有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100GUY0
Sansan株式会社 事業の内容 (2019年5月期)
当社グループは、「出会いからイノベーションを生み出す」というミッションを掲げ、「クラウドソフトウェア」に「テクノロジーと人力による名刺データ化の仕組み」を組み合わせた新しい手法を軸に、名刺管理をはじめとした企業やビジネスパーソンが抱えるさまざまな課題の解決につながるサービスを展開しています。具体的には、名刺をデータ化し、人と人のつながりを情報として可視化・共有できる、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」を展開するSansan事業と、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの仕組みを取り入れ、名刺をビジネスのつながりに変える名刺アプリ「Eight」を展開するEight事業を運営しています。また、両事業共通の基盤として名刺のデータ化等はデータ統括部門であるDSOC(Data Strategy & Operation Center)が担っており、新技術の開発とデータ入力オペレーションの改善を追求し続けています。
また、当社グループの提供する「Sansan」と「Eight」は、数多くの企業やビジネスパーソンが利用するサービスとなっており、名刺管理という基本的なビジネスニーズと、そこに蓄積されるデータや情報が土台となっていることから、他のサービスやデータベースとの連携可能性が高く、ビジネスにおけるプラットフォームになり得る要件を兼ね備えているものと捉えています。したがって、ビジネス・プラットフォームとしての価値を高めていくことで、さまざまなビジネス機会にアクセスしやすいという特徴を有していると考えています。
なお、次の2事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一です。
(1)Sansan事業(主要な会社:当社、Sansan Global PTE. LTD.、Sansan Corporation)
Sansan事業では、「名刺管理から、ビジネスがはじまる」をコンセプトに、クラウド型の名刺管理サービス
「Sansan」を法人向けに展開しています。「Sansan」の活用を通じて、例えば、「名刺交換情報が社内で共有さ
れていない」、「名刺情報が持つ価値に気付けていない」といった、企業が抱える課題を解決し、企業に眠る名
刺を事業活動に使える資産に変えることで、ビジネスの「出会い」の価値を最大化することができると考えてい
ます。ユーザー企業は名刺をスキャンするだけで、名刺情報は当社グループ及び外部の情報処理パートナーの入
力オペレーター等により正確にデータ化され、クラウド型アプリケーションを通じて「AI名刺管理」を利用する
ことができます。本機能では、各社員単位での名刺管理だけではなく、組織内での名刺情報の共有も可能となり
ます。また、最新の人物情報が通知される人事異動ニュースの配信や一括メール配信機能等の幅広い顧客管理機
能を備えています。更に、これらの基本的機能に加えて、同僚とスムーズな情報共有を可能にする社内電話帳や
同僚の強みや知見を可視化する機能を備えた「同僚コラボレーション」、社内のデータベース連携や複雑な顧客
データの高度な名寄せが可能な「顧客データHub」といった機能も提供しています。
クラウド上の名刺データにはパソコンやスマートフォンから素早くアクセスが可能であり、検索機能や電話・
メッセージ機能等の活用を通じて、ビジネスパーソンに生産性向上、業務改善、コストの削減といった効果を提
供しています。また、組織内で名刺情報の共有や企業内の顧客データの名寄せ等が行えることで、ユーザー企業
のビジネス機会の創出につながる高度なマーケティング活動、顧客管理等が可能になると考えています。
ビジネスモデルとしては、ユーザー企業の全社員によるサービス利用(全社利用)を前提としたライセンスへ
の月額課金を推進しています。ユーザー企業においてデータ化される名刺の枚数を基に算出されるライセンス費
用に、オプション機能の利用料やスキャナレンタル料等が加算されたものが月額利用料となります。また、サー
ビス導入時には、紙で保管している大量の名刺のデータ化や導入支援等の付加サービスを有料で提供していま
す。
「Sansan」は、2019年5月期末時点で契約件数5,823件、名刺管理サービス市場で81.9%(注1)のシェアを獲
