鳥居薬品株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)

(1) 財政状態

資産、負債及び純資産の状況

当事業年度末の総資産は、93,137百万円と前事業年度末に比べ1,787百万円(2.0%)増加しました。流動資産につきましては、有価証券が12,392百万円、現金及び預金が5,497百万円減少しましたが、キャッシュ・マネージメント・システム預託金が14,383百万円、売掛金が3,911百万円、原材料及び貯蔵品が817百万円増加したこと等により72,466百万円と前事業年度末に比べ973百万円(1.4%)増加しました。固定資産につきましては、投資有価証券が1,328百万円増加したこと等により20,671百万円と前事業年度末に比べ813百万円(4.1%)増加しました。
負債につきましては、14,119百万円と前事業年度末に比べ530百万円(3.6%)減少しました。これは、買掛金が708百万円、未払法人税等が489百万円増加しましたが、未払金が2,282百万円減少したこと等によるものです。
純資産につきましては、79,018百万円と前事業年度末に比べ2,317百万円(3.0%)増加しました。これは、剰余金の配当が1,132百万円、当期純利益が3,352百万円となったこと等によるものです。

(2) 経営成績

(売上高)

売上高は、58,109百万円と前事業年度に比べ5,815百万円(11.1%)増加しました。
主要な製品・商品の販売状況につきましては、「1 業績等の概要 (1)業績」に記載の取り組みのほか、消費税増税前の一時的な需要増の影響もあり、「レミッチカプセル」は15,019百万円と前事業年度に比べ2,912百万円(24.1%)増加したほか、「ツルバダ配合錠」は13,428百万円と前事業年度に比べ1,834百万円(15.8%)増加しました。また、2013年5月に販売を開始しました「スタリビルド配合錠」については、1,220百万円となりました。

(売上原価、販売費及び一般管理費)

費用面におきましては、売上原価は売上高が増加したことに加え、販売品目の構成が変化したことにより26,267百万円と前事業年度に比べ3,425百万円(15.0%)増加し、販売費及び一般管理費は研究開発費が減少したものの、販売促進費等が増加したことにより26,854百万円と前事業年度に比べ196百万円(0.7%)増加しました。

(営業利益、経常利益、当期純利益)

以上の結果、営業利益は4,987百万円と前事業年度に比べ2,193百万円(78.5%)増加し、経常利益は5,124百万円と前事業年度に比べ2,172百万円(73.6%)増加しました。当期純利益につきましては、3,352百万円と前事業年度に比べ1,502百万円(81.2%)増加しました。

(3) キャッシュ・フローの状況

「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」を参照願います。