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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100281D

有価証券報告書抜粋 バンドー化学株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、2013年度から2022年度までの中長期経営計画“Breakthroughs for the future”(未来への躍進)の第1ステージの初年度として、10年後のありたい姿を目指し、5つの指針のもと、経営目標の達成に積極的に取り組んでまいりました。指針2の「製品の進化」においては、グローバル各地域の市場ニーズにマッチした「市場最適仕様」製品の開発を促進、お客様の「環境負荷低減・高効率・コンパクト化・機能複合化」に貢献する製品を連続的に生み出し育てていくことを目指しております(Incremental Innovation:持続的イノベーション)。また、指針4の「新事業の創出」においては、重点市場に向けてエラストマー・樹脂の配合・分散・複合化のコア技術に磨きをかけ、これに新技術を融合させて練り上げた「尖った技術」をベースに新製品の創出と新市場開拓を進め、次代の新事業の柱として育成することを目指しております(Radical Innovation:破壊的イノベーション)。なお、新製品のキーワードは「環境・省エネ・高機能」、重点市場はオプトエレクトロニクス・交通/自動車・エネルギー、ロボット、重点分野はパワーエレクトロニクス・印刷エレクトロニクス・福祉/介護、としております。これらの指針に基づき、研究開発は、R&Dセンター・ものづくりセンター(当連結会計年度末人員144名)および伝動技術研究所(同人員77名)を中心に取り組んでおり、当連結会計年度における全体の改良開発を含む開発・研究に35億9千万円を投入いたしました。
セグメント別の研究開発活動とその成果は次のとおりであります。

[ベルト事業]
ベルト事業では、伝動技術研究所を中心として、伝動ベルトおよび伝動システム製品に関する研究開発に取り組んでおります。2013年11月には鉄道車両用難燃性ゴム床材「バンドーバンライト®」の新ラインナップとして、「バンドーバンライト®EZ-Stick®(イージースティック)」の販売を開始いたしました。この製品は、ゴム床材の裏面に粘着剤が塗布されており、床材の施工時における有機溶剤系接着剤の使用が不要となるため、環境にやさしく、施工時間を短縮できる製品として、お客様から高い評価を受けており、多くの引き合いをいただいております。また、2014年1月には、当社が開発した平ベルト駆動システム「HFDsystem®:ハイパーフラットドライブシステム」の高い省エネルギー性能が評価され、一般財団法人省エネルギーセンターが主催する2013年度「省エネ大賞」(製品・ビジネスモデル部門)において、「資源エネルギー庁長官賞」を受賞いたしました。これを機に、さらなる販売拡大を図ってまいります。

[エラストマー製品事業]
エラストマー製品事業では、2013年6月にフロアサイン「STOP SHEET®(ストップシート)」を開発いたしました。この製品は、印刷層に装飾表示用フイルム「バンドーグランメッセ®」を採用しているため、フルカラーで自由なデザインの印刷が可能であるほか、消防法に定められた防炎性能基準を満たす「防炎物品」の認定を取得していることから、金融機関や医療機関など多くのお客様から高い評価と引き合いをいただいております。また、2014年3月には、精密研磨フィルム「TOPX®(トップエックス)」の新ラインナップとして、光通信コネクタの仕上げ研磨に用いる精密研磨フィルム「TOPX® S035」の販売を開始いたしました。この製品は、低い研磨荷重でも研削力の維持・向上が可能であり、光通信コネクタ製造時における加工時間の短縮や品質の安定を図ることができる製品として、多くのお客様から引き合いをいただいており、さらなる販売拡大に注力してまいります。

[その他事業]
その他事業では、2014年3月に低温(120℃)焼成型金属ナノ粒子製品「FlowMetal®(フローメタル)」の技術を応用し、室温焼成型銀ナノ粒子インクおよび低温焼成型銀ナノ粒子接合材を開発いたしました。室温焼成型銀ナノ粒子インクでは、室温で乾燥させるだけで導電性が得られるため、顧客は焼成設備が不要となり、加熱することなく電子回路を作製することが可能となります。また、低温焼成型銀ナノ粒子接合材は、金すずはんだの融点より低い250℃の加熱で半導体素子を基板上に接合することが可能で、接合後は融点が上がり再溶融しない特長を持ち、優れた耐熱性を得ることができることから、多くのお客様から高い評価をいただいております。

なお、改良開発を中心とした開発・研究として、ベルト事業に18億9千4百万円、エラストマー製品事業に5億5千3百万円を投資した他、新規新製品の「研究開発費」として11億4千2百万円を投入しております。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01092] S100281D)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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