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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001UXO

有価証券報告書抜粋 久光製薬株式会社 業績等の概要 (2014年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、新たな経済政策による景気回復への期待から株価の上昇や円安の進行による輸出環境の改善が見られるなど、緩やかな回復傾向となりました。
一方、新興国を中心とした海外経済の減速を背景に依然として先行き不透明な状況にあります。
国内の医療用医薬品事業については、後発品の使用促進策の強化など国の医療費抑制策等の基調のもと、引き続き厳しい環境下で推移しました。
このような状況の中で、当社は、重点商品の経皮吸収型製剤を中心に事業活動を行い、医療機関のニーズに的確に対応した学術情報活動を展開しました。
一般用医薬品事業については、依然として一般用医薬品市場の消費低迷と厳しい販売競争が続く中、新商品を発売し、販売促進に努めました。
研究開発については、得意な経皮吸収型貼付剤分野に研究開発資源を集中し、新しい局所性及び全身性の医薬品開発に注力しました。
また、海外子会社であるノーベン ファーマシューティカルス社(以下「ノーベン社」といいます。)との研究開発活動において、人事交流を含めた連携を強化し、迅速化に努めました。
生産環境面については、鳥栖工場、宇都宮工場において、環境マネジメントシステムに関する国際規格である「ISO14001」の認証工場として、地球環境の保全に取り組みました。
製造工程の効率化に加えて、製品輸送方法の変更及び高性能空調機の導入によるエネルギー使用量や廃棄物の削減及びリサイクル率99%以上の維持で環境負荷低減に取り組みました。
また、エネルギー管理委員会の設置により省エネルギーを推進し、室内温度の調整など節電に努めました。
社会貢献活動については、企業と従業員が一体となって活動しており、「日本赤十字社の海外たすけあい街頭募金活動」への協力や、マッチングギフト制度「久光ほっとハート倶楽部」により東日本大震災復興活動諸団体7件をはじめとする合計38団体への支援などを行いました。
がん撲滅に寄与することを目的として立ち上げられた「九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)プロジェクト」についても、様々な支援を継続しています。
サガハイマットは、2013年5月に開設され、重粒子線による前立腺がんの治療を2013年8月より開始しています。
2013年11月には、国の定める一定の基準を満たしたことで、重粒子線治療は先進医療として実施できるようになりました。
女子バレーボールチーム「久光製薬スプリングス」は、2013年度に女子バレーボール史上初の5冠(国民体育大会優勝、天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会優勝、Vプレミアリーグ優勝、日韓Vリーグトップマッチ優勝、黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会優勝)を達成したほか、佐賀県や兵庫県を中心に「バレーボール教室」を開催しました。
来たるべき2020年東京オリンピックに向けてスポーツ文化のさらなる発展・向上に努めてまいります。

当社は「医薬品事業」のみを報告セグメントとしており、業績は次のとおりです。


[医薬品事業]
当連結会計年度の医薬品事業、とりわけ医療用医薬品事業は、医療費抑制策が進む中、先行きが極めて不透明な事業環境下で推移しました。
このような状況の中、当社は、経皮吸収型製剤を中心として、医療機関への適正かつ、きめ細やかな学術情報活動、すなわち有効性・安全性に関する情報の提供・収集活動を展開するとともに、重点商品のケトプロフェン含有の経皮鎮痛消炎剤「モーラス®テープ」および「モーラス®パップ」、経皮吸収型エストラジオール製剤「エストラーナ®テープ」、鎮痛効果の高い合成麻薬フェンタニルクエン酸塩含有の経皮吸収型持続性がん疼痛治療剤「フェントス®テープ」、経皮吸収型持続性疼痛治療剤「ノルスパン®テープ」などの適正使用促進活動に努めました。
また、過活動膀胱治療の新たな選択肢として、オキシブチニン塩酸塩含有の経皮吸収型過活動膀胱治療剤「ネオキシ®テープ73.5mg」の販売を、2013年6月に開始しました。
更に、疼痛治療の新たな選択肢として、癌疼痛治療剤「アブストラル®舌下錠100μg、同200μg、同400μg」の販売を、2013年12月に開始しました。
本剤については、日本国内における製品流通ならびに情報提供活動を充実させる為、協和発酵キリン株式会社と共同販売を行っています。
次に、一般用医薬品事業については、重点商品の外用鎮痛消炎剤等の販売に加えて、新商品を投入し、新規顧客創造活動に努めました。
2013年9月には、フェルビナク5.0%配合経皮鎮痛消炎テープ剤「フェイタス®5.0」および「フェイタス®5.0 大判サイズ」の販売を開始し、新しいユーザーの開拓に努めました。
なお、2013年10月には、「フェイタス®」および「のびのび®サロンシップ®」の商品群において、お客様の視点に立った商品開発への取り組み、特に、貼りやすくする、剥がしやすくするなどの使いやすさが評価され、2013年度グッドデザイン賞を受賞しました。
海外では、医療用医薬品において、非ホルモン療法剤「Brisdelle®カプセル7.5 mg」の販売を、2013年11月に開始しました。
本剤は、閉経期に伴う中等度から高度の血管運動症状(VMS)、通称ホットフラッシュの治療を目的として開発され、FDA(米国食品医薬品局)が初めて承認した唯一の非ホルモン療法剤です。
2014年1月には、本剤の医師への認知度向上を目的として、ノーベン社がShionogi Inc.とコ・プロモーション契約を締結しました。
また、一般用医薬品において、FDA(米国食品医薬品局)が初めて承認した唯一の外用鎮痛消炎貼付剤「SALONPAS® PAIN RELIEF PATCH」の販売を、新たにタイ、ブラジル、マレーシアで開始しました。
このような営業活動の結果、当社グループの当期の売上高は1,506億3千5百万円(前年同期比5.5%増、78億6千2百万円増)となり、当期の営業利益は191億2千3百万円(前年同期比24.5%減、62億3百万円減)、経常利益は289億1千万円(前年同期比12.5%減、41億4千万円減)、当期純利益は213億5千7百万円(前年同期比13.5%増、25億4千7百万円増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べて269億2千万円増加し、777億8千万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは358億4千5百万円の収入(前連結会計年度は324億8千5百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益(337億2千7百万円)、利息及び配当金の受取額(123億6千万円)及び法人税等の支払額(133億4千9百万円)などによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは58億4千3百万円の支出(前連結会計年度は79億4千6百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出(40億8千9百万円)及び投資有価証券の取得による支出(13億5千4百万円)などによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは64億7千6百万円の支出(前連結会計年度は92億8千8百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払額(59億9千8百万円)などによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00944] S1001UXO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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