有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100HNJZ
株式会社アンビスホールディングス 沿革 (2019年9月期)
当社は、介護保険法、健康保険法、及び、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(以下、「障害者総合支援法」と言います。)に基づく訪問看護事業、訪問介護事業及びこれらに付随する業務を行うため、2013年9月、三重県桑名市において株式会社アンビスとして発足いたしました。創業者の柴原慶一は、医師であり生命科学分野の研究者として約20年のキャリアを有しておりますが、研究の第一線を退いて後、医療資源の十分な供給を得ることができない「医療過疎地」での地域医療の再生に係る活動や、東日本大震災の災害復興支援活動に従事しました。その後、「新たな仕組みの提案と実践により超高齢社会が直面する医療の課題を解決したい」、「閉鎖的な医療業界を健全な競争原理が働く成長産業へと昇華させる一助になりたい」、「限られた医療財源・資源を適正化し、来るべき革新的な医療の恩恵をひとりでも多くの方に届けたい」という志のもと、同社を設立いたしました。そして、2016年10月に株式移転により株式会社アンビスホールディングスを東京都中央区八重洲に設立し、現在では株式会社アンビスを100%連結子会社とする持株会社体制に移行しております。
株式会社アンビス設立以後の企業集団に係る経緯は、表1のとおりであります。
表1 企業集団に係る経緯
本書提出日現在
年月 | 概要 |
2013年9月 | 訪問看護事業、訪問介護事業及びこれらに付随する業務を事業目的とした株式会社アンビス(資本金950万円)を三重県桑名市に設立。 |
2014年5月 | かつて医院であった病床(有床病床)を「医心館 名張」へ転換、三重県名張市に開設。構想としての在宅型の“病床”のモデル事業を開始。 |
2014年8月 | 「医心館 あま」を愛知県あま市に開設。新設の有料老人ホームを賃借し、医心館として開設した第一号モデル。 |
2015年4月 | 「医心館 名張Ⅱ」を三重県名張市に開設。 「医心館 名張」を「医心館 名張Ⅰ」へ改称。 |
2015年6月 | 医心館の管理運営、配食及び物品販売を主たる目的とした株式会社医心(100%子会社)を愛知県名古屋市西区に設立(資本金950万円)。 |
2015年12月 | 「医心館 岐阜」を岐阜県岐阜市に開設。既設の有料老人ホームを賃借し、医心館として再開設した第一号モデル。 |
2016年4月 | 「医心館 盛岡」を岩手県盛岡市に開設。医心館として建物を新設、自社保有した第一号モデル。 |
2016年5月 | 「医心館 四日市」を三重県四日市市に開設。既設のサービス付き高齢者向け住宅を賃借し、医心館として再運営した第一号モデル。 |
2016年6月 | 「医心館 本陣」を愛知県名古屋市中村区に開設。 |
2016年7月 | 「医心館 南浦和」を埼玉県さいたま市南区に開設。 |
2016年10月 | 株式移転により株式会社アンビスホールディングスを東京都中央区八重洲に設立(資本金4,000万円)。株式会社アンビスを100%子会社とする持株会社体制へ移行。 |
2017年3月 | 「医心館 横浜都筑」を神奈川県横浜市都筑区に開設。既設の有料老人ホームを事業譲受し、大規模施設(定員93名)を医心館として運営した第一号モデル。 |
2017年5月 | 株式会社医心の本店所在地を東京都中央区八重洲へ移転。 |
2017年7月 | 「医心館 浦和美園」を埼玉県さいたま市緑区に開設。 |
2017年8月 | 株式会社アンビスの本店所在地を東京都中央区八重洲へ移転。 |
2018年5月 | 「医心館 盛岡Ⅲ号館」を岩手県盛岡市に開設。医心館として建物を新設、自社保有で運営。 |
2018年6月 | 「医心館 横浜立場」を神奈川県横浜市泉区に開設。 |
2018年7月 | 「医心館 宇都宮」を栃木県宇都宮市に開設。医心館として建物を新設、自社保有で運営。 |
2018年9月 | 「医心館 盛岡」のセール&リースバック※を実施。当社における不動産流動化の第一号モデル。 |
2018年11月 | 「医心館 成増」を東京都板橋区に開設。 「医心館 新潟」を新潟県新潟市中央区に開設。医心館として建物を新設、自社保有で運営。 |
2019年3月 | 「医心館 東戸塚」を神奈川県横浜市戸塚区に開設。 |
2019年4月 | 「医心館 北浦和」を埼玉県さいたま市浦和区に開設。 |
2019年6月 | 株式会社アンビスホールディングスを存続会社として、子会社である株式会社医心(2015年6月設立)と合併。 「医心館 盛岡Ⅲ号館」のセール&リースバック※を実施。 |
2019年7月 | 「医心館 東戸塚」内において、試験的事業「重症心身障害児(者)支援」を開始。 「医心館 山形」を山形県山形市に開設。 |
