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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002EXN

有価証券報告書抜粋 株式会社エムアップホールディングス 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当事業年度における我が国の経済は、金融及び財政政策による景気回復への期待が広がる中、企業収益の改善やそれに伴う雇用・所得環境の好転が見られるなど、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、先行きについては、消費税増税の反動による個人消費への影響や、海外景気の下振れ懸念が残り、なお不透明な状況にあります。
当社を取り巻くインターネット関連市場につきましては、スマートフォンやタブレット端末の利用が拡大し、また、高速モバイル通信の普及等に伴うインターネットの利用環境の整備が進むなど、今後も安定的な成長が期待されております。
モバイルコンテンツ分野につきましては、2014年3月末におけるスマートフォン契約数が5,734万件、携帯電話端末全体に占める割合が47.0%に達するなど、利用者を増加させております(出所:MM総研)。スマートフォンの利用増加に伴い、2012年のモバイルコンテンツ市場においても、フィーチャーフォン市場が4,793億円(前年同期比26.7%減)となる一方で、スマートフォン市場は3,717億円(前年同期比361.2%増)と急拡大しており、スマートフォンの位置付けはより重要性を増しております(出所:総務省)。
eコマース市場につきましては、2012年の市場規模が9兆5,130億円(前年同期比12.5%増)、商取引全体に対するEC化率も0.28ポイント増加し3.11%となり、インターネットの高い普及率を背景に、市場は堅調に成長しております(出所:経済産業省)。今後についても、モバイルコンテンツ市場と同様に、スマートフォンが牽引役となり、時間や場所を選ばずに利用できるスマートフォンの特性によって、ユーザー層や利用機会が拡大していくことが予想されます。
このような外部環境の中、当社は、アーティストやタレント、キャラクターまでを幅広く取り扱い、ファンクラブサイトを軸に音楽配信やしゃべってキャラといった多岐にわたるデジタルコンテンツから、eコマースに至るまでを複合的に展開するという強みを活かし、サイトや事業間でのシナジー効果を発揮させることのできる事業体制の構築に努めてまいりました。
事業の基盤となる有料会員につきましては、流行が予想されるコンテンツのいち早い発掘と獲得、新規サイトの開設に注力し、その拡大を図ってまいりました。利用が拡大するスマートフォンへ向けた取り組みといたしましては、スマートフォン向けの新規コンテンツサービスを今後の当社の重要な月額会員制サイトと位置づけ、キャラクターを中心としたコンテンツを積極的に投入し、有料会員数の獲得を進めてまいりました。
音楽映像商品の直販事業につきましては、当社が携帯及びPCコンテンツ配信事業でファンクラブサイトを展開するアーティストに加えて、大手レコード会社との提携による販売サイト運営管理を行うことにより、取り扱うアーティスト及び商品の拡充を図ってまいりました。
また、2013年9月には株式会社ゆるキャラとの間で、ゆるキャラグランプリの運営管理、ゆるキャラを使用した各種デジタルコンテンツの配信、並びにゆるキャラ関連商品のeコマースサイト運営に関する業務提携を行い、これまでにはない新たなビジネス領域を開拓いたしました。
以上の結果、当事業年度における売上高は3,537百万円(前年同期比8.2%減)、営業利益は467百万円(前年同期比17.8%減)、経常利益は426百万円(前年同期比26.8%減)、当期純利益は266百万円(前年同期比23.5%減)となりました。
なお、当期期中より、連結財務諸表非作成会社となったため、前事業年度対比は行っておりません。(以下、「(2)キャッシュ・フロー」、「2 生産、受注及び販売の状況」及び「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」においても同じ。)


セグメントごとの概要は、以下のとおりであります。

①携帯コンテンツ配信事業
携帯コンテンツ配信事業につきましては、アーティストやタレントの新規ファンクラブサイトの開設や、ゆるキャラやアニメといったキャラクターの積極的な獲得とコンテンツ制作、しゃべってコンシェルなどスマートフォン向けコンテンツサービスを中心に配信することで、事業の基盤となる有料会員の獲得を進めてまいりました。また、キャリアの提供するスマートフォン向け月額使い放題サービスである、「スゴ得コンテンツ」や「スマートパス」へも参入し、利用者ランキングの上位を獲得するなど、新規会員獲得のための間口も拡大することができました。
スマートフォン向けコンテンツサービスの充実に加えて、従来からのフィーチャーフォン向け公式サイト会員のスマートフォンへの移行も進んだことから、会員数はスマートフォンがフィーチャーフォンを上回ることとなりました。
一方で、フィーチャーフォン向け公式サイトでは、着うたなどの音楽配信を中心に利用者の減少が見られました。
以上の結果、当事業年度における携帯コンテンツ配信事業の売上高は2,740百万円、セグメント利益は639百万円となりました。

②PCコンテンツ配信事業
PCコンテンツ配信事業につきましては、アーティストやタレント等の有料ファンクラブサイトにおいて、パッケージ商品やコンサートチケットの先行販売などを実施し、会員の維持、拡大を推進してまいりました。また、スポーツ選手等のオフィシャルサイトを受託制作するなど、他の事業セグメントも含め、将来の新たな収益の獲得と拡大に繋がることを見据えた事業展開を行ってまいりました。
以上の結果、当事業年度におけるPCコンテンツ配信事業の売上高は200百万円、セグメント利益は14百万円となりました。

③eコマース事業
eコマース事業につきましては、CD、DVD及びブルーレイといった音楽映像商品や、アーティストグッズを中心に販売を行ってまいりました。
音楽映像商品につきましては、アーティストのファンクラブサイト等を通じた直販と、大手レコード会社との提携によるレコード会社の公式販売サイトの運営管理の両面から、事業を展開し、サイト限定やオリジナル商品の取り扱い、購入特典の付与によって、認知度の向上と利用促進を図ってまいりました。
また、これまでは主に当社の買取による販売を行っていたアーティストグッズについて、取り扱う商品が増加してきたため、販売方法を買取から委託へと切り替えることによって、より在庫リスクを抑えた販売方法へと転換してまいりました。
加えて、全国各地のゆるキャラに関連する、ぬいぐるみやステーショナリーグッズといった商品を販売する「ゆるキャランド」や、韓流商品専門のオンラインショップ「韓流★通」など、携帯コンテンツ配信事業とのシナジー効果も見込むことができる販売サイトを開設し、音楽映像商品以外の分野での事業領域の拡大に努めてまいりました。
以上の結果、当事業年度におけるeコマース事業の売上高は596百万円、セグメント利益は142百万円となりました。


(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物は876百万円となりました。

各キャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは765百万円となりました。
収入の主な内訳は、税引前当期純利益452百万円であり、支出の主な内訳は,法人税等の支払額224百万円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは△323百万円であり、収入の主な内訳は投資有価証券の売却1,134百万円であり、支出の主な内訳は投資有価証券の取得△1,388百万円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは100百万円であり、収入の内訳は新株予約権の行使に伴う新株発行収入43百万円、支出の主な内訳は配当金の支払額△104百万円であります。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E26332] S1002EXN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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