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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002604

有価証券報告書抜粋 森下仁丹株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループにおいては、当社のみが「医薬品、健康関連商品及びカプセル受託品の製造」事業に関する研究開発活動を行っており、セグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
ヘルスケア事業に関しては、医薬品、医療機器、化粧品、健康食品、独自の機能性素材、さらには当社独自の基幹技術である「シームレスカプセル技術」を応用した健康関連商品の開発を進めております。
当連結会計年度においては、当社独自素材として研究を進めてきた「抗糖化」や「長寿遺伝子(サーチュイン)活性化」に有効である「ザクロエキス」の実用化に成功し、美容・健康ドリンクに配合した商品を発売いたしました。「ザクロエキス」の研究は引き続き継続しており、新たに「アレルギー軽減作用」も見出しております。今後もこれらの効果を生かし幅広く商品を開発してまいります。既存の当社プロバイオティクス商品に利用している腸溶性ビフィズス菌カプセルのエビデンスとしては、大学生を対象に効果の検証を行ってまいりましたが、便秘傾向の改善について確認され、学会にて発表しております。これらのエビデンス取得に関しましては、健康食品、サプリメント分野で、今後ますます重要になってくると考えており、顧客に確実な商品をお届けするためにも、当社は積極的に取り組んでおります。医療機器分野については、バイオベンチャーが開発した機能性素材を応用した新開発傷あて剤や感染防止剤の開発を推進してまいりましたが、新たに国立循環器病研究センターのプロジェクトの開発支援シーズに採択され、早期実用化に拍車をかけて取り組んでおります。さらに、医薬品分野では当社と神戸大学で共同特許出願した経口ワクチンに関する研究開発の取り組みで、その技術を基にした慢性C型肝炎治療ワクチンへの応用に可能性が見出されましたので、実用化を目指して取り組んでまいります。
当連結会計年度におけるヘルスケア事業に関する研究開発費の金額は337百万円であります。
カプセル受託事業に関しては、当社独自の「シームレスカプセル技術」を基盤として技術展開を進めております。医薬品分野においては、前述の経口ワクチンをはじめとする、当社特許技術である腸溶性カプセルなどを応用したDDSカプセルのさらなる活用を目指し、研究開発を推進し、展示会等を通じて技術紹介を積極的に行っております。また、多様な産業用途に適合した非食用皮膜カプセルの応用研究にも取り組んでまいりましたが、微生物等を配合したシームレスカプセル利用のレアメタル(希少金属)回収研究に関しては、前連結会計年度に取得した長浜工場に実証プラントを整備し、リサイクル事業を展開する企業とも既に共同で実証研究を開始しております。本取組は、環境保全と省エネに対応した画期的システムとして期待されており、回収事業に取り組む国内外の他企業からも注目されております。なお、本取組は産官学連携による補助事業として引き続き推進しており、早期実用化を目指してまいります。また、非食用皮膜シームレスカプセルを応用したシロアリ駆除剤についても、小笠原諸島等で引き続きフィールドテストを実施し、実用化に向けた実績を蓄積しております。
当連結会計年度におけるカプセル受託事業の研究開発費の金額は314百万円であります。
結果として、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は651百万円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00941] S1002604)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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