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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001H2Q

有価証券報告書抜粋 サントリーホールディングス株式会社 研究開発活動 (2013年12月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの研究開発体制は、以下のとおりです。
当社では、当社グループの研究開発活動の連携・協働を推進しています。サントリー食品インターナショナル㈱、サントリー酒類㈱、サントリーワインインターナショナル㈱の各商品開発部門、サントリーウエルネス㈱の健康科学研究所では、商品開発のための研究開発活動を行っています。また、基盤研究部門の強化を図り、中長期な視点での“新たな価値の創造”を更に促進するべく、サントリーグローバルイノベーションセンター㈱を新設し、4月から事業を開始しました。
当社グループの研究開発活動は、大阪府の研究センター、技術開発センター及び神奈川県の商品開発センターの3拠点にて行っています。また、研究開発部門の更なる強化を目的に、京都府のけいはんな学研都市(関西文化学術研究都市)に新しい研究開発拠点を建設することを決定しました。
このような体制のもとで、当社グループは、安心安全で、おいしさや高機能を備えた商品をお客様にお届けするべく、全グループ一丸となり新商品・新規事業の開発に努めました。

[飲料・食品セグメント]

サントリー食品インターナショナル㈱では、国内で「サントリー天然水」「BOSS」「伊右衛門」「PEPSI」「サント
リー ウーロン茶」「GREEN DA・KA・RA」「オランジーナ」等のブランド強化を行うとともに、様々なカテゴリーにおいて新商品を投入しました。ブランド別にみると、「サントリー天然水」では、きめ細かい泡と口当たりが特徴の炭酸水「サントリー 南アルプスの天然水 スパークリング」「 同 レモン」を発売しました。「BOSS」では、シャンパン酵母で発酵させる独自技術を用い、甘く華やかな香りをもつ「グランアロマ」を発売しました。「伊右衛門」ブランドでは、清々しい香りとすっきりとした味わいを実現した「贅沢冷茶」を発売したほか、脂肪分解酵素を活性化させる働きがあるポリフェノール“ケルセチン配糖体”を含む特定保健用食品「特茶」を発売しました。また、穀物や海藻等、日頃なじみのある7つの安心素材をブレンドし、すっきり飲みやすい味わいを実現した「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」を発売しました。更に、サーモス㈱との共同開発により、お客様自身が好みの濃さ、温度で作った飲み物を専用のマイボトルで楽しむことができる次世代飲料「drop」を発売しました。
海外においては、お客様の健康意識の高まりに着目し、「サントリー ウーロン茶」の商品開発で長年にわたり蓄積した技術を用いつつ、健康価値を主軸としたお茶ブランドを開発し、インドネシアで「MYTEA」、ベトナム及びタイで「TEA+」をそれぞれ発売しました。Orangina Schweppes Holding B.V.では、主要ブランドである「Orangina」「Schweppes」「Oasis」等において、お客様に提供するおいしさに加えて、より健康や環境に配慮した中味設計やパッケージに関する研究開発活動を実施しました。FRUCOR BEVERAGES LIMITED等では多くの新商品を市場に投入しました。

[ビール・スピリッツセグメント]

サントリー酒類㈱では、ビール部門で、プレミアムビールとしての新たな価値を提案するため「ザ・プレミアム・モルツ」と「ザ・プレミアム・モルツ」を絶妙なバランスでブレンドし、しっかりと熟成させることで、今までにない芳醇でまろやかなコクを実現した「ザ・プレミアム・モルツ」を期間限定発売し、ご好評いただきました。成長を続ける新ジャンル商品では、更なるご愛顧を目指して、「金麦」を一層口当たりが良く飲み飽きない味わいにリニューアルしました。また、「金麦」を麦の旨みを一層感じていただける中味に仕上げ、リニューアルしました。更に、ノンアルコールビールテイスト飲料としての新たな価値を提案するため「オールフリー」から、夏の昼間の気分転換にぴったりの、レモンとライムの爽やかな風味をお楽しみいただける「シトラススパークル」を夏季限定発売し、ご好評いただきました。
スピリッツ部門では、氷を入れたグラスに注ぐだけで手軽にお酒を楽しめるRTSとして「鏡月」をベースにした「ふんわり鏡月」シリーズを発売し、需要を拡大しました。

[その他セグメント]

サントリーワインインターナショナル㈱では、安心して自由に楽しめるカジュアルワインとして、「プレミアムフルーツワイン」の「完熟赤ぶどう」「完熟いちご」を発売しました。また、“果実まるごと製法”を採用し、自家製サングリアの味わいを再現した「バルで飲んだサングリア」を発売しました。更に、「彩食健美」やワインの調理効果に関する研究を応用し、料理をより美味しくする「料理天国」をリニューアルしました。

