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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10021PI

有価証券報告書抜粋 コタ株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社の研究開発活動は時代とともに変化する市場ニーズに適合し、環境、人体、頭髪に優しい高品質の製品開発に重点を置いております。社内に設置している製品開発委員会において市場動向、価格、原料、品質、コンセプト等を検討し、その結果を受けながら研究部の各製品部門の開発チームにおいて開発を進める体制をとっております。
現在、研究開発は、製品開発、製品評価、基礎研究、薬事の構成で運営しております。
セグメントごとの研究開発内容は、以下のとおりであります。

(製品開発)
① 整髪料
(イ)コタスタイリング ベース
コタスタイリング ベースは、「浸透ケア」をコンセプトに、植物のエッセンスとコタのヘアケアテクノロジーを融合させ、持続性の高いダメージ補修を毛髪に与えることのできる、洗い流さないトリートメントを開発いたしました。
様々な髪質や仕上り感を表現できるよう、4アイテム(コタスタイリング ベース B1、コタスタイリング ベース B3、コタスタイリング ベース B5、コタスタイリング ベース B7)をラインナップとして構成しております。
特徴としては、保水性の高い植物エッセンス(シーバックソーンベリーオイルや、フコイダン、亜麻仁油)の配合、そして保水性を高める為の当社独自のナノ化補修成分(4Sユニット、ケラミドロール)を開発し、持続性を高めることを実現致しました。
② その他のセグメント
時代背景を考慮し、お客様のご要望にお応えできる製品開発を、基礎研究成果を使用して取り組んでおります。

(基礎研究)

現在の基礎研究の重点課題は以下の5点であり、外部研究機関、大学の協力を得ながら研究を行っております。
① 有効成分のナノ粒子化による育毛効果及び毛髪内部への影響
② mRNA活性の解析による育毛効果の評価法
③ 3D皮膚モデルを用いた安全性評価方法の確立
④ 遺伝子解析(rDNA)による化粧品汚染菌の同定と効果的防腐処方の開発
⑤ 品質工学を用いた、毛束への安定したヘアカラーの染色方法の確立
基礎研究の重点課題①・②は、有効成分のナノ粒子化という新たなアプローチにより、どの程度の育毛効果が得られるかを研究しており、将来的な育毛剤開発に有効につながる基礎研究として捉え、中長期テーマとして継続研究しております。
③につきましては、昨今、企業が製品の安全性を確認する為に行う動物実験などが問題視されております。当社は創業当初から動物実験は行っておりませんでしたが、一方では昨今の加水分解コムギ末に端を発した皮膚アレルギー問題など、お客様に安全性の高い製品を提供することも求められております。
そこで、人工的に人間の表皮を再現した皮膚細胞モデルを使用した安全性確認試験法を確立することにより、安全性の高い製品開発につながると考え、これも中長期的テーマとして基礎研究を行っております。
④につきましては、化粧品を汚染させ品質劣化を起こす微生物がどのような菌であるか遺伝子解析を用いて同定することにより、その菌を最小限の防腐剤で効率よく抑制できる防腐処方を開発する目的で基礎研究を行っております。
また新たに⑤のテーマを設定し、これまでであれば担当者によってバラつきの出やすかった毛束へのヘアカラーの染色を、品質工学を用いて染色方法の安定化を図ることにより、製造されたヘアカラー剤の品質評価をよりバラつきが少なく、正確に行うことが可能となり、評価方法として確立することが可能となりました。

当社は各セグメントに属する研究開発活動を同一の部署及び設備において実施しているため、セグメントごとに研究開発費を把握することが困難であります。
なお、当事業年度に支出した研究開発費の総額は230百万円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01059] S10021PI)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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