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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002KYM

有価証券報告書抜粋 株式会社スリー・ディー・マトリックス 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年4月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等


当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。文中における将来に関する事項は、提出日現在において、当社グループが判断したものであります。

(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択、適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。

(2) 財政状態の分析
当連結会計年度末における総資産は、4,120,969 千円(前連結会計年度末比1,100,531千円増加)となりました。
流動資産につきましては、3,592,625千円(同1,108,645千円増加)となりました。これは主に、前渡金の減少135,655千円があるものの、現金及び預金の増加607,171千円及びたな卸資産の増加528,693千円によるものです。
固定資産につきましては、528,343千円(同8,113千円減少)となりました。これは主に、無形固定資産である特許権の増加11,753千円及び投資その他の資産である長期前払費用の増加19,808千円があるものの、無形固定資産であるのれんの減少70,000千円によるものです。
負債につきましては、987,617千円(同32,805千円増加)となりました。これは主に、固定負債に含まれるリース債務の減少13,456千円があるものの、流動負債に含まれる未払金の増加43,941千円によるものです。
純資産の部につきましては、3,133,352千円(同1,067,726千円増加)となりました。これは主に、当期純損失による利益剰余金の減少1,525,374千円はあるものの、公募増資等による資本金の増加1,199,357千円及び資本剰余金の増加1,199,260千円によるものです。

(3) 経営成績の分析
当連結会計年度の事業収益は107,161千円(前連結会計年度比75,148千円の増加)となりました。これは主に、研究開発事業収益が100,772千円(同68,772千円の増加)となったことによるものです。
事業費用につきましては1,625,562千円(同594,430千円の増加)となりました。これは主に、支払報酬の増加により研究開発費が203,456千円増加し、また、役員報酬及び支払報酬の増加により販売費及び一般管理費が387,790千円増加したことによるものです。
営業損益につきましては、1,518,401千円の営業損失(前連結会計年度は営業損失999,119千円)となりました。これは主に事業費用594,430千円の増加によるものであります。
経常損益につきましては、1,523,867千円の経常損失(前連結会計年度は経常損失977,511千円)、当期純損益につきましては1,525,374千円の当期純損失(前連結会計年度は当期純損失978,331千円)となりました。

(4) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については「第2事業の状況1業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、MITより自己組織化ペプチド技術にかかる特許実施権の許諾を受け、同技術を用いた開発パイプラインの拡充、製品化への研究開発、事業化戦略の立案等の企画機能に特化する戦略を取っています。
中期的に重要な影響を与える要因は第1パイプラインである吸収性局所止血材製品の各国での上市及び製品販売であります。当社グループの事業収益は、止血材製品の開発に係るマイルストーンペイメント及び止血材製品売上が高い比重を占めます。一方で、欧州においては、2014年1月にCEマーキングの指令適合についての認証を取得したことにより上市いたしましたが、日本においては製造販売承認申請中であり、米国においては臨床試験の開始準備中であります。従いまして、止血材製品の各国での上市に至る開発状況及び販売状況が、当社グループの損益に大きな影響を及ぼすこととなります。


(6) 経営戦略の現状と見通し
当社グループは、医療分野において、自己組織化ペプチド技術を用いた医療機器を始めとする様々な医療製品の開発を行っており、主なパイプラインとして外科分野における吸収性局所止血材・粘膜隆起材・血管塞栓材、再生医療分野における歯槽骨再建材・創傷治癒材を医療機器として研究開発を進めております。
当社グループは、欧州においてCEマーキングの指令適合についての認証を取得し、欧州における有力施設や有力なドクターへの製品提供のために製品製造を開始しております。また、同時に欧州における販売パートナーとの独占販売権許諾契約締結に向けて複数社との交渉を進めております。今後は、CEマーキングを活用して、CEマーキングを適用している地域での製品登録及び販売パートナーとの独占販売権許諾契約の締結を進める予定です。
当社は、国内においては特に吸収性局所止血材の臨床試験を終了し製造販売承認申請を行っておりますが、本製造販売承認の取得によりマイルストーンペイメントを確保し、上市による製品販売を開始していく予定であります。また、米国、中国においては各国内での臨床試験の開始に向け準備を進めております。
また、新分野での医療製品候補の探索や基礎研究を行い、既存パイプラインの進展、新パイプラインの拡充、ライセンスアウトの模索に向けた研究開発が企業価値を高めるコア要素と考えており、経営資源を投入してまいります。安定的な利益確保時期は、第1パイプラインである吸収性局所止血材の上市を契機とする製品販売の事業収益が計上され、当該収益が研究開発費等の事業費用を超える時期と見込んでおります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E25884] S1002KYM)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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