サントリーウエルネス㈱では、商品開発のイノベーションと開発サイクルのスピードアップを図るため、商品開発部門の人員を増強しました。
健康食品の開発においては、体内吸収性に優れた卵殻カルシウムに骨形成に重要なマグネシウムと牛乳由来成分CPP等を加えて、「カルシウム&マグネシウム」をリニューアルしました。また、独自の乳酸菌ラクトバチルスS-PT84株及びラクトフェリン、ラクチュロース、フコイダンの4つの成分を配合した「ラクテクト」と“いつまでも自分の力で歩き続けたい”という中高年のニーズに応える「ロコモア」を発売しました。また、海外事業においては、台湾での健康食品の販売を加速させ、新たに「マカ冬虫夏草配合」と「カルシウム&マグネシウム」を発売しました。
化粧品の開発においては、「F.A.G.E.(エファージュ)」シリーズの新たなラインナップとして、50歳代からのUV対策を考え抜いた新商品の開発を完了し、「UVプロテクト トーンアップ モイスチャーベース」として発売しました。更に、「NanoImpact Tera(ナノインパクト テラ)2.0」を、当社の独自技術により有効成分の浸透力を一層強化するとともに、ローションとナノパウダーを混ぜるひと手間を省くため、ワンボトルタイプに変更して使いやすさも追求し、浸透型発毛促進剤「ナノアクションD」(医薬部外品)として、リニューアルしました。
研究開発部門においては、セサミンのマウス肝臓における遺伝子発現変動に関する研究を行い、その研究成果を日本農芸化学会2013年度大会にて発表しました。「ロコモア」の高齢者の運動機能に対する有効性をヒト試験で確認し、第55回日本老年医学会学術集会にて発表しました。また、「オメガエイド」の「高年齢男性の認知機能に与える高度不飽和脂肪酸摂取の影響」について、第35回日本臨床栄養学会総会と第34回日本臨床栄養協会総会の合同開催による第11回大連合大会にて発表しました。更に、第6回International Conference on Polyphenol and Healthにおいて、セサミンやブドウポリフェノールの研究成果を発表する等、14件の研究成果を国内外の学会・研究会等で発表しました。
論文発表に関しては、セサミンの肝臓での抗酸化作用に関する研究成果が「Analytical Sciences」に掲載され、「HOT Article Award」を受賞しました。また、2012年度の日本未病システム学会で優秀論文賞に輝いた研究発表「トリグリセリド高値の者における血清脂肪酸の特徴」が日本未病システム学会雑誌に掲載されるとともに、乳酸菌ラクトバチルスペントーサスS-PT84株のラットでの食後血中中性脂肪上昇抑制効果に関する研究成果が「Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry」に掲載される等、6件の論文が公表されました。

サントリーフラワーズ㈱では、新たなカテゴリーへの展開、主要カテゴリーの強化を狙い新商品開発に取り組みました。日本市場においては、春商品として、新カテゴリーに属する新商品「キララ」「キキ」「サマーキャンドル」「サンフォルビア」を発売するとともに、主要ブランドである「サフィニア」の「サフィニアフリル」を発売しました。野菜においても、新商品として、トマト「こいあじ」等の6商品を発売しました。秋商品として「プリンセチア」の八重品種「ピンクシャンデリア」を発売しました。北米市場においては、新カテゴリーに属する新商品として「Sundiascia」「Sunbelia」を発表し、主要ブランドでは「サンパラソル」の「Red Emperor」、「サフィニア」の「Heavenly Blue」、また、オリジナリティの高いブランド「Lofos」の「Compact White」「Compact Rose」をそれぞれ3月にカリフォルニアで行われた花卉園芸業界の展示会California Spring Trialに出品しました。欧州市場においては、主要ブランド「プリンセチア」の「Pearl」を発売するとともに、「Sunvillea」3品種を北米に続き新カテゴリーに属する新商品として発売しました。切花においても、国内外で「ムーンダスト・スプレータイプ」を発売しました。

サントリーグローバルイノベーションセンター㈱では、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構、公益財団法人かずさDNA研究所、東京農工大学と共同で、カーネーションの全ゲノムの解読に成功し、DNAリサーチ誌電子版にて発表しました。

なお、当連結会計年度の研究開発費は飲料・食品セグメント65億円、ビール・スピリッツセグメント37億円、その他セグメント33億円、各セグメントに配分できない研究開発費45億円となり、研究開発費の総額は180億円となりました。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E22559] S1001H2Q)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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