より 54億35百万円収入増の 165億53百万円の収入となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ 87億83百万円支出増の 181億94百万円の支出となりました。これは金融債務の返済を行ったことによるものです。
これらの結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は 192億38百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E21902] S1002831)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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