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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1003WI7

有価証券報告書抜粋 ベルグアース株式会社 業績等の概要 (2014年10月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当事業年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和により円安・株高が進み、輸出型企業や大企業を中心に業績は回復してきたものの、消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動減や円安に伴う輸入品の価格上昇等により、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
当社の属する農業分野におきましても、農家の高齢化及び後継者不足、人口減少に伴う国内市場の縮小、TPP交渉の長期化等、依然として厳しい状況が続いております。また、2014年2月には関東甲信地域に記録的な大雪が降り、ビニールハウス等の農業施設が倒壊するなどの甚大な雪害が発生いたしました。
一方で、農業の6次産業化の推進、農産物の輸出拡大、大企業や異業種による農業生産法人設立や植物工場への参入等、農業分野への注目度は上昇傾向にあります。
このような状況のもと、当社は、更なる企業価値向上のため、生産能力及び生産性向上を目的とした設備投資に加え、人材や研究開発部門への投資を積極的に進めてまいりました。
この結果、当事業年度の売上高は4,028,011千円と前事業年度と比べ217,812千円(5.7%)の増収となりました。損益面におきましては、農場の拡張や売上高の増加に伴う生産費用の増加に加え、人材や研究開発活動への投資により人件費等が増加した結果、営業利益は118,362千円と前事業年度と比べ80,954千円(40.6%)の減益となりましたが、補助金収入の増加等により、経常利益は262,523千円と前事業年度と比べ39,846千円(17.9%)の増益、当期純利益は168,011千円と前事業年度と比べ27,723千円(19.8%)の増益となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高が含まれております。
(野菜苗生産販売事業)
当事業部門におきましては、「茨城農場」の拡張工事(約8,000㎡)に加え、「本社農場」の品質向上及び生産性向上のための新型設備への改築工事(約4,200㎡)を実施するなど、引き続き生産能力を高めてまいりました。また、これらの設備投資に加え、今後の農場拡大及び海外展開に備えるための人材や新商品開発及び品質向上のための技術や研究開発活動への投資を積極的に実施し、更なる企業価値向上に向けて進めてまいりました。
外部要因といたしましては、九州を中心にトマト苗の需要が昨年に続き拡大したものの、2月に発生した雪害により当社の最大のマーケットである関東地区においてキュウリ苗等の需要が一時的に縮小いたしました。また、主要な原材料である種子の単価上昇や配送コストの上昇などコスト面でも厳しい状況が続いております。
この結果、当事業年度の売上高は3,728,796千円と前事業年度と比べ211,816千円(6.0%)の増収、セグメント利益(営業利益)は435,318千円と前事業年度と比べ55,042千円(11.2%)の減益となりました。

品目分類別の売上高は次のとおりであります。
品目分類売上高 (千円)前期比 (%)
トマト苗1,724,686112.8
キュウリ苗1,034,60297.1
ナス苗375,952103.7
スイカ苗205,178100.2
メロン苗130,230105.9
ピーマン類苗 (注)85,238101.4
その他苗172,907117.2
合 計3,728,796106.0

(注) ピーマン類として、ピーマン・パプリカ・シシトウ・トウガラシをまとめて表示しています。


規格分類別の売上高は次のとおりであります。
規格分類売上高 (千円)前期比 (%)
ポット苗(7.5㎝~15㎝)1,939,031105.9
当社オリジナル(アースストレート苗、ヌードメイク苗、e苗シリーズ、ウイルスガード苗等)1,101,841101.7
セル苗(288穴~72穴)671,912112.9
その他苗16,010223.5
合 計3,728,796106.0

(注) ポット苗は、ポリエチレンのポット(ポリ鉢)で育苗した一般的な苗であり、ポットのサイズが大きくなると苗のサイズも大きくなります。セル苗は、小さな穴が連結した容器(セルトレー)で育苗した苗であり、穴数が増えると苗のサイズが小さくなります。

納品地域分類別の売上高は次のとおりであります。
納品地域分類売上高 (千円)前期比 (%)
北海道・東北443,410114.3
関東1,242,305100.3
中部・甲信越・北陸609,695104.8
近畿・中国516,563101.6
四国370,412102.4
九州・沖縄546,408124.6
合 計3,728,796106.0


(流通事業)
資材部門におきましては、家庭園芸向けの培養土の推進、営利農家向けの機能性肥料の販売を強化した結果、売上高は79,308千円と前事業年度と比べ10,266千円(14.9%)の増収となりました。
農産物部門におきましては、新たな取り組みとして、鹿児島県及び宮崎県の生産者との青果物の生産及び販売や自社農場の閑散期を利用した青果物の生産等に挑戦し、特徴のある青果物の流通及び原価率の改善に注力いたしましたが、売上高は55,282千円と前事業年度と比べ5,566千円(9.1%)の減収となりました。
コンビニ事業の売上高は169,563千円と前事業年度と比べ6,236千円(3.8%)の増収となりました。
この結果、当事業年度における流通事業全体の売上高は304,154千円と前事業年度と比べ10,935千円(3.7%)の増収、セグメント利益(営業利益)は21,208千円の損失(前事業年度は28,001千円の損失)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前事業年度末と比べ14,198千円(5.2%)増加の288,550千円ととなりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、285,653千円と前事業年度と比べ収入が2,858千円(1.0%)の増加となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、△383,356千円と前事業年度と比べ支出が187,824千円(96.1%)の増加となりました。支出が増加した主な要因は、茨城農場の拡張及び本社農場の改築等に伴い、有形固定資産の取得による支出が増加したこと等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、111,936千円と前事業年度と比べ収入が91,893千円(458.5%)の増加となりました。収入が増加した主な要因は、長期借入れによる収入の増加等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E25969] S1003WI7)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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