シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100235A

有価証券報告書抜粋 エーザイ株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度の連結業績は、次のとおりとなりました。
売上高6,003億63百万円(対前連結会計年度267億4百万円増、4.7%増)
営業利益711億6百万円( 同6億43百万円増、0.9%増)
経常利益649億43百万円( 同6億33百万円減、1.0%減)
当期純利益329億55百万円( 同153億19百万円減、31.7%減)

売上高については、成長ドライバーである抗がん剤「ハラヴェン」、ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「ヒュミラ」、疼痛治療剤「リリカ」等が伸長し増収となりました。プロトンポンプ阻害剤「パリエット」(米国製品名「アシフェックス」)の売上高は914億11百万円(前連結会計年度比15.7%減)、アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」の売上高は827億48百万円(同12.2%減)となりました。がん関連領域製品の売上高は、1,008億81百万円(同0.5%増)となりました。また、てんかん領域製品の売上高は、AMPA受容体拮抗剤「ファイコンパ」も貢献し、244億7百万円(同48.3%増)と大幅に伸長いたしました。セグメント別には、中国をはじめとするアジア医薬品事業が前連結会計年度比40.6%増、日本医薬品事業のジェネリック医薬品が同19.3%増と売上高の増加を牽引いたしました。なお、DNAメチル化阻害剤「ダコジェン」の権利譲渡に伴う収入は、売上高に計上しております。
研究開発費については、アルツハイマー型認知症治療剤として開発中のBACE阻害剤「E2609」および抗アミロイドβ(Aβ)プロトフィブリル抗体「BAN2401」に関する共同開発・共同販促契約締結に伴う契約一時金を受取る一方、重点領域における後期臨床試験の順調な進捗および共同研究開発テーマ進捗に伴うマイルストンの支払い、肥満症治療剤「ロルカセリン」(米国製品名「ベルヴィーク」)のグローバルでの開発・販売権獲得に伴う一時金支払い等により、前連結会計年度から8.4%増加いたしました。研究開発費の売上高比率は21.7%(前連結会計年度は21.0%)となり、引き続き戦略的かつ積極的な投資を行っております。研究開発費を除く販売費及び一般管理費については、米国で新製品への積極的な投資を行う一方、共同販促に係る提携費用の減少等により、売上高比率は35.1%(前連結会計年度は36.4%)と改善いたしました。
以上の結果、営業利益は増益となりました。経常利益は為替差損により、また当期純利益は特殊要因としてグローバルでの構造改革に伴う特別損益の計上および復興特別法人税の1年前倒し廃止に伴う税金費用の増加があり、減益となりました。なお、特殊要因の影響を除く当期純利益は前連結会計年度比4.6%減となりました。
1株当たり当期純利益は115円56銭(前連結会計年度より53円82銭減)となりました。上記特殊要因の影響を除く1株当たり当期純利益は161円52銭(同7円86銭減)であります。
当期純利益に少数株主損益およびその他の包括利益を加減した包括利益は、729億5百万円となりました。

[セグメントの状況]
(各セグメントの売上高は外部顧客に対するものであります)
当連結グループは、セグメントを医薬品事業とその他事業に区分しており、医薬品事業を構成するリージョン等を報告セグメントとしております。医薬品事業では、主に医療用医薬品の製造・販売を行っております。
当連結グループは、従来、医薬品事業をイースト・アジア(日本、中国、韓国、台湾、香港)、アメリカス(北米、中南米)、EMEA(欧州、中東、アフリカ)、インド・パシフィック(南アジア、アセアン、オセアニア)の4リージョン体制としておりましたが、事業を取り巻く様々な環境変化に迅速に対応することを目的に、当連結会計年度より医薬品事業の構成を再編いたしました。新たな構成は、日本(医療用医薬品、ジェネリック医薬品、診断薬)、アメリカス(北米、中南米)、アジア(中国、韓国、台湾、インド、アセアン等)、EMEA(欧州、中東、アフリカ、オセアニア)、薬粧-日本(一般用医薬品等)であります。この再編に合わせて報告セグメントの区分方法を変更し、前連結会計年度のセグメント情報に反映しております。
なお、その他事業は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、医薬品原料などに係る事業を含んでおります。


売上高は3,106億79百万円(前連結会計年度比0.9%増)、セグメント利益は1,546億63百万円(同11.4%増)となりました。売上高の内訳は、医療用医薬品が2,812億94百万円(同0.3%減)、ジェネリック医薬品が234億7百万円(同19.3%増)、診断薬が59億76百万円(同0.2%減)であります。
「ヒュミラ」の売上高は287億69百万円(同19.2%増)、「ハラヴェン」の売上高は64億24百万円(同17.2%増)、ファイザー社と共同販促を展開している「リリカ」の共同販促収入は194億32百万円(同40.2%増)といずれも二桁成長となりました。一方、「アリセプト」の売上高は650億50百万円(同10.2%減)、「パリエット」の売上高は473億46百万円(同5.4%減)とそれぞれ減収となりました。
2013年5月、希少疾病であるレノックス・ガストー症候群に対する治療剤「イノベロン」、同年6月、「アリセプト」の新剤形「アリセプトドライシロップ1%」、2014年2月、「パリエット」を含むヘリコバクター・ピロリ除菌用3剤組み合わせパック製剤一次除菌用「ラベキュアパック400/800」および二次除菌用「ラベファインパック」、中心循環系血管内塞栓促進用補綴材「ディーシー ビーズ」を新発売いたしました。

