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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002BI7

有価証券報告書抜粋 株式会社アサヒペン 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済対策や日銀の金融政策等により、株式市場が活況を呈し、また円安が進行して輸出産業の業績が急伸するなど、景気回復の兆しが見られました。個人消費につきましても、高額商品や消費税増税前の駆け込み需要等、一部で持ち直しの動きが見られましたが、所得環境や将来の生活への不安感、さらには消費税増税による家計負担増の懸念等を背景として、依然不透明な状況で推移いたしました。
当社グループを取り巻く経営環境におきましても、消費者の生活関連商品に対する節約志向を背景に企業間の価格競争が激しく、加えて、円安により一部の原材料や輸入商品の価格が上昇するなど、厳しい状況が続きました。
このような状況のもと、当社グループでは、新製品の投入、販路の拡大、各種メディアを利用しての販売促進など、積極的な営業活動を展開いたしました。その結果、需要期における天候不順の悪影響はあったものの、新商品の寄与や消費税増税前の需要増により、当連結会計年度の売上高は140億4千万円(前年同期比0.2%増)となりました。
収益面では、グループ企業一体となって経営の効率化に努めましたが、円安による仕入価格上昇の影響を受けて、営業利益は5億7千2百万円(前年同期比7.1%減)、経常利益は5億2千6百万円(前年同期比8.1%減)となり、当期純利益は、特別損失に減損損失を計上したこと等により3億4千1百万円(前年同期比22.4%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。

当事業は、当社の主力製品である家庭用塗料及び金属用・プラスチック用等の工業用塗料の製造及び販売並びに塗装工事等を行っております。
当連結会計年度におきましても、店頭での販売促進、店内シェアの拡大をはかるとともに、新規顧客の獲得に向け積極的な営業活動を展開いたしました。しかしながら、好評な新製品や消費税増税前の需要増はあったものの、需要期の天候不順等による影響が大きく、主力である家庭用塗料の売上は全体として微減となりました。一方、消費税増税前の需要増も手伝って、塗装工事は堅調に推移いたしました。その結果、当事業全体の売上高は、83億5千1百万円(前年同期比0.3%増)となりました。

当事業は、カベ紙、障子紙やガラス用装飾シート等のインテリア用品、住宅用補修材やワックス等のハウスケア用品及び園芸用品等の製造及び販売を行っております。
当事業におきましても、消費者ニーズに応えた新製品の投入や積極的な販売促進活動とともに、新規顧客への提案営業等に注力いたしました。その結果、需要期である5月の低温等の影響があったものの、補修材関連製品や園芸用品の売上が堅調であったこと等により、当事業全体の売上高は、55億円(前年同期比0.3%増)となりました。

その他の事業は、物流サービス業及び賃貸業等を行っており、売上高は1億8千9百万円(前年同期比3.0%減)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて1千7百万円減少し、57億7千6百万円(前年同期比0.3%減)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は7億7千7百万円(前年同期比7.0%減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益4億9千2百万円及び減価償却費2億1千5百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は6千8百万円(前年同期は2億5千5百万円の獲得)となりました。これは主に、投資その他の資産の減少額2億2千5百万円等の増加要因に対して、投資有価証券の取得による支出2億6千万円等の減少要因があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は7億4千万円(前年同期比129.4%増)となりました。これは主に、長短借入金の純減少額4億8千万円及び配当金の支払額2億4千9百万円等によるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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