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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10026K8

有価証券報告書抜粋 カルビー株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の金融緩和策等を反映した円安・株高基調を背景に、一部に回復がみられたものの、消費税率引き上げに伴う消費マインドの減退への懸念もあり、依然として先行き不透明な状況が続きました。スナック菓子業界におきましても、引き続き低価格志向が続きましたが、他の業界と比較して、値ごろな価格帯とボリューム感がお客様に評価され、市場規模は堅調に推移しました。
このような環境にあって、当社グループは、引き続き、イノベーション(成長戦略)とコスト・リダクションを経営の二本柱とする事業活動を推進しました。イノベーションでは、海外事業拡大の取り組みとして、北米ではPepsiCo,Inc.(ペプシコ)グループ、中国では康師傅(カンシーフ)グループとの事業を開始しました。また、2013年7月にインドネシアではWings(ウィングス)グループとの合弁会社、2014年3月に英国では子会社を設立しました。さらにフィリピンでは、Universal Robina Corporation(ユニバーサル ロビーナ コーポレーション)との合弁会社の設立を決定しました。国内事業では、ポテト系スナックやシリアル食品の「フルグラ」が好調で、国内シェアを拡大することができました。コスト・リダクションでは、集中購買や稼働率の向上など、製造原価率の低減に努めました。

当連結会計年度の売上高は、食品製造販売事業が好調に推移したことにより、199,941百万円(前連結会計年度比11.4%増)となりました。利益面では、国内及び海外市場でのシェア拡大を図るため販売促進費を積極的に投下したことによる増収効果により、営業利益は19,717百万円(前連結会計年度比24.9%増)となりました。経常利益は、円安による為替差益772百万円の発生などにより、20,782百万円(前連結会計年度比21.3%増)となりました。当期純利益は、12,086百万円(前連結会計年度比28.0%増)となりました。

2013年3月期2014年3月期伸び率現地通貨
ベースの
伸び率
金額構成比金額構成比
国内売上高170,18894.9%184,14892.1%+8.2%+8.2%
海外売上高9,2225.1%15,7927.9%+71.2%+42.4%
合計179,411100.0%199,941100.0%+11.4%+10.0%


・事業別の状況
(食品製造販売事業)
食品製造販売事業の売上高は196,919百万円(前連結会計年度比11.3%増)となりました。
・スナック菓子
スナック菓子の売上高は、ポテト系スナックや海外事業の伸長により、173,145百万円(前連結会計年度比11.2%増)となりました。
① ポテト系スナック
「ポテトチップス」は、ベーシックシリーズ(うすしお味・コンソメパンチ・のりしお)の増量キャンペーンを実施したことや、「堅あげポテト」の期間限定品拡充、ディープカットスライスの新製品「Deepo(ディーポ)」の発売に加え、お取引各社のプライベートブランド製造受託の増加などにより、国内シェアを拡大させることができました。また「じゃがりこ」は、Lサイズの好調により売上が伸長しました。「Jagabee」は定番品が振るわず、前年を下回りました。
その結果、ポテト系スナックの売上高は111,888百万円(前連結会計年度比7.8%増)となりました。
② 小麦系スナック
小麦系スナックの売上高は、「かっぱえびせん」や「サッポロポテト」等の主力製品が堅調に推移したことにより、21,856百万円(前連結会計年度比1.9%増)となりました。
③ コーン系スナック
コーン系スナックの売上高は、アメリカ・シカゴ生まれの老舗ブランド「ギャレット ポップコーン ショップス」の売上が好調に推移したことと、主力製品である「マイク・ポップコーン」の売上伸長により、14,620百万円(前連結会計年度比10.0%増)となりました。
④ 国内その他スナック・海外スナック
国内その他スナックの売上高は「ベジップス」の伸長、海外スナックの売上高は北米や中国などの海外事業の伸長により、24,780百万円(前連結会計年度比44.6%増)となりました。
・その他食品(ベーカリー、シリアル食品)
その他食品の売上高は、シリアル食品の「フルグラ」の売上が大きく伸長し、23,773百万円(前連結会計年度比11.4%増)となりました。シリアル食品市場売上ナンバーワンの「フルグラ」は新しい朝食の形として注目を集め、急成長を続けています。

(その他)
その他の売上高は、物流事業及び販売促進ツールの売上高がともに増加し、3,021百万円(前連結会計年度比25.0%増)となりました。

なお、セグメントの業績につきましては、当社グループの報告セグメントが「食品製造販売事業」のみであることから、記載を省略しております。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、6,260百万円増加し、31,592百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは23,478百万円の純収入(前連結会計年度は17,328百万円の純収入)となりました。この主な要因は、法人税等の支払額8,352百万円の資金の減少があったものの、税金等調整前当期純利益20,536百万円、減価償却費5,960百万円、売上債権の減少額2,606百万円の資金の増加があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは17,041百万円の純支出(前連結会計年度は12,999百万円の純支出)となりました。この主な要因は、有価証券の償還による収入3,000百万円や定期預金の払戻による収入3,862百万円の資金の増加があったものの、固定資産の取得による支出6,392百万円、有価証券の取得による支出11,995百万円の資金の減少があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは383百万円の純支出(前連結会計年度は607百万円の純収入)となりました。この主な要因は、少数株主からの払込みによる収入1,603百万円の資金の増加があったものの、配当金の支払額2,314百万円の資金の減少があったことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E25303] S10026K8)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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