有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100L2YT (EDINETへの外部リンク)
株式会社東京通信グループ 事業の内容 (2020年12月期)
当社グループは、当社、連結子会社7社及び持分法適用会社1社で構成され、アプリ事業及び広告代理事業を主な事業として取り組んでおります。当社グループのセグメントはアプリ事業、広告代理事業及びその他で構成されております。なお、その他の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。
当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。
セグメント区分 | 事業区分 | 主要な会社 | 事業概要 |
アプリ事業 | アプリ企画戦略事業 | 当社 | 当社グループ各社のアプリの企画、開発及びパブリッシング、コンサルティング |
国内カジュアルゲームアプリ事業 | MASK合同会社 | 国内向けカジュアルゲームアプリの運用及び管理 | |
海外カジュアルゲームアプリ事業 | Babangida合同会社 | 海外向けカジュアルゲームアプリの運用及び管理 | |
ハイパーカジュアル ゲームアプリ事業 | fty合同会社 | ハイパーカジュアルゲームアプリの運用及び管理 | |
広告代理事業 | アフィリエイト 代理店事業 | 株式会社テクノロジーパートナー | 広告主と媒体のリレーション業務 |
アフィリエイト ASP事業 | 株式会社スマートプロダクト | ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)の開発、運用(アフィリエイターの管理) | |
その他 | 投資事業 | 東京通信キャピタル合同会社 | basepartners有限責任事業組合の持分の保有及び管理 |
basepartners有限責任事業組合 | BASE Partners Fund 1号投資事業有限責任組合(ファンド)の運用管理 | ||
(持分法適用関連会社) BASE Partners Fund 1号投資事業有限責任組合 | 主に高い成長率を有する未上場企業に対する投資活動 | ||
ソリューションセールス事業、その他 | 当社 | ソリューション営業、新規事業開発 |
当社グループは、インターネット広告への〝集客〟と〝効果最大化〟のノウハウに自信を持つITマーケティング企業※であり、スマートフォンアプリ及びインターネット広告を活用した事業を行っております。
※当社グループではITマーケティングを「インターネット上のツールなどを利用したマーケティング活動」と定義しております。
※1 アプリ事業では、スマートフォンアプリを活用した広告収入を得る事業を展開しております。
※2 広告代理事業では、アフィリエイト広告を中心としたインターネット広告の代理店事業を展開しております。
※3 図において使用しております用語の定義は後記「用語解説」をご参照下さい。
(1)アプリ事業
アプリ事業は、主にスマートフォン向けの無料カジュアルゲーム※4アプリを企画・開発し、アプリ内の一部スペースを広告枠として、広告を出稿したい広告主へ提供することでユーザーのクリック数等を獲得し、広告収入を得る事業を展開しております。性別を問わず、幅広い年齢層に気軽に楽しんで頂くことを重視しているため、シンプルなゲームアプリであることが最大の特徴と認識しております。
アプリを大別すると、カジュアルゲームアプリとハイパーカジュアルゲームアプリの2つに分類でき、カジュアルゲームアプリは国内外へ展開し、ハイパーカジュアルゲームアプリは海外への展開を主軸としております。なお、ハイパーカジュアルゲームアプリとは、カジュアルゲームアプリと比較して、そのゲームデザインが、よりシンプルであることが特徴であります。
当社グループは、ハイパーカジュアルゲームアプリを含めた海外での展開を強化し、実績を積み上げていくことに注力していく方針であります。現在は、米国及び中国での展開を推進しておりますが、日本の文化と異なる国や地域での展開に当たっては、その好みや特性を見極めたうえ、当社グループの強みであるマーケティング力を活かし、多種多様なゲームアプリを配信してまいります。当社グループでは、多くのユーザーが広告接触することが収益拡大の機会となることから、自社アプリのユーザーを増やすために、他社アプリ内の広告枠等へ自社アプリの広告を出稿することで、自社アプリの宣伝及び認知度の向上を行っております。トラックレコードの積み上げにより、どのような広告出稿方法がより効果的なものかの判断材料となり、また、ゲームアプリの多様化により新規ユーザーの獲得に寄与するものと考えております。
※4 カジュアルゲームとは、短時間でのプレイが可能な簡単に遊べるゲームであります。
(2)広告代理事業
広告代理事業は、主にテクノロジーを活用したアフィリエイト広告(成果報酬型広告)代理事業を展開しており、2019年12月期より運用型広告にも取り組んでおります※5。事業の特徴として、VOD(Video On Demand)※6サービスに強みを持っており、クローズドネットワーク※7を通じて、過去に実績がある等の集客力に強みを持つ有望なアフィリエイター※8を発掘しております。また、取引不正防止に重点を置く等、大手広告主との信頼関係が構築できております。当該事業の売上高は、主にアフィリエイト広告または運用型広告における獲得件数に広告主から受け取る成果報酬を乗算した売上高総額に広告原価(アフィリエイターに対する成果報酬や運用型広告費)総額を減算した数値が売上高(純額)となります。有望なアフィリエイターの発掘は新規ユーザーの獲得に、また、大手広告主との信頼関係は成果報酬に寄与することから、これらの対応は引き続き強化していく方針です。
