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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10021I0

有価証券報告書抜粋 株式会社イートアンドホールディングス 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

(1)重要な会計方針および見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当って、当事業年度末における資産・負債および当事業年度の収益・費用の報告数値ならびに開示に影響を与える見積りを行っております。当該見積りに際しては、過去の実績や状況に応じて、合理的と思われる要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性により、実際の結果はこれら見積りと異なる場合があります。なお、当社の財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 重要な会計方針」に記載しております。

(2)経営成績の分析
① 売上高
売上高は、前事業年度より2億53百万円増加し、200億62百万円となりました。
外食事業におきましては、従来の戦略である主要ブランド大阪王将で加盟店を中心とする店舗数の増加と並行して、既存店のメニューならびにサービスの品質向上に努めました。ラーメン業態では、太陽のトマト麺の認知度向上による新規顧客獲得を再来店促進施策のサイクルにつなげ、1店舗あたりの売上増加を図りました。その他業態では、高客単価ながら不採算の業態の整理を進めたため、売上こそ減少しましたが、選択と集中の効果により、既存店の業績改善を進めることができました。
食料品販売事業におきましては、年度前半には一般量販店での二重価格表示問題が、年度後半には冷凍食品への農薬混入事件による風評被害が、それぞれ業績の下押し要因となりました。しかし、前事業年度末にレシピのリニューアルと価格改定により商品力と利幅を改善した冷凍餃子の配荷店舗数増と1店舗当たりの配荷量増を図るとともに、内製化された冷凍水餃子を使った新メニューや、一般量販店のプライベートブランドに対し新たな付加価値をもつ製品など、新たな食の提案に努めました。

② 売上総利益
売上総利益は、前事業年度より1億96百万円増加し、71億8百万円となりました。売上総利益率は前事業年度の
34.9%より0.5ポイント上昇し、35.4%となりました。

③ 営業利益
営業利益は前事業年度より47百万円増加し、9億50百万円となりました。営業利益率は前事業年度4.6%より0.1ポイント上昇し、4.7%になっております。

④ 経常利益
経常利益は、営業利益の増加に伴い前事業年度より47百万円増加し、9億48百万円となりました。

⑤ 当期純利益
当事業年度における法人税等合計は、3億50百万円となりました。この結果、当期純利益は4億43百万円となりまし
た。

(3)経営戦略の現状と見通し
当社は、「おなかいっぱいの幸せを」をスローガンに、食生活の幅広いシーンで人々の暮らしに貢献する「総合フードサービス企業」、そして従業員を含むより多くの人々に食を通じた生活提案を行う「ライフプランニング企業」となるべく、各事業部内および各事業部間での相乗効果の最大化を図ることで成長を遂げる経営戦略を掲げております。
当社の主要ブランドである「大阪王将」は、外食事業および食料品販売事業の両事業において全国的に展開を行っており、一般消費者、加盟企業、各量販店のバイヤーなど多岐にわたって利用されております。当社は主要商品である餃子を自社工場で製造しており、外食と食料品という2つの販売チャネルをうまく活用し、販売機会の拡大を図るとともに、さらなる売上の増加を目指しております。製造から販売まで一環して手がけることでお客様に安心・満足していただく商品を提供し、生活文化全般の向上に貢献できる企業として、企業価値を高めてまいります。

(4)資本の財源および資金の流動性についての分析
① 資産、負債および純資産の状況
(資産の部)
当事業年度末の総資産の残高は、前事業年度末より5億78百万円(前事業年度比5.8%)増加し、104億98百万円となりました。
流動資産は、前事業年度末より2億63百万円(前事業年度比5.1%)増加し、54億54百万円となりました。主な要因は、現金及び預金、商品及び製品の増加ならびに売掛金の減少によるものであります。
固定資産は、前事業年度末より3億14百万円(前事業年度比6.6%)増加し、50億43百万円となりました。主な要因は、関東工場での野菜加工庫の増床工事による建物の増加、 EAT&INTERNATIONAL( H.K.) CO.,LIMITED、 Osaka Ohsho(Thailand)Company Limitedへの増資による関係会社株式の増加によるものであります。

(負債の部)
当事業年度末の負債の残高は、前事業年度末より6億80百万円(前事業年度比10.0%)減少し、61億3百万円となりました。
流動負債は、前事業年度末より4億82百万円(前事業年度比9.0%)減少し、48億93百万円となりました。主な要因は、買掛金、未払金の減少によるものであります。
固定負債は、前事業年度末より1億98百万円(前事業年度比14.1%)減少し、12億10百万円となりました。主な要因は、長期借入金の減少によるものであります。
なお、借入金の残高は、前事業年度末より22百万円増加し、11億26百万円となりました。

(純資産の部)
当事業年度末の純資産の残高は、前事業年度末より12億58百万円(前事業年度比40.2%)増加し、43億94百万円となりました。主な要因は、新株式発行による資本金、資本準備金の増加、当期純利益4億43百万円の計上によるものであります。
この結果、自己資本比率は41.8%(前事業年度末31.5%)となりました。

② キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載しております。

③ 資金の流動性に関する情報
当社は、事業活動に必要な資金の流動性の維持と十分な確保を基本とし、運転資金の効率的な管理により、事業活動における資本効率の最適化を目指しております。
資金は、資本市場からの資金調達および金融機関からの借入等を必要に応じて行うことで、流動性の確保および財務体質の向上を図っております。

(5)経営者の問題認識と今後の方針について
当社の収益基盤である「大阪王将」ブランドの外食事業および食料品販売事業につきまして、消費者ニーズの動向によっては、今後も高い成長を続けられる保証はないと認識しております。このような状況下、当社は選択と集中を進め、消費者の選別に耐えうる商品・サービスを開発・提供し続けなければならないと考えております。
今後につきましても、各事業部内および各事業部間での相乗効果の最大化と全従業員の経営参画意識向上により業務効率化や付加価値向上に努め、継続的に発展することで生み出される余力を株主・従業員・会社組織に適正に配分しつつ、収益構造およびその基盤となる商品およびサービスを創造・改善することで、広く消費者の食生活を支える企業を目指してまいります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E25551] S10021I0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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