売上高は1,589億14百万円(前連結会計年度比3.6%増)となりました。また、セグメント利益は、新製品への投資を積極的に行ったことにより、302億62百万円(同15.1%減)となりました。
「アシフェックス」の売上高は2013年11月の独占販売期間満了の影響を受け377億11百万円(同26.6%減)、「アリセプト」の売上高は39億35百万円(同64.3%減)、「ハラヴェン」の売上高は133億51百万円(同14.7%増)であります。2013年6月に米国において新発売した「ベルヴィーク」の売上高は25億23百万円となりました。なお、「ダコジェン」の権利譲渡に伴う収入は、アメリカス医薬品事業の売上高に計上しております。
2013年7月にカナダにおいて、2014年1月に米国において、それぞれ「ファイコンパ」を新発売いたしました。

売上高は580億41百万円(前連結会計年度比40.6%増)、セグメント利益は127億89百万円(同65.0%増)となり、全社の成長を牽引いたしました。そのうち、中国の売上高は318億2百万円(同45.6%増)と大幅に伸長いたしました。
「アリセプト」の売上高は119億63百万円(同48.2%増)、「ヒュミラ」の売上高は67億99百万円(同38.8%増)、「パリエット」の売上高は56億95百万円(同32.0%増)、「ハラヴェン」の売上高は4億98百万円(同376.5%増)であります。
2013年8月、韓国で中等度・高度アルツハイマー型認知症に対する高用量製剤「アリセプト錠23mg」を新発売後、香港、インドにおいても同剤の販売を開始いたしました。2013年10月、インドで「ハラヴェン」を新発売いたしました。インドでは、患者様の所得水準に応じて全額負担から無償まで複数の負担価格を設定する「ティアードプライシング」を導入しております。「ハラヴェン」は、2014年5月現在、アジア8カ国で販売しております。
なお、2014年4月、タイにおいて、前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬「ユリーフ」を新発売いたしました。

売上高は324億63百万円(前連結会計年度比25.9%増)、セグメント利益は40億50百万円(同101.5%増)となりました。「ハラヴェン」の売上高は86億74百万円(同61.1%増)と大幅に伸長いたしました。また、「ファイコンパ」の売上高は13億87百万円(同156.9%増)となり、てんかん領域の成長に貢献しております。一方、「アリセプト」、「パリエット」の売上高は、それぞれ、17億98百万円(同34.2%減)、6億58百万円(同75.3%減)であります。
2013年9月、ロシアにおいて当社初の製品となる「ハラヴェン」を発売いたしました。なお、2014年4月には抗てんかん剤「ゾネグラン」を新発売し、順調に事業基盤を拡大しております。

売上高は215億11百万円(前連結会計年度比2.2%増)、セグメント利益は42億86百万円(同11.1%増)となりました。
チョコラBBグループの売上高は、ドリンク製品などの貢献により、119億81百万円(同7.4%増)となりました。
なお、2014年4月、エナジードリンク「Joma(ジョマ)」を新発売いたしました。

売上高は187億53百万円(前連結会計年度比23.3%減)、セグメント利益は58億69百万円(同49.9%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の営業活動から得たキャッシュ・フローは、856億87百万円(前連結会計年度より125億6百万円増)となりました。税金等調整前当期純利益は582億13百万円、減価償却費は390億65百万円、法人税等の支払額は203億19百万円であります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、261億61百万円の収入(前連結会計年度より44億20百万円増)となりました。3カ月超預金の純減少額は249億3百万円であります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,147億97百万円の支出(前連結会計年度より329億92百万円増)となりました。長期借入金の返済に200億46百万円、社債の償還に500億円、配当金の支払に427億77百万円を支出いたしました。
以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、1,539億20百万円(前連結会計年度末より114億64百万円増)となりました。
[連結財務指標の推移]
第98期第99期第100期第101期第102期
自己資本比率(%)37.738.641.547.453.6
時価ベースの自己資本比率(%)86.281.393.3120.9121.2
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)3.83.13.94.32.9
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)14.116.813.211.014.6

(注)各指標の算出方法
自己資本比率:自己資本÷総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額(期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後))÷総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債(社債、借入金、代理店預り金等)÷営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー÷利払い(利息の支払額)

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00939] S100235A)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。