また、広告出稿の一元管理サービスである当社グループ独自のワンタグサービス※9の提供により、国内主要ASP※10への一括出稿及び効率的な成果管理を可能なものとしております。
※5 アフィリエイト広告(成果報酬型広告)とは、インターネット広告の一つで、Webページ等の広告媒体から広告主のWebサイト等へリンクを貼り付け、閲覧者がそのリンクから広告主のサイトで商品を購入したり、サービスに登録した際に媒体運営者に成果報酬が支払われる仕組みであります。運用型広告とは、インターネット広告の一つで、リアルタイムに入札額、クリエイティブ及びターゲット等を変更または改善しながら運用する広告であります。
※6 ⅤOD(Video On Demand)とは、ユーザーが観たい時にいつでも様々なコンテンツを視聴することが可能なインターネット動画配信サービスであります。
※7 クローズドネットワークとは、インターネット上の閉鎖網であり、誰もが利用可能なオープンネットワークではなく、利用者を限定したり、拠点間のみを接続する等の広域通信ネットワークであります。
※8 アフィリエイターとは、アフィリエイト広告(成果報酬型広告)を自分のWebサイトやSNS等で紹介し、閲覧者がそのリンクから広告主のサイトで商品を購入したり、サービスに登録した際に支払われる成果報酬を得る者であります。
※9 ワンタグサービスとは、複数のASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)を一括で管理するためのシステムやサービスのことであります。
※10 ASPとは、アフィリエイトサービスプロバイダの略称であり、アフィリエイト広告(成果報酬型広告)を配信する事業者であります。広告主とアフィリエイターを仲介する役割を担っております。
(3)その他
当社グループのセグメントはアプリ事業、広告代理事業及びその他で構成されております。なお、その他の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントでありますが、投資事業、ソリューションセールス事業及び新規事業開発等に取り組んでおります。投資事業におきましては、主に持分法適用会社であるBASE Partners Fund 1号投資事業有限責任組合を通じて投資することとしており、投資対象企業は、インターネット企業であり、投資ラウンドがシード、アーリー、またはシリーズA、かつ投資規模が概ね2,000万円から5,000万円としております。BASE Partners Fund 1号投資事業有限責任組合は、当社及び連結子会社の東京通信キャピタル合同会社が無限責任組合員となる連結子会社のbasepartners有限責任事業組合及び外部有限責任事業組合の2社で運営しており、basepartners有限責任事業組合は運用資産の管理を、外部有限責任事業組合は投資先企業の発掘をそれぞれの主力業務としております。その他、事業シナジーが見込め、また将来当社グループの事業となりうる企業または事業については、当社として投資を行っていく場合があります。ソリューションセールス事業はOA機器等の販売代理を主力事業としております。
事業の系統図は、次のとおりであります。
用語解説
前掲の図において使用しております用語の定義について以下に記します。
用語 | 用語の定義 |
SEO | Search Engine Optimizationの略称。SEOとは、Webサイト運営者が行うサイト改善策の一つで、Web検索サイト(検索エンジン)で検索された際に、検索結果を上位に表示させるために様々な工夫や対策を行うことを指します。 |
IoT | Internet of Thingsの略称。IoTとは、コンピュータ等の情報・通信機器だけでなく、従来インターネットに接続されていなかった様々なモノ、住宅、車、家電製品、電子機器等に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔から計測等を行うことを指します。 |
AR | Augmented Realityの略称。ARとは、現実の環境から視覚や聴覚、触覚等の知覚に与えられる情報を、コンピュータにより拡張する技術やコンピュータにより拡張された現実環境そのものを指します。 |
VR | Virtual Realityの略称。VRとは、現物や実物ではないが、人間の感覚器官に働きかけ、本質が同じであるように感じられる環境を理工学的に作り出す技術を指します。 |
デジタルサイネージ | デジタルサイネージとは、表示と通信にデジタル技術を用いて、屋外、店頭、公共空間、交通機関等に設置された液晶ディスプレイやプロジェクタ等によって、映像や文字等の情報を発信するメディアの総称であります。 |
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E36173] S100L2YT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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