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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001IWC

有価証券報告書抜粋 住友ゴム工業株式会社 業績等の概要 (2013年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

(百万円)当期前期対前期増減率(%)
売上高780,608710,2469.9
タイヤ事業681,099619,36110.0
スポーツ事業66,26061,3458.0
産業品他事業33,24829,53912.6
営業利益77,05569,72210.5
タイヤ事業69,85063,08910.7
スポーツ事業3,9914,464▲10.6
産業品他事業3,2042,13949.8
経常利益74,58167,35110.7
当期純利益44,79435,45126.4

為替レートの前提
1米ドル当たり98円80円18円
1ユーロ当たり130円103円27円

当期の世界経済は、米国では緩やかな景気回復が持続しており、欧州では依然として弱さもありますが持ち直しの兆しが見られるようになりました。アジアを中心とする新興諸国においては、国・地域によってばらつきはありますが、総じて安定的な経済成長が続き、世界経済全体で景気回復に底堅さが増してきました。
わが国経済につきましても、個人消費や設備投資が堅調に推移し、円安傾向の持続によって企業収益が改善するなど、景気の緩やかな回復が見られました。
当社グループを取り巻く情勢につきましては、天然ゴム相場が引き続き低位で安定的に推移したことに加えて、為替の円安による輸出環境の改善がありましたが、主にタイヤ海外市販市場において競合他社との競争が激化し、厳しい状況で推移しました。
このような情勢のもと、当社グループは、2020年を目標年度とする長期ビジョン「VISION 2020」の実現に向けて、低燃費タイヤなどの高付加価値商品の更なる拡販を推進するほか、新市場・新分野に積極的に挑戦し、グループを挙げて事業の成長と収益力の向上を目指して様々な対策に取り組みました。
この結果、当社グループの連結売上高は780,608百万円(前期比9.9%増)、連結営業利益は77,055百万円(前期比10.5%増)、連結経常利益は74,581百万円(前期比10.7%増)、連結当期純利益は44,794百万円(前期比26.4%増)と増収増益を達成しました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。
① タイヤ事業
タイヤ事業の売上高は、681,099百万円(前期比10.0%増)、営業利益は69,850百万円(前期比10.7%増)となりました。
国内市販用タイヤは、ダンロップブランドでは、「エナセーブ」ブランドなどの低燃費タイヤで販売本数が4年連続No.1(※1)となったほか、スタッドレスタイヤの「ウインター・マックス」も好調に販売を伸ばすなど、拡販と販売構成の改善に努めました。グッドイヤーブランドでは、四季を通じて安定した走行を可能にするオールシーズンタイヤ「ベクター・フォーシーズンズ」などの拡販を進めました。これらの結果、国内市販用タイヤの売上高は前期を上回りました。
国内新車用タイヤは、低燃費タイヤをはじめとする高付加価値商品の拡販に努めましたが、自動車生産台数がエコカー補助金終了による国内向け生産の減少や海外への生産移管により前期を下回ったため、売上高は前期を下回りました。
海外市販用タイヤは、中国やロシアなどの新興諸国を中心に競争が激化しましたが、ブラジルなどの新たな市場における拡販や、為替の円安効果もあって売上高は前期を上回りました。
海外新車用タイヤは、中国、インドネシアなどでの自動車生産の拡大に対応して販売数量を伸ばしたことにより、売上高は前期を上回りました。
以上の結果、タイヤ事業の売上高は前期を上回りました。
※1.株式会社日本能率協会総合研究所調べによる全国カー用品量販店上位2社での販売本数

② スポーツ事業
スポーツ事業の売上高は、66,260百万円(前期比8.0%増)、営業利益は3,991百万円(前期比10.6%減)となりました。
ゴルフ市場は、国内では好天に恵まれ、ゴルフ場入場者数が前年を上回り、比較的堅調に推移しましたが、海外では世界最大の北米市場において、悪天候の影響でゴルフ場入場者数が減少し、東南アジア諸国でも停滞感が広がるなど、厳しい状況で推移しました。
このようななか、国内においては、主力のゴルフクラブ「ゼクシオ セブン」が発売2年目にもかかわらず好評を博し、12月には「ゼクシオ エイト」を発売し、好調なスタートを切りました。ゴルフボールでは、2月に飛びとスピンコントロール性能を進化させた「スリクソン Z-STAR」の新製品を発売、3月には新開発の革新的な非円形ディンプルにより、まっすぐ力強い高弾道と大きな飛距離を実現する「ゼクシオ エックスディーエアロ」を発売するなど、拡販に注力しました。これらの結果、ゴルフクラブ、ゴルフボールともに店頭販売シェアはNo.1(※2)となりました。
また、ブランド価値と製品への信頼向上のため、松山英樹選手をはじめとする有力選手と用品使用契約を結び、ゴルフの日本ツアーでは総合契約プロの松山英樹選手と森田理香子選手がそれぞれ賞金王、賞金女王となり、ゴルフブランドの認知度向上に貢献しました。
海外においては、アジア地域で「ゼクシオ セブン」の拡販を行いました。また、欧米では「クリーブランドゴルフ」のウエッジクラブ新商品や「スリクソン」のゴルフボールを中心に積極的な販売活動を進めました。
以上の結果、スポーツ事業の売上高は前期を上回りました。
※2.株式会社矢野経済研究所調べによる金額シェア

③ 産業品他事業
産業品他事業の売上高は、33,248百万円(前期比12.6%増)、営業利益は3,204百万円(前期比49.8%増)となりました。
建物の揺れを低減する戸建て住宅用制震ダンパー「ミライエ」では、2×4工法用の「ミライエ・ツーバイフォー」や、リフォーム用の「ミライエ・リフォーム」を発売するなど、バリエーションの拡充を図りました。医療用ゴム栓やプリンター・コピー機用精密ゴム部品なども、順調に販売を伸ばしました。
以上の結果、産業品他事業の売上高は前期を上回りました。

なお、セグメント利益は連結損益計算書の営業利益に対応しております。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ9,128百万円(同27.8%増)増加し、当連結会計年度末には42,004百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動における資金の増加は、77,011百万円(前連結会計年度比368百万円の収入増加)となりました。
これは主として、税金等調整前当期純利益74,021百万円の計上、減価償却費43,278百万円の計上、売上債権の増加20,366百万円及びたな卸資産の減少10,539百万円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、68,274百万円(前連結会計年度比6,107百万円の支出増加)となりました。
これは主として、有形固定資産の取得による支出54,650百万円、無形固定資産の取得による支出5,806百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出5,735百万円及び関係会社株式の取得による支出3,493百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、5,824百万円(前連結会計年度比10,010百万円の支出減少)となりました。
これは主として、短期借入金、社債及び長期借入金の純額で8,000百万円の資金調達を行いましたが、配当金の支払9,181百万円及び少数株主への配当金の支払3,264百万円を行ったためであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01110] S1001IWC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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