得しています。また、その利便性が評価され、継続的に利用されるサービスとなっており、直近12か月平均の月
次解約率(注2)は2019年5月期末時点で0.66%となっています。
(2)Eight事業(主要な会社:当社)
Eight事業では、「名刺でつながる、ビジネスのためのSNS」をコンセプトに、単なる名刺管理だけではなく、
ソーシャル・ネットワーキング・サービスの仕組みを取り入れた新しいビジネスネットワークサービスとして、名刺アプリ「Eight」を運営しています。ビジネスネットワークとしての価値を強く訴求してきた結果、手軽に
名刺管理ができるサービスとして、2019年5月期末時点で244万人のユーザー(注3)を有しています。
「Eight」の活用により、ビジネスパーソンが抱える「ビジネスの出会いを活かしきれていない」、「名刺情報に容易にアクセスできていない」といった課題を解決できると考えています。
「Eight」では、「Sansan」と同様に、名刺をスキャンするだけで、自分や交換相手の名刺情報が正確にデー
タ化されます。「Eight」では、まず利用ユーザーは自分の名刺を登録することで、ビジネスライフを通じて活
用できる自身のページが作成され、プロフィール管理が可能となります。次に、交換相手の名刺を登録すること
で名刺管理機能が活用でき、クラウド上にデータ化された全ての名刺情報には、スマートフォンやパソコンか
ら、いつでもどこでもアクセスが可能となります。また、ネットワーキング・サービスを通じてつながった相手
の情報に変更があった場合には、登録した名刺情報が自動で最新の状態に更新され、通知が届くようになりま
す。加えて、ビジネスチャットが送り合えるメッセージ機能も利用でき、ユーザー自身が持つビジネスネットワ
ークをよりスムーズに活用することが可能となります。更に、興味のある企業の情報の収集や転職活動等にも活
用できます。
ビジネスモデルとしては、プロフィール管理や名刺管理機能が無料で使用できるアプリをベースとし、一部利
用機能を拡充した個人向け有料サービス「Eightプレミアム」や「Eight」における名刺共有を企業内で可能に
するサービス「Eight 企業向けプレミアム」や「Eight」のユーザーに対して広告配信ができるサービス「Eight
Ads」、転職潜在層のユーザーにアプローチ可能な採用関連サービス「Eight Career Design」等を提供してい
ます。
(注)1.株式会社シード・プランニング「名刺管理サービスの市場とSFA/CRM関連ビジネス」(2018年11月)より引用
した2017年の金額シェアベースの値
2.既存契約の月額課金額に占める、解約に伴い減少した月額課金額の割合
3.アプリをダウンロード後、自身の名刺をプロフィールに登録した認証ユーザー数
また、当社グループの提供する「Sansan」と「Eight」は、数多くの企業やビジネスパーソンが利用するサービスとなっており、名刺管理という基本的なビジネスニーズと、そこに蓄積されるデータや情報が土台となっていることから、他のサービスやデータベースとの連携可能性が高く、ビジネスにおけるプラットフォームになり得る要件を兼ね備えているものと捉えています。したがって、ビジネス・プラットフォームとしての価値を高めていくことで、さまざまなビジネス機会にアクセスしやすいという特徴を有していると考えています。
なお、次の2事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一です。
(1)Sansan事業(主要な会社:当社、Sansan Global PTE. LTD.、Sansan Corporation)
Sansan事業では、「名刺管理から、ビジネスがはじまる」をコンセプトに、クラウド型の名刺管理サービス
「Sansan」を法人向けに展開しています。「Sansan」の活用を通じて、例えば、「名刺交換情報が社内で共有さ
れていない」、「名刺情報が持つ価値に気付けていない」といった、企業が抱える課題を解決し、企業に眠る名
刺を事業活動に使える資産に変えることで、ビジネスの「出会い」の価値を最大化することができると考えてい
ます。ユーザー企業は名刺をスキャンするだけで、名刺情報は当社グループ及び外部の情報処理パートナーの入
力オペレーター等により正確にデータ化され、クラウド型アプリケーションを通じて「AI名刺管理」を利用する
ことができます。本機能では、各社員単位での名刺管理だけではなく、組織内での名刺情報の共有も可能となり
ます。また、最新の人物情報が通知される人事異動ニュースの配信や一括メール配信機能等の幅広い顧客管理機
