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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10029D9

有価証券報告書抜粋 アニコム ホールディングス株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府・日銀による財政・金融・成長戦略等により企業業績の改善が進むとともに、雇用環境の改善や消費マインドの拡大への期待が高まっている一方、今後の消費税増税の影響等、未だ不透明な環境となっております。また、海外では米国経済が堅調に成長を続けましたが、その他諸外国、特に新興国においては米国の量的金融緩和縮小の影響を受けた通貨安等により経済成長に陰りが見えているなど、不安定な環境となっております。
このようななか、当社グループの中核子会社であるアニコム損害保険株式会社(以下、「アニコム損保」)では、当年度の最重点施策である「さらなる損害率のコントロール」に注力してまいりました。具体的には、オンライン契約における補償割合70%商品の取り扱い停止および保険契約始期日の変更、契約継続時における補償割合引き上げ審査強化、販売チャネル毎の損害率管理強化、対応医療機関との関係強化、保険金支払管理体制の強化などに取組みました。また、2012年8月から新規引受を停止していた補償割合90%商品は2013年7月末をもって保有契約が無くなりました。これらの施策の効果によりE/I損害率 注1)は前年同期比で0.8pt改善し、66.7%となりました。また、E/I損害率に既経過保険料ベース事業費率 注2)を足したコンバインド・レシオ(完全既経過ベース)についても、前年同期比で1.9pt改善し95.3%となり、利益構造の改善が進みました。
一方、保険引受収益に関しては、重点施策の1つとした「新規契約獲得基盤の拡大強化」を達成すべく、ペット保険募集の主力チャネルであるペットショップ代理店の新規取扱い店舗の開拓に加え、既存ペットショップ代理店への販売促進を一層強化した結果、新規契約獲得の増加に繋がりました。また、既にペットを飼われている方々からの加入を促進すべく、地方銀行・信用金庫等の金融機関代理店や生活協同組合、カーディーラー、職域代理店等のさらなる拡充を図るなど、募集チャネルの拡大と募集力の強化に努めました。加えて、既存契約の継続施策にも注力した結果、継続率も引き続き高い水準で安定して推移いたしました。これらの結果として、当年度末の保有契約数は50万件を突破し、504,969件(前年度末から58,555件の増加・同13.1%増)となりました。
3つ目の重点施策である「ペット保険事業に続く新たな事業のスタート」については、2014年1月に、当社グループの中核事業であるペット保険の健全な持続的成長を支えるべく、どうぶつ医療分野における基礎研究の推進、科学的根拠に基づく診療方法の確立、先進医療の開発に向けた臨床等を行うことを目的として、日本どうぶつ先進医療研究所株式会社を設立し、2014年4月の事業開始に向け準備を進めました。
また、動物病院向けシステムの開発・販売等を主力事業とするアニコム パフェ株式会社においては、動物病院向けカルテ管理システム「アニコムレセプター」の後継・最新版として、富士通株式会社と共同でクラウド型カルテ管理システム「アニレセF」の開発・販売をスタートいたしました。
このほか、保険代理店業を主な事業とするアニコム フロンティア株式会社では、主に動物病院及びペットショップ経営者向けに事業者賠償責任保険をはじめとする各種保険のご提案を促進し、契約の拡大に努めました。
以上の施策を行った結果、当社グループにおける連結成績は次のとおりとなりました。
保険引受収益18,087百万円、資産運用収益108百万円などを合計した経常収益は18,366百万円(前連結会計年度比13.5%増)となりました。一方、保険引受費用13,448百万円(同17.5%増)、営業費及び一般管理費3,982百万円(同9.6%増)等を合計した経常費用は17,633百万円(同14.9%増)となりました。この結果、経常利益は733百万円(同12.5%減)となり、これに、特別損益、法人税及び住民税等などを加減した当期純利益は447百万円(同30.1%減)となりました。
注1)E/I損害率:発生ベースでの損害率。
(正味支払保険金+支払備金増減額+損害調査費)÷既経過保険料 にて算出。
注2)既経過保険料ベース事業費率:発生ベースの保険料(既経過保険料)に対する発生ベースの事業費率
損保事業費÷既経過保険料にて算出

各セグメントの業績は下記のとおりであります。

損害保険事業
アニコム損害保険株式会社では、ペットショップ代理店チャネル、一般代理店チャネル等の募集代理店網のさらなる拡充を図ることで募集力を強化するとともに募集コンプライアンスの強化も進めております。この結果、保有契約件数の増加により正味収入保険料が増加し、経常収益は18,210百万円(前連結会計年度比13.5%増)となりました。その一方で保険引受費用についても増加したことから、経常費用は17,484百万円(同14.8%増)となり、経常利益は726百万円(同11.5%減)となりました。

その他の事業
① 動物病院支援事業
アニコム パフェ株式会社において手がけている動物病院向けカルテ管理システム「アニコムレセプター」の開発・販売保守事業におきましては、電子カルテシステムなどの診療支援や経営支援の機能を大幅に追加した業界初のクラウド型動物病院向け医療支援サービス「アニレセF」を富士通株式会社と共同で開発し、2013年12月から販売を開始いたしました。その結果、保有件数が1,934件(前連結会計年度末から184件の増加、同10.5%増)となり、当事業の経常収益は115百万円(前連結会計年度比4.8%増)となりました。

② 保険代理店事業
アニコム フロンティア株式会社において、保険代理店として、企業が保有する物件(工場・ビル・支店・営業所等)の契約獲得や動物病院・ペットショップの経営者への営業活動に注力しており、当事業の経常収益は13百万円(前連結会計年度比2.1%増)となりました。

③ その他事業
アニコム パフェ株式会社において、ペット関連の専門学校に対するオリジナル講座の提供や、ペットを失った悲しみ(ペットロス)から回復するための支援を行うWEBサイト「アニコム メモリアル」の運営等に取組むほか、ペットショップでペットを迎えた飼育者からの、ペットの健康に関する電話相談を24時間365日サポートする「anicom24」のサービスを開始する等、新規事業分野の拡充による新たな収益源確保を図ってまいりました。その結果、当事業の経常収益は26百万円(前連結会計年度比45.8%増)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より17百万円増加し、1,301百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上、保険契約増加に伴う責任準備金の増加等により、前連結会計年度に比べ502百万円増加し、2,009百万円の収入となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、2,052百万円の支出となりました。有価証券の売却・償還資金を含め、有価証券の入れ替え等の投資を実施した結果、前連結会計年度に比べ支出は199百万円増加いたしました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、新株予約権の行使などにより60百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ24百万円の減少となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E24073] S10029D9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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