2019年8月 | 「医心館 宇都宮Ⅱ」を栃木県宇都宮市に開設。 |
2019年9月 | 「医心館 武蔵浦和」を埼玉県さいたま市南区に開設。 |
2019年10月 | 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)上場。 「医心館 新横浜」を神奈川県横浜市港北区に開設。 |
2019年11月 | 「医心館 北上」を岩手県北上市に開設。 |
※ 当社が所有する建物や設備などの固定資産を貸手に売却し、貸手からその資産のリースを受ける取引
また、医心館の展開状況は、表2及び表3のとおりであります。
表2 展開状況(その1)
本書提出日現在
圏域 | 都道府県 | 施設名 | 開設年月 | 出店方法 | 定員(名) |
中京 | 三重県 | 医心館 名張Ⅰ | 2014年5月 | 賃貸 | 22 |
中京 | 愛知県 | 医心館 あま | 2014年8月 | 賃貸 | 40 |
中京 | 三重県 | 医心館 名張Ⅱ | 2015年4月 | 賃貸 | 24 |
中京 | 岐阜県 | 医心館 岐阜 | 2015年12月 | 賃貸 | 38 |
東北 | 岩手県 | 医心館 盛岡 | 2016年4月 | 自社保有※1 | 40 |
中京 | 三重県 | 医心館 四日市 | 2016年5月 | 賃貸 | 28 |
中京 | 愛知県 | 医心館 本陣 | 2016年6月 | 賃貸 | 21 |
首都 | 埼玉県 | 医心館 南浦和 | 2016年7月 | 賃貸 | 29 |
首都 | 神奈川県 | 医心館 横浜都筑 | 2017年3月 | 事業譲受 | 93 |
首都 | 埼玉県 | 医心館 浦和美園 | 2017年7月 | 賃貸 | 30 |
東北 | 岩手県 | 医心館 盛岡Ⅲ号館 | 2018年5月 | 自社保有※2 | 54 |
首都 | 神奈川県 | 医心館 横浜立場 | 2018年6月 | 賃貸 | 50 |
北関東 | 栃木県 | 医心館 宇都宮 | 2018年7月 | 自社保有 | 51 |
首都 | 東京都 | 医心館 成増 | 2018年11月 | 賃貸 | 44 |
甲信越 | 新潟県 | 医心館 新潟 | 2018年11月 | 自社保有 | 41 |
首都 | 神奈川県 | 医心館 東戸塚 | 2019年3月 | 賃貸 | 56 |
首都 | 埼玉県 | 医心館 北浦和 | 2019年4月 | 賃貸 | 43 |
東北 | 山形県 | 医心館 山形 | 2019年7月 | 賃貸 | 40 |
北関東 | 栃木県 | 医心館 宇都宮Ⅱ | 2019年8月 | 賃貸 | 42 |
首都 | 埼玉県 | 医心館 武蔵浦和 | 2019年9月 | 賃貸 | 55 |
首都 | 神奈川県 | 医心館 新横浜 | 2019年10月 | 賃貸 | 40 |
東北 | 岩手県 | 医心館 北上 | 2019年11月 | 自社保有 | 31 |
合計 | ― | ― | ― | ― | 912 |
※1 2018年9月のセール&リースバックにより不動産が流動化され、現在では賃貸案件として運営しております。
※2 2019年6月のセール&リースバックにより不動産が流動化され、現在では賃貸案件として運営しております。
表3 展開状況(その2)
本書提出日現在
表中における、●印と■印は次のことを示しております。
●都市型モデル:大都市部(首都圏等)でのドミナント戦略
・量的に大きな需要がある大都市部において、集中的な出店による事業効率性を獲得します。
・施設間の移動所要時間を30分~1時間以内で設定し、ドミナント戦略エリア内で医心館入居者
定員200~300名の集中出店を目指します。このドミナント戦略は、人員の採用及び配置、営業
活動や組織マネジメントなどで競争優位を得るものと考えております。
■地方都市モデル:閉鎖的地方都市での高シェア戦略
・市場の魅力が大都市部より劣ることから参入が躊躇されやすい地方都市において、他社に先行
して出店することでエリア支配による先駆者利益を獲得します。
・商業が一般的に成立し得、かつ在宅医療の基盤が一定程度に整備されている地方都市にスポッ
ト出店します。医療過疎地あるいはその周辺地であることが多い閉鎖的地方都市への出店は、
収益性と設立時の事業テーマとの両立(持続可能な地域医療の強化再生)を実現することを意
味しております。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E35140] S100HNJZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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