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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002XTS

有価証券報告書抜粋 五洋食品産業株式会社 業績等の概要 (2014年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当事業年度におけるわが国経済は、政府の継続した金融緩和をはじめとする経済成長戦略への期待感から、円安や株高が継続し、輸出企業を中心として景気は緩やかな回復傾向にある一方、原材料価格の高騰や、消費増税が与える実態経済への影響など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
食品業界におきましても、景気回復への期待感が高まる中、全体的には依然として消費者の低価格志向、節約志向が残り、個人消費に与える影響は限定的であり、一方で円安の影響を受けた原材料費が不安定な状況で推移し、物流運賃が上昇傾向にあるなど厳しい状況が続いております。
このような経営環境の中で、当社は「小回りの利いた『企画開発~生産~供給』の一貫した高品質なサービスをお客様にスピーディーに供給する」という経営方針のもと、お客様目線での商品開発に取り組んでまいりました。
とりわけ、当社の事業は需要の季節変動が大きく、毎年夏場にあたる第1四半期の売上高が最も低調になる一方で、第3四半期の12月が最需要期にあたり、売上高が平常月の約2倍になるという特徴があります。このため、売上高は下半期に偏重する傾向があります。当社としましては、この季節変動に対応すべく、期初から販売戦略上の管理単位を再定義し、顧客の要求事項を満たす商品分類とコンセプトに合致する商品開発体制を整える取組みを継続して行ってまいりました。
具体的には、販売戦略上の管理単位を、「飲食店等(プロ)向け業務用スイーツ事業(以下、業務用チャネル)」、「宅配向けスイーツ事業(以下、宅配用チャネル)」、「小売市場向けスイーツ事業(以下、小売用チャネル)」及び「海外向けスイーツ事業(以下、輸出用チャネル)」と定義いたしました。
第1四半期会計期間では、8月に猛暑日が続いた影響で、アイスクリームなどの競合商品に需要がシフトしてしまい苦戦いたしましたが、売上高は257,958千円(前年同期は254,499千円、対前年同期比3,459千円増加(1.4%増))となり、僅かながら増収となりました。
第2四半期会計期間では、業務用チャネルにおいて、大手外食チェーンの全国店舗でメニューに採用されるなど大型の案件を獲得することができ、これが当事業年度を通じて売上高を牽引いたしました。この結果、売上高は351,599千円(前年同期は282,774千円、対前年同期比68,825千円増加(24.3%増))となり大幅な増収となりました。
第3四半期会計期間でも売上高は順調に推移し384,618千円(前年同期は352,732千円、対前年同期比31,885千円増加(9.0%増))となりました。宅配用チャネルにおいてクリスマスで需要の一部取りこぼしがあったものの、2013年12月の売上高が187,350千円(前年同月は180,871千円、対前年同月比6,478千円(3.6%増))となり12月の売上高としては過去最高額を計上いたしました。
第4四半期会計期間の売上高は340,178千円(前年同期は297,683千円、対前年同期比42,494千円増加(14.3%増))となり、引き続き好調に推移いたしました。加えて、次年度以降につながる活動にも取組み、宅配・小売用チャネル向け製品として、イタリア料理研究家小崎陽一氏((株)I.GRECO 代表取締役、イタリアレストラン「クッチーナ・ジャンニ」及び料理教室を運営)と共同で付加価値商品を企画開発し、2014年4月に「ジャンニの麻布チーズケーキ」(http://azabu-gianni.com)を発売いたしました。また、小売用チャネルにおいてもGMS(総合スーパーなどのゼネラルマーチャンダイジングストア)などで売場が創設されるなど、面の広がりに合わせた採用を獲得することができました。さらに、輸出用チャネルではアメリカ、香港向けの輸出に続き、タイへの輸出も開始いたしました。タイへの展開については、現地の大手ベーカリー製品、菓子製造企業並びに国内商社との間で販売提携の合意に至り販売を開始するとともに、周辺のアジア諸国の市場にも展開してまいります。
以上の取組みにより、当事業年度の売上高は1,334,355千円(前年同期は売上高1,187,691千円、前年同期比146,664千円増加(12.3%増))、営業損失は7,826千円(前年同期は営業損失141,561千円、前年同期比133,735千円の改善)、経常損失は42,093千円(前年同期は経常損失163,735千円、前年同期比121,641千円の改善)、当期純損失は37,566千円(前年同期は当期純損失154,274千円、前年同期比116,708千円の改善)となり、EBITDAは47,939千円(前年同期は△9,122千円、前年同期比57,062千円の改善)、EBITDAマージンは3.6%(前年同期は△0.8%、4.4ポイントの改善)となりました。
※EBITDA=営業利益+減価償却費等の非現金支出費用
※EBITDAマージン=EBITDA÷売上高

なお、当社は冷凍洋菓子事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して95,083千円増加し、115,473千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は122,805千円(前年同期は84,051千円の使用)となりました。これは主に、税引前当期純損失36,998千円を計上したことのほか、貸倒引当金の減少75,508千円、減価償却費50,553千円、仕入債務の増加77,971千円及びたな卸資産の減少61,890千円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は30,295千円(前年同期は11,188千円の使用)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出601千円、同払戻による収入34,318千円、有形固定資産の取得による支出3,497千円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は58,016千円(前年同期は15,803千円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金の純減少額38,334千円、長期借入れによる収入145,000千円、長期借入金の返済による支出220,414千円及び社債の発行による収入63,832千円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E26570] S1002XTS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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