能を備えています。更に、これらの基本的機能に加えて、同僚とスムーズな情報共有を可能にする社内電話帳や
同僚の強みや知見を可視化する機能を備えた「同僚コラボレーション」、社内のデータベース連携や複雑な顧客
データの高度な名寄せが可能な「顧客データHub」といった機能も提供しています。
クラウド上の名刺データにはパソコンやスマートフォンから素早くアクセスが可能であり、検索機能や電話・
メッセージ機能等の活用を通じて、ビジネスパーソンに生産性向上、業務改善、コストの削減といった効果を提
供しています。また、組織内で名刺情報の共有や企業内の顧客データの名寄せ等が行えることで、ユーザー企業
のビジネス機会の創出につながる高度なマーケティング活動、顧客管理等が可能になると考えています。
ビジネスモデルとしては、ユーザー企業の全社員によるサービス利用(全社利用)を前提としたライセンスへ
の月額課金を推進しています。ユーザー企業においてデータ化される名刺の枚数を基に算出されるライセンス費
用に、オプション機能の利用料やスキャナレンタル料等が加算されたものが月額利用料となります。また、サー
ビス導入時には、紙で保管している大量の名刺のデータ化や導入支援等の付加サービスを有料で提供していま
す。
「Sansan」は、2019年5月期末時点で契約件数5,823件、名刺管理サービス市場で81.9%(注1)のシェアを獲
得しています。また、その利便性が評価され、継続的に利用されるサービスとなっており、直近12か月平均の月
次解約率(注2)は2019年5月期末時点で0.66%となっています。
(2)Eight事業(主要な会社:当社)
Eight事業では、「名刺でつながる、ビジネスのためのSNS」をコンセプトに、単なる名刺管理だけではなく、
ソーシャル・ネットワーキング・サービスの仕組みを取り入れた新しいビジネスネットワークサービスとして、名刺アプリ「Eight」を運営しています。ビジネスネットワークとしての価値を強く訴求してきた結果、手軽に
名刺管理ができるサービスとして、2019年5月期末時点で244万人のユーザー(注3)を有しています。
「Eight」の活用により、ビジネスパーソンが抱える「ビジネスの出会いを活かしきれていない」、「名刺情報に容易にアクセスできていない」といった課題を解決できると考えています。
「Eight」では、「Sansan」と同様に、名刺をスキャンするだけで、自分や交換相手の名刺情報が正確にデー
タ化されます。「Eight」では、まず利用ユーザーは自分の名刺を登録することで、ビジネスライフを通じて活
用できる自身のページが作成され、プロフィール管理が可能となります。次に、交換相手の名刺を登録すること
で名刺管理機能が活用でき、クラウド上にデータ化された全ての名刺情報には、スマートフォンやパソコンか
ら、いつでもどこでもアクセスが可能となります。また、ネットワーキング・サービスを通じてつながった相手
の情報に変更があった場合には、登録した名刺情報が自動で最新の状態に更新され、通知が届くようになりま
す。加えて、ビジネスチャットが送り合えるメッセージ機能も利用でき、ユーザー自身が持つビジネスネットワ
ークをよりスムーズに活用することが可能となります。更に、興味のある企業の情報の収集や転職活動等にも活
用できます。
ビジネスモデルとしては、プロフィール管理や名刺管理機能が無料で使用できるアプリをベースとし、一部利
用機能を拡充した個人向け有料サービス「Eightプレミアム」や「Eight」における名刺共有を企業内で可能に
するサービス「Eight 企業向けプレミアム」や「Eight」のユーザーに対して広告配信ができるサービス「Eight
Ads」、転職潜在層のユーザーにアプローチ可能な採用関連サービス「Eight Career Design」等を提供してい
ます。
(注)1.株式会社シード・プランニング「名刺管理サービスの市場とSFA/CRM関連ビジネス」(2018年11月)より引用
した2017年の金額シェアベースの値
2.既存契約の月額課金額に占める、解約に伴い減少した月額課金額の割合
3.アプリをダウンロード後、自身の名刺をプロフィールに登録した認証ユーザー数
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E34960] S100GUY0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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