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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001OTU

有価証券報告書抜粋 株式会社イーブックイニシアティブジャパン 業績等の概要 (2014年1月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当事業年度における我が国経済は、各種政策の効果により円安、株高が進行し、企業収益や家計所得が増加し、景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、新興国経済の成長鈍化に伴う海外の景気の影響や消費税増税に伴う駆け込み需要等による反動などが見込まれています。
出版業界においては、2013年の書籍・雑誌の推定販売額は前年比3.3%減の1兆6,823億円となり、9年連続の減少となりました。その内訳は書籍が2.0%減の7,851億円、雑誌が4.4%減の8,972億円となりました(出所:社団法人全国出版協会・出版科学研究所「出版月報」2014年1月号)。電子書籍市場は2012年度(2013年3月期)で729億円となり前年度に比べて15.9%増加しました(出所:株式会社インプレスメディア「電子書籍ビジネス調査報告書2013」)。
電子書籍を閲覧するモバイル端末においては、2013年度通期(2013年4月~2014年3月)においてスマートフォンの出荷台数は2,750万台(前年度比7.5%減)、タブレット端末760万台(前年度比33.8%増)と予測されており、スマートフォン、タブレット端末ともに2014年度以降も徐々に拡大していくと予測されています(出所:株式会社MM総研調べ)。
このような環境下、当社においては国内での事業基盤を強固にし当社サービスの認知度の向上に努めました。これらの結果、当事業年度の売上高は、4,155,243千円(前年比36.5%増)、経常利益427,494千円(前年比4.1%減)、当期純利益253,462千円(前年比1.1%増)となりました。

セグメントごとの業績は次のとおりであります。
i)電子書籍配信
当事業年度は、①マンガの盤石化、②マンガ以外の加速、③価格競争への対応、④新刊同時発売、⑤使いやすさ改良、⑥新規購入者獲得、を主要施策に掲げて取り組みました。マンガにおいては、主要出版社との基本契約の締結が完了し著作権者との間で契約の基盤が整備されました。同時にマンガにおいては作品の販売のみならず、作品を紹介し読書の楽しさを伝えるために著名人や編集者によるおすすめのコーナーを充実させました。マンガ以外のジャンルでは、雑誌、ビジネス書、小説、ライトノベルなどの取り扱いを大幅に増加させ、ユーザーの裾野の拡大に努めました。結果として、2014年1月末時点ではコミック90,710点、総合図書80,280点、その他8,850点の合計179,840点となりました。
サービスにおいては、従来のダウンロード方式に加えて前事業年度に開始した専用ソフトウェアなしで閲覧できるブラウザビューアをテキスト以外の全作品に広げ利用者の利便性を高めました。これにより、利用者は専用ソフトと書籍をダウンロードする手間が省け、気になる書籍をすぐに簡単に閲覧できるようになりました。また、同サービスにより人気作品を期間限定で無料公開させるなど、キャンペーンの幅が広がりました。
新規会員の獲得の施策としては、台湾のAcerやASUSなどの端末メーカーと協業し、当社のeBook図書券をタブレット端末に同梱し、端末購入者に対して当社サービスの利用促進を図りました。そのほか、株式会社ローソンのPontaポイントを当社eBook図書券に交換する取り組みや各種キャンペーンを実施しました。
以上の結果から、電子書籍配信事業の売上高は、3,857,574千円(前年比34.0%増)となりました。
ⅱ)電子書籍提供
電子書籍提供においては、パートナーサイトにおけるキャンペーンの実施により、売上高は173,855千円(前年比34.1%増)となりました。
ⅲ)その他
その他の事業としては、eBook図書券の販売、航空機内向けサービス、出版社のプロモーション支援等により、売上高は合計で123,813千円(前年比247.1%増)となりました。


(2)キャッシュ・フローの状況

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ805,004千円増加し、2,209,586千円となりました。
また、当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得た資金は320,852千円(前事業年度は516,612千円の収入)となりました。主な資金増加要因としては売上の伸長による税引前当期純利益の計上427,494千円及び仕入債務の増加額181,846千円によるものであります。これに対して主な資金減少要因としては、売上債権の増加額が117,335千円、法人税等の支払額244,938千円によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果使用した資金は118,483千円(前事業年度は81,118千円の支出)となりました。これは主にブックリーダー、オーサリングソフトの機能追加に伴う開発で無形固定資産の取得による支出が58,916千円、サーバーの増強に伴う有形固定資産の取得による支出が33,361千円、敷金の預入による支出が20,826千円発生したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動により得た資金は、602,636千円(前事業年度は45,980千円の収入)となりました。これは主に東京証券取引所市場第一部上場に伴う公募増資及び第三者割当増資によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E25888] S1001OTU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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